2025年10月31日金曜日

こういう生き方

私の学部・大学院の後輩の石塚辰八さんのこと。

彼とは直接の面識はなかったのだが,1年ほど前に彼の指導教授とある会でご一緒して,私がスポーツ系の学部創設に関わっていることをお伝えしたところ,ご紹介いただいた。

一緒に食事をしてお酒を飲み,意気投合した。

彼は,一部上場企業の役員もして,まぁたっぷりお金も儲けて,50歳を過ぎて会社を辞めて,「やりたいことをやりたい」ということで,ポルトガルのサッカークラブのオーナーになってしまった。

https://note.com/hot_zephyr7236/all

昨年度,残念ながら彼のクラブはポルトガル4部から5部へ降格してしまった。

しかし,毎試合の情報をLINEで送ってくれるその文面からは,変わらぬ情熱がヒシヒシと伝わってくる。

私のゼミ生には,こういう大人になってほしい,そうつくづく思う。

ギラギラしているおっさんは気持ち悪いけれども,キラキラしているおっさんは,実にカッコ良い!!

2025年10月30日木曜日

危機においてこそ人間の本質は

コロナ禍の大学。

渡辺ゼミの伝統を崩壊させてくれた。

その影響は今も残る。

コロナ禍は,人間が常日頃「かったるい」と思って行っていた「山登り」の大事さを浮き彫りにした。

人間は,山登りをしなければ,生きられない,あるいは生きづらい生き物なんだと。

単独登攀も大事だけど,手を取り合いともに登る共同の登攀も大事だってことを。

だからこそ,皆,このback numberの「水平線」に共鳴したのでは?

https://www.youtube.com/watch?v=iqEr3P78fz8&list=RDz2bVk_nP9JM&index=5

平坦なところを歩き続けるのも良い。

が,やはり坂道は必要だし,助け助けられ,手を取り合いってのが…やっぱり。

人は過ぎたことをすぐに忘れる。

もうコロナ禍も「過去」になりつつある。

が,それで良いのか?

審査と,そして想うこと

教授への昇進審査を受けて以来,十数年ぶりに,他者からの審査を受けた。

自分より若い研究者とのやり取りは刺激的だ。

正直,時流に合わすの苦手だし,共同研究も苦手だし,自分の関心のあることにしか目を向けられない,現代的な研究者としてはきっと私は失格なのかもしれない,と思う時もある。

でも,私が研究者になろうと思ったのは,他者や時流への迎合ができないという,自分のパーソナリティをしっかり見極め,これで一応一人前になれるか,それとも野垂れ死にするか,その択一を覚悟したうえでのこと。

今さら迎合なんてできない。

私は私のしたい研究しかできない。

日本でのガラパゴスと言われようとも。

だからこそ,自分の研究に妥協は一切ない。

自分が好きな研究に,妥協という言葉はない。

矛盾する。

こんな指導教授のもとのゼミ生は苦労するだろう。

私にとって「研究」とは,妥協を許さないサンクチュアリ。

ゼミ生なら分かるだろう。

高尾山なら,良い。

でも,峻険な山を登りたいのならダメだ。

妥協は,即,死を意味する。

なぜ,私が…

君らに死んでほしくないし,君らが「たまたま」登攀できてしまって(再現性なく),社会にでて滑落する危険性を容認したくない。

大事なことは登攀することではない。

どう登攀したか,だ。

そのプロセスにおいて,どう振舞ったか,だ。

たまたま登攀できることはある。

でも,それは大事なことではない。

大事なことは,そのプロセスにおいて,必要な振舞いを,必要なだけ,できたか否か。

これである。

たまたま登攀できたことを,私は褒めない。

単純なそれは,これからの諸君の失敗の危険性を増す所業に他ならない。

褒めりゃ良いっていう世間の風潮は,絶望の生起の可能性を高めることに等しい。

真の愛は,君は間違っている,君らは間違っている,と声を大きくして警鐘を鳴らすことだと私は信じる。

繰り返しになるが…

大事なことは登攀できたかどうかではない。

どう登攀したか,だ。

悔しがるのは,登攀できたか否かに,ではない。

登攀中にすべきことをできたか,できなかったか,そこ,である。

2025年10月29日水曜日

18期の…

今日は,中大のサッカーグラウンドで,サッカー部の大事なリーグ戦があった。

なので,私も応援に行ったのだが…

前半が終わって,ひょこひょこと私に近づいてくる人物が…

18期のコーヨー。

一緒にドイツにも行った。

フラッと立ち寄ったというが,仕事を休んで,わざわざ埼玉から来ることを,「フラッと」とは言わない。

昨年も何回か来てくれたそうだ。

来るなら来ると言ってくれりゃ良いのに…

ま,でも試合を見ながら色々と話した。

栃木SCの熱狂的なファンで,社会人3年目なのに,全試合(アウェイも含む)を観戦しているそうで,最近はウルトラスのコールリーダーになったとのこと。

その辺は…なんも変わっとらん。

次に来るときには,事前に連絡してもらって,試合後に飯でも食べに行こう。

ところで試合は…大事な試合は…終了間際にゴールを決められ,悔しい敗戦…

あぁ悔しくって仕事にならん。



2025年10月28日火曜日

私の好きな言葉

こう見えて…私はレゲエが好きだ。

特に,Bob Marley。

今,映画の美術監督をしている親友の影響。

Bobの詩。

Love the life you live.

Live the life you love.

実に良い,言葉が。

私も…自分が生きる人生を愛するし,自分が愛する人生を生きる。

ゼミ生にも,そういう人生の生き方をしてもらいたい。

自分が生きる人生を愛せず,自分が愛せない人生を生きるほど…哀しいことはないから。

2025年10月27日月曜日

ぴあスポーツビジネスプログラム

ぴあスポーツビジネスプログラムには,これまで渡辺ゼミ関係者4名が履修してきた。

https://pia-sbp.jp/

同プログラムの3期生には18期のOBが,4期生にも18期のOBが参加し,そして今年の5期生には21期の現役生2名が参加し,つい先日7か月間のプログラムを無事終了したところ。

いずれも受講生当人は,30万円近い費用を一切負担していない。

きらぼし銀行様が,渡辺ゼミのスポンサーになっていただき,費用負担をしていただいている。

本当に有難いことだ。

いずれその学修の成果を社会のために還元してほしい。

それがきらぼし銀行様への恩返しにもなる。

プレゼン大会前半戦

渡辺ゼミのプレゼン大会での成績が出た。

3年生のスポーツビジネス班は,インター大会出場はかなわなかったが,SPJというスポーツ産業学会の学生プレゼン部門に出場し(https://sites.google.com/view/spj2021/),審査員特別賞(PwCコンサルティング賞)を受賞した。

また,同じく3年生の組織心理班と管理会計班はそれぞれ,インター大会の予選を突破し(各部門約10の発表グループのうち2つ程度のグループが予選通過),決勝に進出することとなった。

さらには,4年生の一つのグループも,渡辺ゼミでは初めて4年でインター大会に参加し,やはり予選を突破した。

正直に言って,4年のグループを除き,3年のグループの研究水準はまだまだ改善の余地があり,今回の結果は僥倖と言っても良いが,とにもかくにももう一度研究水準をあげる機会を頂戴したことに感謝し,残りの1か月間にしっかりと臨んでほしい。