2021年3月31日水曜日

畏怖の念か…

「畏敬の念,日常のストレス,そして生活満足度の向上(Awe, daily stress, and elevated life satisfaction)」という論文。

面白い。

 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33764120/

Aweを「畏敬の念」と訳すか,「畏怖の念」と訳すかによって,だいぶ意味合いが変わってくるが(畏怖の念に近いか),以下アブストラクト。


畏怖の念を感じる体験は,日々のストレスの意味を変えると広く考えられている。我々,6つの研究で,畏怖の念の体験が,日々のストレスレベルの軽減につながり,その結果,人生の満足度の向上につながるかどうかを検証した。

まず,日常的に大きな畏怖を感じる傾向にある人(研究1)や,特徴的な畏怖のレベルが高い人(研究2)は,他のポジティブな感情をコントロールした後でも,日常的なストレスのレベルが低いことが分かった。

その後の実験では,畏怖の念(娯楽、喜び、誇りと比較して)をプライミングすると,日常的なストレスのレベルが低くなり(研究3および5),日常的なストレスについて話しているときの交感神経の自律的な興奮のレベルが低くなることが分かった(研究4)。

最後に,自然を利用した研究では,高さ200フィートの塔の頂上で畏怖の念を抱いた参加者は,日常のストレスと日常の中心的な関心事のレベルが低下することが分かった(研究6)。

媒介分析の結果,(a)畏怖の念と日常的なストレスの軽減との関連は,自己と比較した広大さ・巨大さの評価によって説明できること,(b)畏怖の念と日常的なストレスの軽減との関係は,畏怖の念が人生の満足度に及ぼすポジティブな影響を説明するのに役立つこと,が明らかになった。

以上の結果から,畏怖の念を体験することで,日常的なストレス要因をその場で整理することができ,その結果,幸福感が高まることが示唆された。


これって企業研修等で使えそうだなぁ。

2021年3月30日火曜日

年度末

 明日で2020年度は終わる。

激動の1年間であった。

長く、しかしあっという間の1年間。

明後日からは2021年度。

どでかいニュースをリリースする。

商学部にとっては四半世紀ぶりの出来事を。

今年は入試も厳しかった。

来年度は何とか盛り返したい。

2021年3月29日月曜日

動態経営の本質

 今日届いた『一橋ビジネスレビュー』に掲載されている野中郁次郎先生らの「動態経営の本質:経営学と現象学を綜合するヒューマナイジング・ストラテジー」が面白い。

その120ページに,そのヒューマナイジング・ストラテジーを支える人間観が示されている。


「現在の「いま・ここ」に生きながらも,過去の経験を背負い,現在の自己を超越し,未来に向けて新たな自己を再創造していく流れが人生である。」

2021年3月28日日曜日

扉の向こう

 エレカシの宮本さん。

好きだなぁ。

扉の向こう。

https://www.youtube.com/watch?v=HDcpK1w2CuM&list=PLdP9QLf2D1zRxq14RtkXqEBCrMKleJNIf


一つの創作物を創るときのぶつかり合い。

やっぱり桜は…

 今日は日曜日ですが、昨年の入学生のための激励・歓迎の式典。

想定以上のたくさんの学生が参加してくれた。

これからあと3年。

大学生活をビシッと経験してほしいなぁ。

ガイダンスも実施して、久しぶりに学生の前で熱く語ることができた。

やっぱ対面が大事だよなぁ。

2021年3月27日土曜日

散る桜も残る桜も同じ桜

 今日は午前中畑仕事をして,午後は理事会等があり,大学へ。

15時からアジアスポーツマネジメント学会があったのだが,各位とのご相談があり,1時間ぐらいしか参加できなかった…

さて,大学の桜はほぼほぼ満開。

明日は2020年度入学生,つまり今度2年生になる学生のための,歓迎・激励セレモニー,そしてガイダンスもある。

年度末年度初めは土曜も日曜もないなぁ。




2021年3月26日金曜日

2020年度商学部長賞

毎年,うちのゼミ生の何人かは商学部長賞を受賞してきた。

今年も16期生のタバッチが,アメーバ経営の研究で受賞。

おめでとう!

16期生が贈ってくれた動画…歌がマッチしすぎていてこみあげてくるじゃねーか

 https://www.youtube.com/watch?v=Yy_6nccsdbA


夢見る人 わたしはそう dreamer 明日の旅人さ

月の夜も 強い日差しの日も 歩みを止めない

忘れられぬ思い出も 空のこの青さも

ぜんぶぜんぶこの胸に抱きしめたい

私の好きなこの世界

時に悲しみに打ちひしがれて

ふとわすれたふりしてた涙が 頬をつたうよ

でも町に風が吹き 明日がわたしを誘いに来る

ああ ようこそこの町へ わたしの住む町へ

ああ 夜明けはやってくる 悲しみの向こうに

ああ わたしも出掛けよう わたしの好きな町へ

会いにゆこう 私の好きな人に


最初の俺のカラオケは止めてくれ…

集団創造性の先行要因

この研究は面白い。

集団創造性に影響を与える要因として成員アイディアの多様性を取り上げ, その効果を実証的に検討している。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjesp1971/41/2/41_2_124/_article/-char/ja/

結果は…多様なだけではダメ。

類似性も大事とのこと。

なぜか…人と人との間に類似性や共通性があれば,コミュニケーションがより活発になるから。

やっぱり創造性にはコミュニケーションが大事なんだよね。

違っているだけではダメで,似ているところもないとダメか。

でも…基本,全く同じ人間はいないわけで,ということは一定程度経験値を積んだ組織成員が,グループの他のメンバーと共通点・類似点を有していれば,そこそこ創造性は高まるってことかなぁ。

2021年3月25日木曜日

16期生と最後の

 卒業式後,ごく簡素な16期生を送る会をした。

タバッチは袴の返却時間が迫って先に返っちゃったけど…

この仲間たちは一生もの。

今日のお前らの本心の声を聞き、ハッピーだったぜ。

俺はお前らがやっぱり大好きだ!



ビジチャレ2018年度

2018年度のビジチャレ受講生が本年度卒業。

飯吉君はJの実力がありながら,ライジングサン的な地域リーグのクラブで勝負する。

片本君は中大に残りコーチとして頑張る。

佐藤君はI〇Mに入り力をためていずれスポーツ組織のフロントへ。

学部は違う子もいるけれども、私の教え子には変わらない。

これからもコミュニケーションをとっていきたい。 



It's really hard, but it's not impossible !

このような生き方もある。
https://www.youtube.com/watch?v=NAzRJrgQbGU

フィリピンのバジャウ族のために仕事を創りだし,物乞い生活からの解放を目指す男。
このような若者に負けていられない!
今日は卒業式!
ビシッといこービシッと!

2021年3月24日水曜日

明日は卒業式

明日はコロナ禍下での卒業式。

昨年は対面での実施は完全に中止になってしまった卒業式であるが、今年は感染対策を万全に施し、対面で実施する。

卒業式の会場の席も一席間隔を空け、市松模様に着座してもらうことに。

大声で話してたり、ディスタンスをとるように指導するが…

久しぶりに会う友人たちだ。

積もる話もあるだろうし、なかなかコントロールすることは難しいだろうなぁ。

今年は追いコンを実施することができなかったので、明日、式後少しだけ16期生で集まり、記念品、これまでの合宿のロープレ等の動画を収録したDVD、私からの手紙等を渡して、想いを少し語ってもらい、送り出すことにしている。

やむえない…

コロナ禍が収束したら、また我が家でBBQでもしような!

天気も良いようだし、綺麗に着飾った皆に会えることを楽しみにしているよ!

平成の三四郎

 平成の三四郎こと古賀稔彦氏がなくなった。

私と同い年。

一本背負いにこだわり,とにかくカッコよかった。

全日本選手権の無差別級に身長170㎝足らず体重70㌔程度で出場し,重量級の連中に勝利し続け,決勝まで残ったことが,今でも思い出される。

その決勝では,あの暴走王の小川直也と対戦し,一本でで敗れるも,その後のセリフがまたカッコよかった。

「久しぶりに武道館の天井を見た」

まだ若すぎる…

癌との報道も出ているが…

後進の指導で成果をあげていたと仄聞していたが…

私の親友も4年前にすい臓がんで亡くなった。

亡くなっても今でも私の心の中には,彼は生きているがね…

今年はコロナのせいで広島まで墓参りに行けなかったが,来年は行くさ。

そう…亡くなっても,古賀氏も多くの人の心の中で生き続けるさ。

合掌

It's only crazy until you do it.

ナイキのCM。

女性がこれまで「クレイジー」と呼ばれるのを乗り越え,それを「当たり前」にしてきたかを描く。

昔,女性がマラソンを走るのは「クレイジー」と言われた。

だが,その「クレイジー」な誰かが道を開き,今や女性がマラソンをするのは「当たり前」となっている。

その繰り返し。

https://www.youtube.com/watch?v=mWYsjy5x4Jc

クレイジーと言われて上等。

クレイジーと言われるのは,私がそれを実現するまでだ。

2021年3月23日火曜日

原因帰属か…

 最近朝8時前に大学に来た時には,必ず論文に目を通すようにしている。

今日は仕事が溜まっているので,下掲の論文のアブストラクトをチラ見。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32105101/

全文読んでみたいね。

ネガティブな結果が生起した時に,その発生の原因は「組織」にあるとフレーミングした場合と,「組織成員」にあるとフレーミングした場合とでは,実質的に同じ情報を伝えているにもかかわらず,前者の方が,組織成員のその結果に対するコントロール感や責任感が高かったとのこと。

単に結果をフィードバックをすれば良いのではない。

結果をどのようにフィードバックするかが重要なのだ。

2021年3月22日月曜日

今年の追いコンは…

 今日で緊急事態宣言が解除された。

…が、卒業式の2日前の3月23日、つまり明日だが、例年この日程で行っている追いコンは、通常どおりは到底実施できない。

例年は…

17時ぐらいから開始して、4時間ほど追いコンをして、それからカラオケ屋に行って、朝まで歌い語りあうというパターン。

今年は、25日の卒業式当日に、大学構内で、それも短時間で、細々と送る会を執り行う。

プレゼントや色紙を渡して、少し話をして、それで終わり。

寂しいし、16期生には申し訳なく思うが、どうしようもない…

コロナ禍が落ち着いたら、16期生で集まり、ゆっくり語り合いたいね。

2021年3月21日日曜日

不撓不屈

TKC創業者の飯塚毅氏を描いた高杉良の『不撓不屈』

栃木(T)計算(K)センター(C)か。

私の教え子も務めている。

改めてこの小説を読んだが、会計を題材にしている小説が少ない中、小説としても素晴らしいクオリティ。


一円の取りすぎた税金もなく

一円の取り足らざる税金も無からしむべし


若い会計人に是非読んでもらいたい本の一冊である。

残業時間と働きがい

 今日は雨。

畑仕事もできない。

予定していた企業の方とのテニスもできない。

ということで,溜まっている仕事をするために大学へ。


ところで,日経ビジネスの3月15日号に面白い記事が。

比較的若い層の口コミを対象として分析した結果…

残業時間と働きやすさの間に負の相関があったとのこと。

これは直感的にそうだろうな,と思う。

が,面白いのは,残業時間と働きがいの間に正の相関が見られたということ。

残業時間が多いほど働きがいは増すか…

もちろん,時間が単に増えれば良いということではないであろう。

好きな仕事をしていれば,自ずと時が経つのも忘れることがある。


そもそも働きがいというのは,仕事から単にリターンが得られれば良いというものではない。

その仕事を遂行する上である程度のコスト(時間,労力,精神的負担等)が発生し,かつそれをリターンが上回っている場合に,働きがいは感じられるものだ。

コストをほとんどかけずにラッキーだけで,たまたま仕事の成果が得られても,働きがいなんて感じられないというわけ。

このように働きがいの構造を考えてみると,上記の分析結果はまぁ当たり前とも言える。

一律の残業制限や就業時間制限が,若手社員の働きがいを阻害しているケースもあるんだろうなぁ。

2021年3月19日金曜日

中大のオケに

学部長になってから、年に2回ぐらい中大のオーケストラの演奏会に家内と一緒に行っていた。

結構、ライブでクラシックを聴くのは楽しい。

楽しめる自分に気づいたって感じ。

今回遺品の整理をしていて、コントラバスというどでかい楽器を、中大の音研に寄贈することにした。

母の望みでもあったし、中大生に弾いてもらえたら、故人もきっと喜ぶだろう。

が…楽器だけで20程度、でかいのも小さいのも含めて。

今日搬送。

どんだけって感じ。

さ、明日の午前中は新入生のペアレンツデー。

午後も、入試関連の会議。

よし、ビシッといこービシッと!

2021年3月18日木曜日

今春のJリーグビジネス論Ⅰ

 いま、都心できらぼし銀行と中央大学との包括連携協定締結式に出席してから、大学に戻る帰路。

きらぼしの頭取は高校・大学の先輩で、親しくさせていただいているが、今後も産学が密接に教育・研究について連携して、社会に貢献できるよう努力したい。


さて、話は全然変わるが、2021年度のJリーグビジネス論Ⅰについて。

コロナ禍の影響をギリギリまで見定めた結果…対面は断念。

オンラインで実施することに。

それを決定した後、講師のお願いをJのクラブはJリーグにお願いしたところ…

村井チェアマンがわざわざ会議の予定をずらしていただき、2021年度もご登壇いただけることに!

これまでお付き合いのあるJのクラブからもほぼほぼOKをいただいたのだが、1つ2つほど、どうやら登壇が難しいところが出てきそう。

が、しかし…私はこういう状況が実は好きなのだ。

普通なら授業に穴をあけたらどうしようと心配するところなのだろうが…

私は別のクラブに接触する機会ができた!とむしろ楽しくなってくる。

今も、移動の途中で、あれやこれや考えていて、想像するだけでワクワクしてくる。

そうだ以前あの元日本代表監督を務められた方にお声がけしたが、たまたまその時はタイミングが悪くご登壇いただけなかったけれども、今はその方がかかわっているクラブのディビジョンも上がり、ますますご活躍のご様子だから、お忙しいだろうけれども、もう一度お声がけしてみようかな、とか。

「Jリーグ×農業」に熱心にとりんでいるクラブがあったな、とか。

デジタル・マーケティングのスペシャリストがいるクラブがあったな、とか。

破綻の危機にあったクラブなのに、今なかなか調子がいいクラブがあるな、とか。

しばらくご無沙汰だけれども、元日本代表フォワードで、地方で漁師みたいなことをしながらJのクラブの社長をしている人に過去に二度ほど登壇してもらったことがあったな、とか。

はたまたブンデスリーガの某有名クラブの日本代理人を紹介してもいい、という人もおられたり。

むしろ、候補がありすぎて悩んじゃうくらい!

2021年3月17日水曜日

喋ってばっかりの

今日は会議やミーティング、動画撮影など用事が5つ。

この数自体は珍しいものではない。

だが…この5つすべてが私がメインで喋る用事だったということで、これは久しぶり。

つまり6時間半ほど、ほぼほぼ喋り続けたってことで。

疲れるわ、会議が切り替わるときに、なかなか頭が一緒に切り替わらんわで、疲れた…


今日の最初の用事は、今週土曜日に予定されている新入生の御父母の皆様のご相談に応える「ペアレンツデー」用の動画収録。

20分程度に収めようと思っていたが、結局また40分もかかってしまった…

「また」というのは、実はペアレンツデーは1月初旬にも行っており、その時の動画も40分くらいなってしまったから。

丁寧に丁寧に説明しようとするとね。

どうしても時間がかかってしまう。


さて、明日は午前中は会議だが、午後は都心に移動して、きらぼし銀行と中央大学の包括連携協定の締結式に参加しに行くことになっている。

移動時間中も会議が入っていて、明日も落ち着く時間はないが…ビシッといこービシッと!

2021年3月16日火曜日

資料完成…

 ペアレンツデーの資料ようやっと完成…

事務方に申し訳ないけれども…チェックのお願いをした。

明日の朝に撮影があるから時間がないけれども…

今日は早朝に大学に来たんだけどなぁ。

朝一である論文に目が留まり,1時間ほど時間を使ってしまったのが痛かったか…

だって,どういうこと?っていう,まさに反直感的なファインディングスなんだもの。

反生産的作業行動(CWB)と組織市民行動(OCB)は,一見すると正反対のタイプの,しかしいずれも能動的・自発的な行動。

この2種類の行動の相互関係に関する先行研究では,結論は一致していない。

で,今日読んだ論文では,OCBとCWBの関係を再検討することを目的として,ポーランドの中小企業と大企業から1,551名のサンプルを得て,分析した…結果…

CWBとOCBの全体的な頻度は,OCBのいくつかの次元についてCWBの特定のカテゴリーと有意に負の相関があることがわかった一方で,OCBのある次元はCWBと有意に「正の相関」があったという。

なんのこっちゃ…

しかし,面白い。

幾つかの解釈は頭に浮かんでくるが…

さて,もっと考えたいが,流石に腹減った。

家,帰ろう。

あとは明日…と思ったが,明日は会議やミーティングが5つ,全部で6時間半の予定か…

うむ…

2021年3月15日月曜日

ペアレンツデー第2弾

月曜日はたいがい終日会議。

今日もトータル7時間。

隙間時間に資料作りに励む。

大事な資料を、近々のうちに幾つも仕上げなければならない。 

とりわけ今週末に迫っているペアレンツデー用の動画撮影の際に利用する資料。

撮影が明後日なので、何とか明日の午前中ぐらいには完成させないと。

この4月に入学予定の新入生、そしてその御父母の皆様に、4月以降の授業実施の方針などを分かりやすくご説明する予定。

さて、でもこれからは読書。

あまり家では資料作り等、学部長の仕事ははしないようにしている。

インプットが大事だからね。

ジョブクラフティング

ジョブクラと言えば…

うちのゼミのOBOGの中には,懐かしい,と思う人も多いのでは。

4年生の卒業論文でも,3年生のグループ研究でも,何度か中心的な概念として取り扱われたことがあるから。

このジョブクラについて,東京都立大学の高尾義明先生が,分かりやすくnoteにまとめてくださっている。

https://note.com/m_o_c/n/n79b3916aa8c8

改めて社会人になってから,ジョブクラの概念に接して見てどう思うだろう?

17期生も卒業論文のテーマに迷っている人が多いようだけれども,一度読んでみたら?

2021年3月13日土曜日

マインドフルネス

 今日は書類作りで朝から大学。

だいぶ捗ったかな。

午後に2時間ほど,産業組織心理学会の研究会に参加。

テーマはマインドフルネス。

とても面白かった。

人間の苦しみの根源とは?

人間は無意識のうちに死や脅威を畏れ,意識的に社会の現象は首尾一貫しており,思い通りになると思い込むようになる。

例えば,家から外に出る時に,外界はコントロールできないことにまみれていると思ったら,怖くてとても外に出られない。

また,今普通の状態なら,これが首尾一貫として続くと意識的に思いこむ。

もし外出したら雷に打たれるかもと思ったら,外になど出られない。

こういった自己観/価値観が苦しみや不満足の源泉となる。

自然の摂理は,言うまでもなく無常つまり変化し続けるし,無我つまり思い通りにならない,というものだ。

例えば,体のどこかが痛いとする。

思いどおりになると思っていたら,が思い通りに実際にはならないのだから,イライラするし,不満がたまる。

つまりややもすると自然に身につけてしまう自己観と,実際の自然の摂理の間の乖離が苦しみを産むということ。

うむ,なるほど。

無常と無我を受け容れる,ということか。

2021年3月11日木曜日

10年

あれから10年…

忘れまい。 

https://wtakeo.blogspot.com/2011/03/blog-post_23.html

2021年3月10日水曜日

募金,募金じゃぁ…

 OBOGの母校愛にすがるだけだと募金も頭打ち。

そもそも募金という考え方が古い。

スポンサーシップに近い捉え方をして,そのアクティベーションに大学としても力を入れるべき。

以下の動画は,ポルトガルリーグのベンフィカに対するエミレーツ航空のアクティベーションの例。

https://www.youtube.com/watch?v=jAF2hZxdFRE&t=5s

次の動画は,マンチェスターシティに対するアメリカの大手水技術プロバイダーXylem社のアクティベーションの例。

https://www.youtube.com/watch?v=tBFAOUCi1b4&t=1s

中大もこのぐらいやらなきゃ。

仕掛けていこう。

不安にならない方法か

今日は午後私用があるので,7:30からお仕事。

ちょっと一息。

ネガティブな事象に直面しても,考え方(フレーム)を変えれば,その事象もニュートラルあるいはポジティブにすら捉えられるようになる。

なんてことは良く言われてきた。

確かにそれも大事だけれども…

この本はかなり不安に対する対処法が具体的。

『科学的に証明された不安にならない36の方法』

脳と腸から不安解消にアプローチするとのこと。

例えば…バタフライハグが有効とのこと。

まだ読んでいないから,読んでみて,ゼミ生にでも紹介しようかな。

2021年3月9日火曜日

3月の予定

 最近、本当に色々なことがあり、ジェットコースターに乗っているよう。

体というより精神的な部分で、少し疲れ気味…

3月のスケジュールを見てみると、1日に5つも会議が予定されている日が幾つもあるし、3つだけだと少なく見えるくらい。

土曜日も日曜日にも予定が入っている日があるし、ちょっと…ふぅ…って感じ。

今日は少し早く寝よう。

2021年3月7日日曜日

喜ばしいこと

 連日,感情を波立たせることが続き疲れるが…

今日は嬉しい知らせ。

中大の未来を占う結果が…本日でた。

兄と慕う方が,これからの中大を背負うことに。

微力ながらお支えし,中大の研究・教育力を高め,社会に還元し,中大の社会的価値を向上させるために力を注ごう。

まだまだフルスロットル!

2021年3月6日土曜日

失くして想う

もう今はいない…


谷川俊太郎『はだか』

「おとうさん」


だれのかおもみずにおとうさんは

まっすぐまえをみてごはんをたべている

ごはんのゆげでめがねがくもっているので

おとうとがそういったら

うんとこたえてめがねをしゃつのすそでふいた

おとうさんがなにをかんがえているのか

わたしにはわからないけれど

わたしのことではないとおもう

おとうとのことでもおかあさんのことでもない

なにをかんがえているのときけば

べつにというにきまってる

まえにおとうさんのこどものころのしゃしんをみた

ひろいのはらのまんなかにたって

まぶしそうにのはらをみあげていた

いまでもときどきにたようなかおをする

おとうさんのはしがさといもをつまんだ

くちをあけたらおくのきんばがみえた

おとうさんずっといきていて

2021年3月5日金曜日

延長か…

 緊急事態宣言が2週間延長に。

ま、想定通り。

ひょっとしたらさらに延長されることも想定されるね。

しかし、中央大学は、卒業式も入学式も、たとえ緊急事態宣言が解除されていなくても、集合型で挙行することをすでに決定し、開示している。

感染予防対策をしっかり講じるとともに、学生諸君には慎重かつ適切な振る舞いを要望したい。

商学部は、2021年度の授業実施の方針をしっかりと御父母や新入生にも伝えるために、3月20日に2回目のペアレンツデーを実施する予定。

私が今後の授業方針を説明する動画を公開するとともに、直接御父母の皆様とオンラインでお話しする機会を設ける。

様々な不安や悩みを抱えておられるだろうから、それに真摯に向き合いたいと思う。


さて、明日は入試関連業務があり、それが終わり次第スポーツマネジメント学会にオンラインで参加する予定。

楽しみですなぁ。

2021年3月3日水曜日

日本は変化が苦手

 今週号の日経ビジネスの有訓無訓。

初代のセブン銀行社長の安斎隆氏。

日本は変化が苦手だと言われるが,その理由として面白い節をおっしゃっておられる。

日本は古くから稲作中心だったが,米は毎年同じ場所から収穫できる。

しかし,欧州で古くから主食として栽培されてきた小麦やジャガイモは,最低でも3年に1度は畑を変えないと,どんどん作物が細ってしまう。

いわゆる連作障害ってやつね。

だからこそ欧州では,変化なしには進歩がないという意識が高い,とされている。

うん…農業の真似事をしている身からすると,やけに納得感が高い。

2021年3月2日火曜日

コミュニティー・クラッシャーか…

人事コンサルタントとして有名な曽和利光氏の記事。

人事で絶対に採ってはならない「優秀な悪い人」の典型例として「コミュニティー・クラッシャー」という概念を提示されている。 

https://news.yahoo.co.jp/byline/sowatoshimitsu/20210301-00225018/

うん,いる,こういう怖い人。

納得しかない。

2021年3月1日月曜日

功績の定量性

 今日の日経新聞の夕刊。

SPORTSデモクラシーというコラムがあり、ドーム創業者の安田秀一氏が執筆している。

本日の主題は功績の定量性について。

ロスアンゼルス・オリンピックは商業主義的なところが良く批判されるが、スポーツ・マーケットを急成長させるきっかけとなったオリンピックでもある。

そのオリンピックの大会組織委員会のリーダーであるピーター・ユベロス氏は、公募で選ばれたそう。

条件は、①40歳から55歳、②南カリフォルニア在住、③起業経験者、④スポーツ好き、⑤国際情勢に精通していること。

で、約600人の中から42歳のユベロス氏が選ばれたそうである。

当時のオリンピックは莫大な経費がかかるのが当たり前であったが、ロスアンゼルス市は赤字が出ても補填をしない、責任も負わないということで、立候補したそうである。

そのためロスアンゼルス市の関連団体が民間企業として、大会組織委員会を設立することになった。

委員会の出発は…小さなオフィス、段ボールひと箱のファイル、ボランティア20名、そして100ドルで開設した銀行口座…だけだったそう。

その彼が最終的に残したのは、税金を一銭も使うことなく、2億1500万ドルの黒字。

これが定量的な功績。

どこかの国の辞めた委員長について語られる「功績」と何と違うことだろう。