社会は変えられる。
そう実感させてくれた,そんな瞬間だった。
9.12江戸川陸上競技場に舞い降りた奇跡。
そんな奇跡を誰が想定した?
掛け値なしに学生達だけで地域リーグに伝説を創った。
平坦な道ではなかったと思う。
何度も何度も私に怒鳴られ,社会の厳しい現実や要求に直面しながら,良く耐え,前を向き,大きく手を振り続けた。
もうお前らに言うことは何もない。
本当によくやった。
これでしゃんしゃんとして終わってもいいのだが・・・
言いたいことがまだ一つだけあるわ。
お前らの取り組みをしっかり記録に残そう。
3300という記憶は,3300人の記憶には残るかもしれない。
しかし,それをもっともっと多くの人に知ってもらい,そしてサッカー界の現実を変える一歩にしないかい?
10月1日には,諸君のこの半年の正確かつ精緻な活動録の提示を期待する。
いいかい,23FCが夢を見続けるのなら,我々もその夢に付き合ってやろうじゃないか。
だったら,今回の取り組みで終わりではなく,次に引き継ごう。
来年以降の成否を握るのは,「10.1」にあるといっても過言ではないぞ。
この活動をどう終わらせるか,そいつも大事な大事なことだ。
正直に言おう。
この世はクソにまみれている。
それが現実だ。
バラ色の社会を語る奴には気をつけろ。
はっきり言ってそんなのまやかしだ。
いっそ死んじまった方がよっぽど楽なんじゃないかと思えるような,そんなことも長いこと生きてりゃ一再ではないはずだ。
諸君が出ようとしている社会とはそんなもんだ。
しかし・・・そんなクソまみれな社会も変わるんだよ。
諸君次第で。
だったら,その可能性にかけて,前つんのめりで行こう。
死ぬときゃ,たとえ泥にまみえても,クソにまみれても,その先の光景を夢見て,前つんのめりで倒れりゃいい。
前つんのめりで,手と足を大きく振り,あがき続ける・・・
そんな姿が美しい。
そんな人間が美しい。
そんな人間がいるからこそ・・・クソみたいな世の中でも生きていける。
君らはそう思わないか?
闘わない奴はそれを笑えばいい。
何とも思わん。
クソにまみれて,気づかぬままクソになっていればいい。
我々は決してクソにはならない。
変えるんだよ,鱗を傷つけながら,それでも前へ前へと進みながら。
闘う君の詩を闘わない奴は笑うだろ。
冷たい水の中を震えながら登っていけ。
「ファイト」より
https://www.youtube.com/watch?v=50tWH_94f-M
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