2010年12月24日金曜日

この一週間

先週の土曜日には,横浜国立大学と青山学院大学との合同ゼミがあった。
青学開催ということで,ついでにということで,表参道ヒルズとやらでの家内の高い買い物に付き合わされてしまった。
合同ゼミ自体は,3年生からすると学ぶところが多かったのではないかと思う。プレゼンする人間は,そのプレゼンの内容に全責任を負うものであり,特に用語の意味について質問されて答えられないのは,非常に恥ずかしいことである。普段,仲間内のゼミでは,相手の気持ちに配慮しすぎてできないような質問を受けてみて,いかに自分たちに足りないところが多いか気づいたであろう。

水曜日は年内最後のゼミということもあり,忘年会を開いた。
うちのゼミが時々使う,雀やウズラの焼き鳥を食べさせてくれる,地図に出てないような,ひなびた山の上にある,囲炉裏端で炭焼きで頂くことのできる店に行った。3年生は初めての学生が多かったので,雀の悲しい姿に驚き,囲炉裏を囲んで飲む雰囲気に感嘆していた。しかし,最後の麦とろは,なぜあんなにおいしいのだろう。

2010年12月17日金曜日

成功と失敗の帰属

今日の日経新聞のスポーツ欄の三浦知良のコラム。
彼は語る。
J2の最終戦における1得点の活躍は,人が言うように「カズは『持っている』から」ではない。
そのために普段の練習の時から,それを練習と思わず本番さながらの真剣さで取り組み,努力してきたからだ。
こうも言う。
1998年のワールドカップでメンバーから外されたのは,今思えば,自分の努力が足りず,実力が足りなかったからだ。自分のせいであり,当時の岡田監督は当然の判断を下したまでだ,と。

彼は,成功も失敗も,その原因を自己の普段の努力に帰属させている。
もし,失敗の原因を自分の能力に帰属させていしまえば,もって生まれた能力は変わらないので,次もまた失敗するのではないかという予期につながる。失敗の予期は次の取り組みを阻害する。やっても無駄だ,となる。
しかし,普段の努力の不足が原因ならば,その不足を埋めることができれば,次は成功するのではないかと予期することができる。やればできるという肯定的な自己評価につながる。だからこそ,必至に努力する。そして,成長する。
もし,失敗の原因を,己の内部の要因にではなく外部の要因,たとえば岡田監督に求めてしまえば,悪いのは監督であって自分ではない,となる。これでは努力につながらない,自己変革につながらない。

やはり一流と呼ばれる人は,経験から体得した「持論」を持っている。そしてそれは,原因帰属理論や自己効力理論といった心理学上の知見と完全に整合している。

大学の教員は,授業がうまくいかない,学生が授業中に寝る,私語をする,話しを聞かない,といった理由を,学生の資質に求めがちだ。しかし,果たしてそうか。考えてみる必要がある。自分に原因はないだろうか。

私は授業中の私語を決して許さない。粛とした場で授業は行われる。
しかし,授業中寝ている学生を叱ったりはあまりしない。
それを見ると,自分が学生の興味を引く授業ができていないからだと考える。
そして,授業運営の改善に闘志を燃やす。
しかし,思う。
その火はいつまでも燃やし続けることができるのだろうか,と。
もし,できなくなったとき,私は…。

2010年12月13日月曜日

嬉しかったこと

既に書いたが,先週の土曜日は,とても嬉しく,そして楽しいひと時を過ごした。
専門ゼミ以外の卒業生のグループと飲むのは初めてであった。
昔のベーシック演習の受講者たちで,実にその8割近くと会うことができた。
卒業後3年ぶりの者もいたし,ベーシック演習の最後の授業以来6年ぶりの者もいたが,皆昔のままで,少し予習はしていったが,名前と顔がすぐに一致した。
少々美化されている感はあったが,ゼミは良かったと言ってくれた。楽しかったとも。

ベーシック演習のエントリーの際に,皆が書いた志望届を読み上げ,誰のものか当てるといった遊びをしたが,ほとんどの人が当てられなかった。人は変わるし,変われるし,そしてそれが人なんだね。
それから1年生の時に作ったプレゼンファイルを皆に見せると,一様にその拙さを恥ずかしがり,しかし同時に,今の自分の成長を確認しているかのようだった。

私も本当に楽しく,時がたつのを忘れた。
早朝に畑作業をして,それから1時間半ほど息子のサッカーの練習に付き合い,それから学会のリサーチセミナーに院生と一緒に参加し,そして帰り際に古本屋街を散策し,それから院生とちょっと一杯ひっかけた後だったが,新宿駅終電ぎりぎり(最後の路線は終電間に合わず)まで,あっという間だった。

喜多君,小関君,戸端君,木村君,古田君,武山君,谷村さん,山内君,山本君,高張さん,そして春山君。来年,温泉に行こうって話に最後になったけど,楽しみにしています。
最後に古川君!連絡しろよ!!待ってるよ。

2010年12月9日木曜日

カブの味噌汁

今朝,カブの初収穫を行った。
早速,味噌汁に入れていただいた。少し土の香りがして,味は濃く,染みいる感じがした。
そして納豆を食べた。薬味のネギは,やはり前日収穫した九条ネギ。
とても豊かな食事に囲まれ,一日に向かう活力がふつふつと湧いてきた。
ところで,ブロッコリーの収穫数はすでに35株に及んでいる。まだまだ来春まで収穫できるので,100株は超えそうだ。これもまた,とてもおいしく,近所に配って評判でもあり,孝行な野菜である。

ところで,今週の月曜日に,都心で講演会があり,行ってきた。少し悩んだが,行って良かった。
守島先生,金井先生,若林先生,竹内先生といったメンバーが報告し,それをめぐって討論が行われた。以下,感想と個人的に印象に残ったご発言。

金井先生のレジュメは「深い」。

若林先生のご発言「行動パターンの真似はできても,行動パターンの共有の真似はなかなかできない」「組織には,変わらない組織,変わることのできる組織,そして変わりすぎる組織がある」。

竹内先生のご発言「メタ理論の実証は多いが,プロセス理論の実証は少ない」。

守島先生のご発言「XとYの関係の実証だけでは,学問として不十分」。

2010年12月8日水曜日

2004年度ベーシック演習

今週の土曜日に実に楽しみな会がある。
2004年度ベーシック演習の学生だった皆との会食である。
私は2005年4月から2007年3月までアメリカに行っていたため,2004年度にベーシック演習を受講していた1年生が,4年生になったときに帰国したことになる。その時も,2年ぶりということで,何人かの学生たちと飲み,さらには彼ら彼女らの卒業式の日にも飲んだ。
とにかく個性のある子が多く,いろいろな意味で面白かった。
1年生で私に向かってくる学生もいたし,刺激的であった。
そういう意味で,今の学生たちには少々物足りなさを感じる面もある。

土曜日には,彼らのベーシック演習入ゼミのときの志願書と,そして授業中に彼らの彼女らの書いたレジュメを持っていこう。そして,成長した自分たちの姿を実感してもらおう。

2010年12月6日月曜日

演習論文大会

先週の土曜日に,課題演習の2年生の4グループが演習論文大会に出場した。
2年生としては頑張ったと思うが,久保ゼミの3年生のグループに奨励賞はさらわれた。
昨年,渡辺ゼミの3年生がいただいた賞だっただけに,残念ではあった。
しかし,本当に良くやったと思う。審査員の先生方からも,お褒めの言葉を頂戴した。

正直言って,3年生3グループと2年生4グループを,1年間通じて指導することの大変さは,想定以上であった。しかし,大会後のゼミ連主催の懇親会や,その後の2次会などで,2年生とゆっくり話し,一様に充実した風の顔を見ると,その甲斐もあったかな,と思えた。
今週末には,来年度の課題演習の合格者たちの初ミーティングがある。また,新しい戦いが始まる。
どう彼ら彼女らに,この気持ちを伝えよう…。

2010年12月1日水曜日

今日から12月・・・そして

いい天気だ。
ホウレンソウの芽は,そろそろ力強く空を目指し始めた。
土が凍る季節だけれども,新しい芽との出会いはそこかしこにある。

今日,来年度の専門演習の新しいゼミ生を迎える新歓コンパがある。
名簿をつらつら見ていると,それぞれの来年の活躍が想像され,楽しく,嬉しく,そして期待に胸が躍る。どう成長させてやろう,と意気込みが増す。うちのゼミに入ったことを後悔はさせまい,そう思う。

また,12月10日には,来年度の課題演習の新ゼミ生との初ミーティングがある。彼ら彼女らには,研究の面白さを伝えたい。ある程度拙くても一応,実証研究の一巡を身につけてもらい,そして上級学年での研究につなげてもらいたい。

2010年11月25日木曜日

2010年11月24日水曜日

選抜の連続…とか

本日,演習Ⅰ(3年生)の二次募集の面接。13名,2時間半ほどかかる。
金曜日,課題演習(2年生)の面接。39名,5時間ほどかかる。
とか
今週は12/4の卒業論文大会への出場を目指し,2年生の統計演習が大詰めで大変。
とか
実験室実験のデザインで,良いタスクが見つかったのはいいのだけれども,細かい詰めを進める時間がない。こっちも鋭意取り組まなければ。
でも,ちょっと風邪気味。

2010年11月17日水曜日

美しいもの

年をとってくると,世の中の「美しいもの」が見えなくなってくる。
そこに,すぐ眼の前のそこにあるのに,それが見えない,気づかない。
とても哀しいことだ。それはとっても寂しいことだ。

誠意を示し,それがゆえに望みが断たれる。
そして放たれる心からの若いほとばしり。
その美しさに気づいたのは,それからしばらく後。
ふと足もとに目をやると,そこに残された心の欠片。
なぜ私はそれに気づいたのだろう。
なぜ,無味乾燥な机の下に目など向けたのだろう。
少し身構え,何かに戦いを挑むかのように,常に上を向いて生きてきたはずではなかったか。
私の心に残っている何かが,そのかすかな訴えに耳を傾けたのか。
ほっとした。何かがじんわりと広がった。
私は動かなければなるまい。
若い誠意に応えなければ…,きっと。

秋深まる

深まる秋,この季節,学生の成果発表の季節です。
11月20日には,3年生の学内6ゼミの研究発表会。
12月4日には,2年生の卒業論文大会における1~3年生によるプレゼン部門。
12月18日には,3年生の他大学(青学,横国,中大)3ゼミの研究発表会。

今は,2年生の4つグループの統計演習が随時行われている。
今週は,月曜日の1限と火曜日の5・6限に,それぞれ別のグループの統計演習をすでに実施。
これから金曜日の4限,6・7限,場合によっては土曜日も実施する予定。
2年生でありながら,3年生を越える研究を彼ら彼女らは志向している。
なんとかそれに応え,3年生になってからの本格的な研究に向けてのホップになれば,と思う。

ところで,今月末にかけて,新たな2年生(課題演習)のゼミの選抜が始まる。
出会いが楽しみである。
彼ら彼女らの望みに応えることのできる,そういった存在であり続けたい。

2010年11月11日木曜日

専門ゼミの面接

昨日,専門ゼミの面接があった。
例年より応募してきた学生の数は少なかったが,質は相対的に優れていたと思う。
彼ら彼女らとの来年からのゼミが,とても楽しみになってきました。

ところで,なにやら,うちのゼミについての事実無根の風評があるらしい。
「渡辺ゼミに入ると,ゼミ以外のことがまったくできなくなる」とされているらしい。

学生がゼミに求めるものと「渡辺ゼミ」なるものが,マッチングする人に入ゼミしてもらいたいとの願望から,私も私のゼミ生も,ゼミの現状(論文大会直前は特に忙しくなること,合宿が年2回あること,春休みや夏休みにも1回ぐらいゼミがあること)については,嘘偽りなく事実通りの話しをしてきたつもりですが,上記の風評のような事実はまったくないので,困惑しています。
実際,現3・4年生も,サッカーのサークルの部長をしたり,会計系のサークルの役員をしたり,オールラウンドや野球,その他のサークル活動を続けているものがほとんどですし,税理士試験のために専門学校に通っているものもいます。学園祭のシーズンになれば,そのためのバンドの練習や,豚の角煮の屋台の準備に追われるものもいます。結構真剣にビリヤードの大会に出ているものもいます。
海外旅行にも行き,インターンやバイトをしているものも多いです。
むしろ,ゼミ以外の活動において視野を広げることを勧めています。私も学生時代に,バックパッカーでしたし,海外で人生観が鍛えられました。

とはいえ,そのような風評がある中で,一次募集に応募してきてくれた子は根性があることは間違いないですね。彼ら彼女らの期待にこたえることができるよう,私は来年も頑張りますよ!!

2010年11月9日火曜日

天気が良いので

昨日,姫路・加古川出張から帰ってきた。
お忙しい中,貴重な時間を割いていただける企業の方には,いつも感謝の念にたえない。
ところで,出張後,姫路城をのぞいたら,天守閣を改修中で,柵やネットで覆われており,よく見えずに残念だった。世界遺産にも登録された,とても美しい城ですよね,姫路城は。

ぶらりと姫路の街を歩いたら,汗をかくほどよい天気で,そんな天気が最近続いていますね。
ブロッコリーが良く育って,毎日おいしく頂くことができます。感謝感謝。

2010年11月2日火曜日

アメーバ経営

昨日,大阪日帰り出張に行ってきた。
従業員1,000名程度の中堅企業の社長にヒアリング調査するためである。
同社は今年の8月にアメーバ経営の運用を始めたばかりの会社である。
いろいろと導入の経緯や導入初期のご苦労などをお聞きしたが,印象的であったのは「アメーバ経営は手法ではなく,考え・思いである」,「アメーバ経営は理念と管理会計が車の両輪であると言われるが,まず理念が先行しなければならないと思う」というご発言であった。
同社の工場は比較的保守的な風土であるとされるので,アメーバ経営の導入に伴い,今後どのような変化が生じるのであろう。興味深く見守っていきたいと思う。

2010年10月29日金曜日

卒論経過報告

おとといは,3年生がお疲れ休みだったので,4年生のゼミを久しぶりにロングランでやった。
久しぶりに6時間に及ぶゼミをして,4年生も疲れ気味のようであったが,その後の飲み会は楽しかった。

4年生だけと飲んだのは久しぶりのような気がする。
いろいろと話をしながら,彼ら彼女らとの残された短い期間を思い,時の早さとその切なさを感じていた。残り数カ月の中で,皆と一緒に立派な卒論を仕上げさせてやりたい,そう強く思った。

2010年10月24日日曜日

学内大会の結果

ジャポニカンは会計部門で優勝。
NTKは社会問題部門で優勝。
おとめんずは,残念ながら経営部門で入賞を逃した。しかし,今までで最も良いプレゼンの出来だったという。彼らは他者からのフィードバックからではなく,自己の内的基準によって,自分たちの振る舞いを評価できるようになった,ということである。私の心の中では,全グループ,優勝である。

昨日は久しぶりに朝までつきあった。
皆一様に,このゼミに入ってよかった,と言ってくれた。
私も,諸君とともに研究してこれて,心からよかったと思う。
ゼミが完全に一つになった瞬間であった。
教員として冥利に尽きる。

2010年10月21日木曜日

昨日のゼミ

昨日は,学内プレゼン大会前の最後のゼミの授業があった。
3つのグループともに,ゼミにおける最終の調整のため,本番さながらの模擬プレゼンを行った。
思わず目頭が熱くなった。
よくぞここまで来たものだ,と思った。
この水準ならば,会計部門,経営部門,社会問題部門の3冠を狙うことも不可能ではない。
グループ設立当初は,どうなるものかと不安に感じたことは一再にとどまらない。
人は成長する,それもきっかけさえ与えれば急速に。
それを体感させてくれた学年である。
あとは臆せず凛として本番に臨め!
そして戦いの後はがっつし飲もう!
しばしの休息の後は,再び顔をあげ,次の戦いに向かおう!

2010年10月20日水曜日

曇り空に思う

やっと科学研究費補助金の申請書づくりが終了。
締切ぎりぎり。
よし,これで論文執筆を再開できる。
レフリージャーナルの投稿が目的。

ところで昨日,原価計算論の授業において,学生が3限に開催された某ゼミのゼミ訪問の出席証明書をもってきた。ゼミ訪問って5・6限あるいは昼休み限定じゃなかったっけ?
だからこそ,わがゼミは正式にはゼミ訪問はその時間に設定し,3・4限については出席証明書を出さなかったんだけれど。ちょっと釈然としない。

2010年10月16日土曜日

今日で少しは楽に…

今日は…
午前たまった雑務を片付ける。
午後は科研費の申請書類を完成させる。
晩は会計士兼小説家の友人の出版記念記念パーティのため渋谷へ(遠くて行くのがおっくう)。

3年生の学内プレゼン大会の準備が一応,一段落し,来週以降,少し楽になる。
少しは研究に時間は振り向けることができるだろう。
しかし,11月は,今度は2年生のプレゼン大会準備が待っている。
学際期間あたりが,集中して研究できる貴重な時となろう。

2010年10月13日水曜日

ゼミ訪問日

今日の午後は,来年度演習Ⅰを履修する2年生に,3・4年生のゼミを公開する日である。
特に変わったことはせず,普段通りのゼミをするだけである。
昨年は,非常に激しい議論をゼミ公開で開陳し,「この議論を見て入ゼミしたのなら腹がすわっている学生だな」と思ったものだが,実際にそうだった。

現3年生は,学内大会のプレゼンファイルの提出期限(10/13,まさに本日!)が迫っていることもあり,先週の土曜日と今週の月曜日の午後から晩まで,たっぷり私の時間をかっさらっていってくれた。
正直,私にも疲れがあるが,全グループに優勝してもらいたいものである。それは後からついてくるものとはいえ,彼ら彼女らはそれに値するだけの努力をし,成果を上げつつあると,ひいき目ではあるが,思う。私が一緒に付き合った時間だけでもおそらく数十時間,彼ら自身がこの研究にあてた時間は軽く百時間は超えるだろう。
まだまだ戦い半ばであり,感傷的になるには早いが,私は正直,彼ら彼女らを誇りに思う。

2010年10月8日金曜日

学生の企業調査

今日,3年生のゼミ生が,私の知り合いが社長をしている会社を訪問する。
従業員の皆さまに質問票にお答えいただいてデータを入手し,彼ら彼女らの構築した分析モデルを検証せんがためである。
きっと彼ら彼女らにとって貴重な体験となるであろう。
最初はまともな研究ができるだろうかと一番心配した研究グループであったが,今では3つのグループの中で最も内容的に先行しているグループになっている。うさぎと亀を思い出したよ。
他のグループも負けないように頑張れ!
学内プレゼン大会はもうすぐだ!

2010年10月7日木曜日

大根の芽

今朝,起床し,2階の寝室のベランダから家の前の菜園をのぞくと,大根の発芽が確認できた。
急いで着替えて行くと,結構しっかりした芽がたくさん出ていた。
すがすがしい雲ひとつない朝。
水をやり,害虫を駆除をして,気分よく大学に自転車で向かう。

今日は会議だらけだけど,午前中は少し時間がある。
科学研究費補助金の申請書づくりをしなければ。
それと「企業経営と会計」のレジュメがまだ終わっていない。
外部での講演のレジュメの督促がきた。
書きかけの論文が,デスクトップ上でクリックされないで悲しそうにしている。
書きかけの×××にいたっては,おそらく1ヵ月程度触れらていない。
ほんと,秋は時間がない…。

最大の原因は,ゼミの3年生のプレゼン大会の準備へのお付き合い。しかし,それを通じて,みるみる彼らが成長していくのが分かるんですよね。そういった姿に接するのは,成長する野菜を見るがごとく,ほんとに嬉しいし,楽しい。
出版社の編集の人には,教育もたいがいにせい,と叱られることもあるが,趣味みたいなものだから,性分だとあきらめている。その代り,時間の使い方を工夫して,良い研究成果や良い社会還元をしなければね。

2010年10月6日水曜日

カブの芽

3日前の日曜日にカブと大根の種をまいた。
今朝5:30に起床し,菜園をのぞくと,すでにカブが小さな芽を出していた。
小さな命の息吹きが感じられた。

ブロッコリーは順調に育ち,今月下旬には収穫できそうだ。
ナスはちょっと元気がない。なぜだろう?
ネギはスピードは遅いが,着実に大きくなっている。

3年生の研究はすでに芽はでているが,なかなか大きく育つところまで行っていないような気がする。外形的には整ってきているが,心構えというか精神性というか,その辺の内面の部分がまだまだ。

今週末から来週にかけて2年生がゼミに関する相談に訪れることが多くなる。すでにアポイントがいくつか入っているし,昨日の授業も何人か参観していたようだ。まだ芽も出していない,ゆえに何がどのように育つか分からないけれども可能性に満ちた,そんなシーズたちとの出会いがもうすぐだ。
毎年のこの時期は,その出会いにわくわくする,そんな期待と若干の不安が交錯する日々である。

2010年10月1日金曜日

インナー大会

明後日3日にインナー大会がある。
10月第1週と,比較的早い時期の開催なので,例年うちのゼミは準備に苦戦する。
今年も直前の1週間は,ほとんど皆がほとんど徹夜状態のようだ。
水曜日には,私もぶっ続けで10時間ほど統計分析に付き合った。
彼らもだいぶまいっているようだが,これによって彼ら彼女らが「一皮」むければ,と思う。

インナー終了後は,来年度のゼミ生募集が佳境に向かうのでいろいろ雑事があるが,10月23日の学内大会での,今年は全グループ入賞(優勝?)を目指して邁進することになる。
この時期は,毎年,あまりに激しすぎて,冬以降は少しバーンアウト(燃え尽き症候群)みたいになってしまうほどである。

ところで,そろそろ来年度のゼミ募集に関連して,研究室にたずねてくる2年生がちらほら出始めた。
2年生たちも,ゼミ公開日に3年生の研究成果を聞くことになるだろうが,きっとその内容の高度さにびっくりすることであろう。

2010年9月29日水曜日

統計分析など

本日の午後は4年生のゼミをつぶして,3年生の実証権のための統計分析の演習を行う。
各グループ2時間半ずつ,計7時間半におよぶ長丁場。
彼ら彼女らの仮説は,はたして支持されるのであろうか。
そもそも,十分なサンプルが得られたのであろうか。

ところで,そろそろゼミに関する相談者が研究室に来るようになってきた。
これから学生対応がますます忙しくなる。

ぜんぜん関係ないけど,昨晩,BSで「荒野の7人」が放映されていた。
つい全部見てしまった。何度も見たことあるのに。
ユル・ブリンナーが渋すぎる。

2010年9月26日日曜日

日曜日だけど…

すがすがしい天気。
朝を起きて,息子のサッカーの練習に付き合う。
その後,ブロッコリーの害虫駆除と,菜園と庭の水やり。
今日は家族が実家に帰り,その近くのお祭りに参加するというので,大学で仕事をすることに。


今日の予定。
たまっている雑務(授業日誌,ウェブの更新,研究費執行項目の記録など)をさっと片付ける。
「企業経営と会計」のレジュメの作成。
余裕があれば,11月に予定されている外部の企業関係者向け講座のレジュメづくり。

で,ちょっと早めに帰宅し,トレーニングをして,それから「竜馬伝」をみる。
明日は健康診断なので,早めに就寝。
以上,健康な一日を目指します。

2010年9月23日木曜日

プレゼン大会直前模様

毎年のことではあるが,この時期(9月中旬から10月下旬)のゼミの3年生は大変である。
何を隠そう「私自身」も大変なのである。
昨日の3年生のゼミは,15:00に開始し,終了したのは22:30である。夕食は弁当を買ってきて,議論しながら食べた。おそらく7時間30分は,通常の授業期間中のゼミとしては最長記録であろう(合宿では10時間以上というは普通だが)。これは,それだけ今年は熱心,ということもあるが,それだけ追い詰められているともいえる。
直近の山は,10月3日のインナー大会のプレゼン部門である。
3組の研究グループのすべてが実証分析をするのだが,昨日の段階で,「①分析モデルの構築,②クエスチョンネアの作成あるいは実験室実験のデザイン,③データ収集,④統計分析,⑤分析結果の解釈」のプロセスのうち,①がまだ怪しいグループがあった。それは焦るはずである。
ということで,今日は休日だが,今の時間もゼミをしている。朝の11:00から,3グループとも,断続的に私の研究室に来て,研究をなんとか前に進めようとしている。ようやくすべてのグループが,②まで終わりそうだ。しかし,まだ先が長い。

みな,がんばれ! 踏ん張れ!

2010年9月22日水曜日

秋学期開始

昨日21日から私の実質的な秋学期が始まった。
火曜日は車で学校に来る。

そして,火曜日は娘が7:30からの高校の朝補習に出席するということで,わざわざ学校まで送ってやる日でもある。朝7:00に家を出て,娘の友達を拾い,朝っぱらからJKの馬鹿笑いを聞くことになる。タクシーの運転手さんの気持ちが少しわかった気がする。

大学に7:40に到着する。
さっそくその日の授業のシミュレーションをする。
8:40には教員事務室に向かい,印刷をし,9:00には8101号室に到着。
他学科・再履修者向けの週2の原価計算論の授業。
春学期の会計学科向けとは違い,100名弱で,比較的やりやすい。

授業が終了し,11:10には研究室に到着し,11:15から大学院のゼミ。
受講者3名に夏休み中の研究の進捗について聞くが,あまり進捗していないとのこと。
しばし,説教。結局,次週以降の発表分担を決めて終わる。
院生が教員の指示待ちじゃ困る。一応,研究者のはしくれなのだから。
進んで研究報告をするくらいでなければ,伸びない。

12:30に大学院を終わり,12:50には3限の授業のため,教員事務室に向かう。
3限の「企業経営と会計」は,DVDなどのメディアを多用するため,初回授業では特にセットアップに時間がかかるため,13:00に5202号室に入り,授業準備。
129名の教室定員のところ,履修登録者175名で,立ち見がでる。
オリエンテーションをして,およそ45分経過後に,いったん5分の休憩をとり,履修を取りやめる人は教室から出て行くように指示。オリエンテーションを聞いて,これは楽タンではないな,あるいは関心が持てないな,あるいは教員と合わないな,という人もいるでしょ。私はその5分の間,教員事務室に控える。私が教室にいたら,出ていきにくいでしょ。
最終的に席に座れるくらいには減少。でも,履修の意図があったのに,断念した人には,本当はごめんなさい,と言いたい。でも,この授業はあまり大人数では,運営が困難なのです。

授業が終わり,15:10に研究室に戻る。私のホームページの更新をして,それから15:50には淵野辺にある青山学院大学に向かう。会計学基礎論という授業して,帰宅したのが19:00。

それから,この9月から始めたテニスのスクールに向かう。さすがに少々疲れ気味で,ショットに精彩を欠く。しかし,面白い。徐々に熱くなる。再帰宅したのは21:10。

あー,疲れた1日だった。
しかし,その翌日,7:00には大学に来て,このブログを更新している。
最近,やたら元気で,来週の健康診断が楽しみなくらいだ。

2010年9月17日金曜日

学生訪問ラッシュ

10:00~ 2年生の研究グループ訪問,研究フレームワークについて相談
11:15~ 3年生の研究グループ(会計)訪問,実験室実験のデザインについて相談
13:00~ 3年生の研究グループ(働きがい)訪問,質問票調査のデザインについて相談
15:00~16:00 ゼミ連の中間活動報告

これじゃ今日は授業準備も研究も集中してできんな。
しかし,皆,熱心である。
私も真剣に対応します。

今晩の首都圏ネットワーク(18:10~18:50)には,わがゼミ生の活動が放送されるし,今年はゼミ生たちが大いに活躍してくれそうだ。
彼ら彼女らが輝く姿を見ることは,なにより嬉しい。
さて,今日もがんばろう!

2010年9月13日月曜日

合宿終了

9月10日から12日の合宿が終了した。
今朝はいつもより2時間ほど遅く起床し,それから午前中は家庭菜園の手入れをした。
たっぷりと汗をかき,シャワーを浴び,それから大学にきた。
わがゼミでは,合宿から帰宅すると,無事帰宅した旨を記した「合宿帰宅メール」を全員,私に送ることになっている。それを見ながら,一人一人の合宿での振る舞い,研究報告の内容を思い起こしながら,一人一人にメールを書いた。
いつもの合宿終了後のルーティンである。


さて,一度たりとて今までに同じ合宿はないけれども,今回もまた特色ある良い合宿であった。
3年生は徐々に論理的思考の重要性を意識し,その実践に向かいつつあるようだ。
4年生の卒論報告は,それ自体はダメなのが多かったが,私が激怒した後の反省会はとてもよかった。さすが4年である。これを糧に変わってほしい。
合宿所での生活態度もとても良かった。規律の中に自由がある。それが渡辺ゼミである。


レクのテニスも,誰もが率先して玉拾いをし,応援をして,とても良かった。
しかし,一つ私自身に反省することがある。
それは最後の20分ほど,まだ一部テニスの試合が残っているときに,いくら久しぶりで,球を蹴りたかったとはいえ,何人かとサッカーにいそしみ,テニスの応援をしなかったことである。
試合をしていた人たちには申し訳なかった。今度,ゼミで謝ります。


OB・OGがたくさん参加してくれましたが,皆一生懸命,話を聞こうとしていました。その姿勢を見て,とても嬉しく思いました。


さて,後期も,3年はグループワーク,4年は卒論にがんばろう!

2010年9月8日水曜日

会計研究学会

今日も学会に行きます。
研究グループの会合もあり,台風によるダイヤの乱れが心配ですが,午後に東洋大学まで行ってきます。
明後日から2泊3日の野尻湖合宿があるので,研究できるのは今日の午前中と明日のみ。
合宿から帰ったあとには,後期の半期分の授業準備を1週間かけてやってしまうつもりなので,研究モードはそろそろ終了というところ。うーむ,やりたりない…。

とはいえ,授業の準備をするのも,また楽しいもの。
本年度は「企業経営と会計」の構成をだいぶ変えるつもりなので,その準備がもっとも時間がかかりそう。原計は,DVDなどのメディアをもう少し利用する方向で,マイナーチェンジの予定。

2010年9月6日月曜日

課題演習

もちろん人によって濃淡はあるが・・・
総じて今年の2年生は熱心だ。
今日と明日,3つのグループが研究室に相談に来る。
夏休みにはすでに2回もゼミをやっていて(トータル10時間弱),個別にも既に各グループ1,2回,研究室に来ている。
きっとそれぞれのグループ,素晴らしい研究成果をあげることであろう。
年末のプレゼン大会,とても楽しみである。

2010年9月4日土曜日

学会のはしご

今日は2つの学会のはしごをすることになる。
普通はできないのだが,今回はたまたま学会開催校が近接していて,興味のある報告を聞くために行き来することができるのであった。
まずは東京富士大学で開催される産業組織心理学会。
フィードバックの心理的効果に関連する報告を中心に聞く。
次いで早稲田大学で開催される管理会計学会。
統一論題を中心に聞くことにする。
終了後は,ワシントン大学(UW)での在外研究経験者を中心にした懇親会。
オイスターが今日はたっぷり食べられそう。

2010年9月1日水曜日

夏ゼミ第3弾!

昨日,3回目の夏ゼミが終了した。
2年生は分析モデルの作成が6合目ぐらいまできているかな。
上出来ですよ。
3年生の各グループはモデルが平均して8割ぐらい完成していますかね。
もうひと踏ん張りですね。
10日後の合宿でほぼモデルが完成することを期待しています。

しかし,夏休みモードに入っていたので,9時間ゼミをやると,最後の方は頭が回らくなっていましたよ。
でも,2・3年生あわせて7つもモデルが出来つつあると,とてもこれからが楽しみです。

2010年8月28日土曜日

合宿でのGW

ここ2年ほど,合宿では人間関係問題などを題材にグループワークをしている。
ある問題現象を提示し,その解決策を提案してもらう,というやつ。
3,4年生混合で劇をしてもらいました(ちゃんとビデオをにとっているので,卒業する時には渡しますよ)。
今年は,どんな課題にしようか悩んでいます。
「いろいろありすぎて」悩んでいます。
3年生のプレゼン大会のグループ研究や4年の卒論など,やることはたくさんあるので,
それほどこのGWには時間を取れないし…。
さて,どうしよう…。

2010年8月27日金曜日

実験室実験

MPCに関わる実験室実験のデザインをしているが…。
悩む。
被験者に取り組んでもらうタスクを何にするかが最大の問題だ。
悩む。

今朝,ブロッコリーの苗が一本,げっ歯類らしきものに,茎を2/3ほど齧られていた。
一応,虫よけネットを全体に覆いかぶせているのに…。
どうすれば奴らの侵入を防げるのか…。
悩む。

2010年8月26日木曜日

ブロッコリー

家の前に地域のコミュニティが維持する菜園がある。
そこの一角(6畳ほど)を借りて,いろいろ野菜を作っている。
今はナス,ネギ,ブロッコリーを作っているが,ブロコが一番手間がかかる。
不思議なもので,植物だけどだんだん可愛くなってくる。
今朝も6:00に水をやってきた。
水をやりながら,逆に何かパワーをもらっている気がしてくる。
すがすがしい気分で,7:30には研究室に到着。
まずは読書。
それから論文の作成。
今日は午後に2年生のゼミ生も来るし,集中していこう!

2010年8月21日土曜日

陸上競技会

昨日,4年のゼミ長が関東陸上競技会に出場するということで,熊谷くんだりまで応援に出張った。
予選も突破し,最終的に関東で7位という結果。
でも,すごいよね。
800m走で,関東で7番目に速いんだから。
結局,応援のために一日を費やしてしまったが,彼とは長い付き合い。
ベーシック演習のときから私のゼミで,すでに3年間いっしょ。
しかも「渡辺ゼミ」での3年間だから密度も濃い3年間を。
これだけ長い濃い期間いっしょにいたらね,一日ぐらいね,いいでしょ。

今の4年生にはベーシック演習あがりが6人もいるけど,長い間いっしょにいるだけに,私も常に成長しなければならない,という気にさせられる。しかし,彼ら彼女らがこの3年間で見違えるほど成長したのに対して,私はそれと同じくらい成長できているだろうか…。
忙しさにかまけて自己研鑽を怠れば,速やかに学生はそれを察知するであろう。ゼミは家族のようなものだけれども,家族とすべてが同じわけではない。ゼミは家族のように情操を養う場であると同時に,一定の研究パフォーマンスを追求するところでもある。私は一層,自己を磨かなければならない。

私は1,2年生のゼミ生には,上級学年のゼミの選択に当たり,よくいろいろな先生のゼミを経験しなさいと言うが,やはりさらなる成長の可能性を感じて私のゼミを選んでくれたのなら,それはやはり嬉しいことだ。休み明けにはゼミのセレクションが始まる。さて,どのような出会いがあるであろう。

2010年8月15日日曜日

努力論

幸田露伴に『努力論』という著作がある。
その中の言葉

「努力している
もしくは
努力せんとしている
ということを忘れていて
我がなせることが
おのずからなる努力であってほしい」

「努力」というと
そもそも
自分の能力や力を何かに傾注することを強いる
というイメージがある

しかし
露伴の言説を私なり解釈すると
焦点が定まり
明瞭で
没頭している
そのような意識の状態こそが
努力の本質である
そのように言っているような気がする

2010年8月13日金曜日

夏休みでも

世間ではお盆休みで渋滞のニュースが流れているけど・・・。
今日の午後は3年生のMFCAグループとゼミ
そして来週月曜日の午前は2年生のグループとゼミ
熱心で結構,結構

しかし,気づけば8月中旬
夏休みってほんとに短くなっちゃったよね
昔は7月になったら授業は終わりだったし
授業開始も10月からだった
さぞじっくり集中して研究もできたんだろうな

うらやましくも思えてしまう

「うら」とはアイヌ語で「心」という意味
そして「やましい」とは「病む」という意味
つまり「うらやましい」とは「心が病んでいる」ということ
いかんいかん
今与えられた条件の中でベストを尽くし
社会に貢献できるような成果を目指すべし!
さて
今日の午前はじっくり文献サーベイをしましょう。

2010年8月9日月曜日

希望と絶望

希望と絶望の螺旋
登るのか
それとも
落ちるのか
いずれにせよ希望を抱かぬものは絶望もしない
絶望・失望
昔はなんと耽美にそれらに憧れたものか
絶望の淵にのたうち
ずたずたに切り裂かれ
腐臭にまみれながらも
それでもじりじりするようなギョロっとした眼で何かを睨みつけていた
そんな時
ふいに
何か白っぽいものが体から抜けていくような気がしたものだ
その瞬間のえもいわれぬ陶酔
それは
錐でえぐるような痛みとともに
今でも鮮明に想起される

しかし
不惑を越えると
こたえる
教育とは
「絶望や失望に耐えることと見つけたり」
そんな境地にはいまだ至らん

2010年8月7日土曜日

夏ゼミ第2弾!

さて,今日は9:00~18:00にかけて,夏ゼミ第2弾です!
一応,体調は万全ですし,気合いを入れていきたいと思います。

ところで昨日から読み進めている,渡辺聰子・アンソニー・ギデンズ・今田高俊著『グローバル時代の人的資源論』はなかなか面白い。さまざまな対人施策のネガティブな部分にもしっかり言及している。
つづけて読みたいところだが…,今日はゼミ,ゼミ,ゼミ…ということで。

2010年7月30日金曜日

研究モード

まだ夏ゼミが残っていて,加えて,あと一つ厄介な学内業務が残っていますが,採点も終わったことだし,すっかり気分は研究モードです。

まず,現在進行中の大阪の某社における実証研究のデータ集計に取り掛からなければ。
MPC導入前後に数百人の従業員に対してアンケート調査を実施し,MPCの効果を析出する,それがこの実証研究の目的。
今,導入直前に送った調査票がぞくぞくと返送されてきているところ。
会社の協力もあって,なかなか出だしは良好。

また,たまっている現在進行中の研究に関する文献のサーベイも行わなければ。
これはなかなか楽しみ。
授業準備や学内業務で忙しくて読書があまりできていなかったので,今は読書欲が燃え盛っているところ。

2010年7月29日木曜日

試験の採点終了

前期末試験の採点が終了した。
私の科目は例年,Aは5%程度だけれども,今年の春学期の受講生は優秀な子が多くて,それをかなり上回った。
そのほかに今学期の特徴を挙げるとすると,Dがとても多いということ。
期末試験前に,TAI20回分,練習問題20回分,そして中間試験の結果を含めた,それまでの獲得点数を開示しているけれど,それによって60点(最低単位取得ライン)に到達するように努力を最低限に調整してしまっているのかな?
点数を開示することにも,一長一短がありそう。

2010年7月27日火曜日

特別講演会の感想文

7月14日に某会社の社長に講演をしていただいた。
会計士業界から望遠鏡のトップシェアメーカーの経営者へ転身した人物であり,当たり前のことだけど,会計のことをよくご存じ。

会計士試験の受験勉強をしているときのことも語っていただいた。
集中,環境,覚悟,そしてあきらめ,この4つが必要だとおっしゃっていた。
そして,会計の本質は何か,ということを常に考えておられたそうだ。
そして本質を見極めるためには価値観が必要だとも。

私自身,大変勉強になったが,学生たちもいろいろと思いを致すところがあったようだ。
感想文を提出させたところ,数行のやっつけ仕事の感想文もあったけど,おおむね実によく書けていた。とても嬉しく思った。やはりうちのゼミ生たちは他のとはちょっと違う,そう思った。
70名弱分の,全部で5万字ほどの感想文を講師の方にお送りしたところ,やはり「感動した」とおっしゃっていただいた。

いつも思うことだが,年2回ほどの講演会を企画することは,結構しんどい。
でも終わってからの学生の反応を見ると,またやってあげようという気になる。
さて,秋には誰を呼ぼうか。

2010年7月24日土曜日

ブログ開設

正直あまり気がすすまないところもありますが
周りの勧めもあり
ブログを開設しました。

時々,教育や研究に関する
その時々の「想い」などを語りたいと思います。