希望と絶望の螺旋
登るのか
それとも
落ちるのか
いずれにせよ希望を抱かぬものは絶望もしない
絶望・失望
昔はなんと耽美にそれらに憧れたものか
絶望の淵にのたうち
ずたずたに切り裂かれ
腐臭にまみれながらも
それでもじりじりするようなギョロっとした眼で何かを睨みつけていた
そんな時
ふいに
何か白っぽいものが体から抜けていくような気がしたものだ
その瞬間のえもいわれぬ陶酔
それは
錐でえぐるような痛みとともに
今でも鮮明に想起される
しかし
不惑を越えると
こたえる
教育とは
「絶望や失望に耐えることと見つけたり」
そんな境地にはいまだ至らん
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