2018年9月30日日曜日

渡辺ゼミ論考2

台風だと畑仕事ができない。
家で読書しても良かったが,書類づくりのために大学へ。
3本の大事な書類を完成させる。
で,早めに帰宅。
明日は駿河台記念館で朝から晩まで会議があるけれども,おそらく公共交通機関は復活しているだろう。

さて,渡辺ゼミ論考の2回目をしてみたい。
先輩と後輩の関係について今日は語ろうか。
渡辺ゼミでは,入ゼミした学生には,即座にチューターがつく。
2年生一人に対して,原則として3年生と4年生がそれぞれ一人ずつ。
パワポに触ったことがない,研究論文を探したことも読んだこともない,レジュメをきったこともないといった,ないないずくしの2年生も,先輩たちが親身に面倒を見てくれるので,何の心配もない。
先輩にそうしたサポートをしてもらった2年生が,今度は自分が上級生になった時に,そのお返しを後輩にしてくれることになる。

さらに,3年生のグループワークが佳境に入ってくると,4年生が自主的に3年生の指導をしてくれることも多い。
文献のレヴューの仕方,分析モデルの創り方,統計分析のやり方などなど。
自分の卒論研究があるのに,膨大な時間を3年生のために費やしてくれる4年生も少なくない。

先輩は後輩のために…
これが引き継がれ,素晴らしい好循環が生まれている。
これは,うちのゼミが誇ることのできる文化といってよいだろう。

2018年9月29日土曜日

渡辺ゼミ論考1

すでにこの早い時期に2名の研究室訪問があり,ブログのアクセス数も増え,ナベゼミツイッターのフォロワーも増えている。
さらに,最近,このブログのページヴューが増えていることもあり,ちょっとゼミに関する記事を書いてみたいと思う。

個性派集団であるのは間違いない。
基本的なルールの厳守は求めるが,それ以外は何でもあり。
自由な発想や価値観の持ち主が多い。

これを書くと,シュウヘイに怒られるかもしれないが…
例えば,こんなことがあった。
昨年のゼミの募集の際のこと。
私は日ごろ,渡辺ゼミに合う人ってどんな人って問われたら,渡辺ゼミを必要としている人って答えている。
…で,昨年。
うちのゼミを本当に熱心に求めてくれている2年生がいた。
しかし…その指導には…恐らく先輩も,そして私も膨大な時間を要するであろうことが予想される,ちょっとそんな傾性がある学生がいて,その学生を合格とするかかどうかについて,選考の際に大いにもめにもめた。
シュウヘイはその場で,私に対して敢然とこう言った。
もしこの学生を落とすのなら,渡辺ゼミの「渡辺ゼミを求める学生が渡辺ゼミに合う学生」だっていう看板を下ろすべきだ!!って。
…胸を打たれた。
同時に,私に向かって,ゼミ選抜の際に全員に向かって,それを言える学生がいることに,とてつもない嬉しさを感じた。
その学生の合否については,16期生になった学生たちには話そう。
ここではやめておく。
大事なことは,うちのゼミが,教員に対しても,そしてもちろん学生同士も,見栄も衒いもなく,言いたいことが言える仲であり,それが当たり前とされていること。
こう書いていて思う。
うん…悪くないって。

2018年9月27日木曜日

秋学期最初の3年のゼミ③ 予算スラック班

明日の早朝,健康診断があるので,ゼミは19時半ごろに切り上げ,明日の朝ご飯を食べることができないので,帰宅してまずは夕飯を食べる。

さて,最後の発表の予算スラック班について書こう。
この班は,モデルの骨格自体はほぼ完成しているので,最後の最後の概念定義の確認。
予算スラックのどういった側面をどうやってとらえていくのか,まずはこれを検討した。
過去の予算編成局面を想起していただき,概ねスラック混入に関して満足しているかを捉えることについて検討することに。
もう一つ,スラックの存在によって,予算目標の達成に関わる業務以外の業務に従事できる裁量度についてはほぼ確定かな。
他の構成概念については,先行研究から援用するものだが,定義が多様なので,そのうちどれを採用し,どのように変数として測定するのかの部分について,さらにしっかりと検討していく必要がある。

秋学期最初の3年のゼミ② 出る杭人材班

次は出る杭を育むメカニズムのグループ。

まずはストレッチ目標と過大責任と現在定められている概念定義をやり直して。
ダイナミックテンションの定義が分かりにくいので,もうちょっと分かりやすく。
ダイナミックテンションとジョブクラフティングとの間の因果のロジックをしっかりと。
全体を調整する要因として,「自然追従」を置くというのは新しいアイデア。
「ストレッチと過大からテンションからジョブクラからパフォーマンス」のモデルとは別に,自然追従を従属変数とするモデルを別個に作ってもいいかも。

秋学期最初の3年生のゼミ① スポーツスポンサーシップ班

演習Ⅰに関する打ち合わせをした後,3年生のゼミ。

まずはスポーツスポンサーシップのグループ。
ワークモチベーションへのスポンサーシップの影響に関するモデルは,全体としては完成しているのだけれども,各パスの因果関係に関するロジックが弱い。
そこを強化すべし。
また,クエスチョンネアの作成もまだまだ不十分。
特にスポンサーシップの一次効果の部分は,相当難物だと理解し,心して取り掛かること。
次にビジネスマッチングへのスポンサーシップの影響に関するモデル。
こっちはまだま。
ベースとするマッチングのモデルが決められたわけだけれども,なぜそれが妥当だと考えたのか理由を明確にしたうえで,構成概念をしっかりとレヴューして定義して,因果関係に関するロジックをしっかりと説明すること。

秋学期最初の4年のゼミ 

さて合宿から10日ほど経ちました。
秋学期最初のゼミです。

まずはユリ。
組織における知識共有の研究。
個人レベルの研究とするのか,組織レベルの研究とするのか,それともマルチレベルで行くのか?
まずはその辺の整理が必要。
共有の話になると,なんとなく知識の受け手の立場から,そのメリットが論ぜられることが多い。
しかし,逆に知識の出し手の立場から,どうすれば本来出したくない知識の供出を促すことができるのか,組織的に知識供出を促すことができるのか,あるいはその供出姿勢(willing to or must or should or had better)が共有の効果水準に影響を及ぼしているのか,その供出姿勢に及ぼしている組織的要因は何なのか,こういった点が論点になるかもね。

次にカズキ。
モチベの伝播の研究。
被影響者のモチベの種類に対する推測が,影響者の同種のモチベの変化量に影響を及ぼすっていうのが先行研究。
調整変数とかの議論の前に,ワークモチベの伝播に対する先行要因の究明を進めるべき。

最後にキョウカ。
感情労働者の感情不協和に与える要因に関する研究。
飲食店とかの店員さんなどの感情労働者が,客との応接の際に感情的葛藤を覚えやすいが,これの大きさに影響を与える要因を探索する研究。
来客者に対する理解度や,店の空間と自分の着衣などの一体性に対する認知などが候補か。
さらにこれらを深く検討してほしい。

2018年9月26日水曜日

さぁゼミだ…

今日は朝9:30から20:30まで,ずっと会議やミーティングや応接。
流石に疲れた…
…が,一山,越えた。
これで前に進むことができる。
商学部をグッと前へ進める。

ところで,今日,学びたいのに病気で学び舎を去る若人を送った。
これは辛い。
身が切られるようだ。
いつか帰ってきてくれることを心より祈る。

肉体的にも精神的も疲れたが…一晩寝れば,大丈夫。
また,朝を迎えた時に沸々と挑む気力が横溢しているさ。

さぁ明日はゼミの日。
合宿後,3年生と4年生の研究はどれだけ進捗しただろう。
楽しみだ。

さらに明日は午前中の1限時間帯に,渡辺ゼミに関心を持ってくれている2年生の研究室訪問を受ける。
学生の期待とゼミにおける現実とのマッチングは,とっても大事な課題。
期待と現実が乖離しないように,ゼミの現実についてしっかりと語り,質問に答える。
いわゆるRJP、リアリスティック・ジョブ・プレビューってやつですな。
これがうまくいけば,ゼミにとっても,学生本人にとっても,入ゼミ後に,お互いにウィンウィンとなれる。
なので,渡辺ゼミでは,研究室訪問をしてくれた学生に対しては,選抜に当たって,その点を高く評価し,応募者数が定員をオーバーしていた場合,かなり有利になる。
ですので,ちょっと勇気を振り絞ってもらって,少しでも渡辺ゼミに応募の可能性を感じている学生には,事前に私の研究室を訪問してほしい。
今年は学部長としてかなり忙しいので,早め早めにアポイントをしてもらえると,大変助かります!!

2018年9月25日火曜日

16期生か…

中央大学での渡辺ゼミも今度の募集で16期目。
在外研究から帰国してすぐのゼミが5期生だったわけだが,あっという間だったなぁ。
今年の演習Ⅰの募集から,明確にスポーツビジネスの研究を打ち出すこととした。
特にJリーグのサッカークラブに関するスポーツスポンサーシップの研究は,力を入れていきたい領域。
これは私の研究テーマとしても追加し,今後論文も書いていきたいところ。

さて,昨日ゼミの一回目の合同説明会があった模様だが,明後日早速,研究室訪問のアポが入っている。
例年より,ちょっと早いかな。
来週の10月4日のゼミでは,個別ゼミ訪問もあるし,だいたいその辺くらいで,今年の応募状況が判別するでしょう。
個別ゼミ訪問のスケジュールは,私のホームページ上で公開しているの,そちらをご覧くださいね。

2018年9月24日月曜日

だが,とにかく前を向いて…

体は疲れ果てているが,今日も,お昼に学長や学部長らと重要な会議があり,大学へ。
昨日のムサリクの試合で利用した大学の備品を返品したりした後,すぐに今日は帰宅。
休みたいところだが,秋冬ものの野菜のために,畑に向かう。
畑を耕し,大根の種を蒔き,ブロッコリーの苗を植え付ける。
今やっておかないと,手遅れになる。
4時間…
明日も終日会議。
今日は早く寝よう。

1000人…

昨日のビジチャレ主催の武蔵野シティFCのホーム戦。
我々の目標は5000人の集客。
まだ総括ができるほど,気持ちの整理がついていないので,簡単な結果報告。
結果は約1000人…
目標の五分の一…
惨敗と言っていい。
学生たちは全力を尽くした。
それを誰よりも私が知っている。
ということは…努力の方向性が間違っていたということであろう。
三連休の中日…
しかも好天予報がその中日だけだった…
対戦相手の集客がゼロに近い…
などのマイナスの条件があったとはいえ,弁解はできない。
しっかりと総括する必要がある。
昨日,試合後に打ち上げをしたが,学生たちの落ち込み具合は尋常ではなかった…
それはそうだ。
夏休み返上で,あれだけ全力で取り組んできたんだ…
私だって,そうだ。
ちょっと疲れた。

2018年9月22日土曜日

いよいよ明日!!!

このブログをご覧の皆さん!!
明日は武蔵野陸上競技場で,JFL史上最多の集客をご覧いただくことができるかもしれませんよ!!
それも芝生席に全体未聞の2000席もの段ボール席が用意されます。
段ボール席なんて…ってお思いの諸兄!!
これが柔らかくって最高の座り心地!!
地方の花火大会でしか座れませんよ!!
下記のツイッターをご覧あれ!!
https://mobile.twitter.com/busichalle

なお,上記ツイッターの動画のあるシーンに私も出ています!!
見つけられるかな?!

私は明日スタジアムに8:00入り。
学生たちの奮闘ぶりを動画におさめる。
そして,私も遊撃として手伝う!
最高の一日にしたい。

今年も大手メディアに取り上げられました!

今年もビジチャレの活動が大手メディアに取り上げられました!
9月18日の朝日新聞の朝刊。
https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20180917001504.html

これで4年連続!!
東京新聞,朝日新聞,読売新聞,日経新聞…
中大のパブリシティにこれだけ貢献している講座って…

2018年9月21日金曜日

今日が最後の…

昨晩は仲間たちと商学部の将来について,熱く語り,少々飲みすぎたが…
今日は朝から皇居が一望できる30階建てのてっぺんの会議室で,売上高数十兆円の企業の執行役の方とミーティング。
来年創設予定のプログラムに関わり,提携の可能性を探るため。
好感触。
どういう形になるかは分からないけれども,何らかの形で提携できそう。

その後,立川で京大の先生と,管理会計教育について提携の可能性を議論。
こっちも実現可能性を探る方向で検討することに。

さて,その後…
最後のビジチャレの授業。
明後日はいよいよ本番なので,最後の打合せ。
学生たちはこれまで本当に頑張ってきた。
彼らを誇りに思っている。
目指せ5000人!!

2018年9月19日水曜日

考えることが…

考えることが多すぎて,ちょっとパンクしそうな感じだなぁ。
今日はもう何も考えない。
本を読む。
そして,今日は早く寝て,また明日考える。
明日,ビシッといこービシッと!!

2018年9月18日火曜日

合宿総括2

まだ御茶ノ水。
さて,合宿総括第二弾。
研究発表以外の側面について。

渡辺ゼミの合宿では,4つの大事なルールがある。
これについてはほぼ守られていたように思う。
2日目の朝食の集合時間がちょっと怪しかったぐらいかな。

ロールプレイングについて。
組織における対人関係の有り様について気づきを得るために,私が作成した脚本に従って,学生にそこに設定されている役割を演じてもらうセッションがある。
脚本は学生によってアレンジ可能であり,比較的自由に演じてもらってきた。
ただ…時には自由にし過ぎて,脚本の骨格すら変えちゃう学生のグループもあるが…
さて,今回のロープレだが,逸脱しすぎもせず,しかしエンターテインメントの要素もふんだんに盛り込みつつ,実に良い出来だったと思う。
OB(11期のモッチー,ダマ,ワタル,10期のモトキ)もグループを作り,飛び入りでロープレに参加したりして,またその出来もとても良くて,楽しませてもらった。

今回の合宿では,スポーツレクリエーションを実施することができなかった。
私が一時合宿を抜けなければならない用事があったため,その時間にスポーツをする予定になっていたのだが,昨日このブログにも書いたけれども,ゼミ生たち全員の合意のもと,3年生のグループワークのリファインのために,中止することに相成った。
渡辺ゼミの伝統だから,次回はぜひ実施したいと思っている。

読書会について。
今回の課題図書は,柴田翔のされどわれらが日々。
学生たちのお祖父さんぐらいの年齢の方々が,学生であった頃の学生運動盛んな頃の話。
なかなか共感が得られなかった模様。
しかし,なにやら昔の学生はよく考え,よく悩んで,単線的な思考をしていなかったことが良く分かったことと思う。

最終日のコンパは,OBOG15名が参加してくれて,学生たちにとっては,非常に多くの学びや気づきが得られたようだ。
私に対する合宿後の感想メールのなかで,そのことが多く言及されていた。
私が言うと当を得ないかもしれないけれども,本当にうちのゼミのOBOGはいい奴ばかりだよ。
学生たちはこのことに思いをいたし,卒業後も合宿に顔を出し,後輩たちとコミュニケーションをとって欲しいものだ。

最後に合宿係について。
若干の想定外の出来事があったが,良く臨機応変に対応し,全体として良く合宿を差配してくれたと思う。
ヒナ,ミサト,サトシ,タロウ,ミユの5人,ご苦労様でした!!

合宿総括1

今日はこれから御茶ノ水。
学部長会議、役員会、理事会などなど。
10時から晩の7時までびっしり。
予定なので何時に終わるのやら定かではないしね。

さて、合宿の総括をしよう。
まずは研究面について。
3年生は最初に準備してきた内容はまだまだだった。
グループの一人ひとりがしっかりと役割を果たし、互いに助け合い、熟慮を重ねたものとは言えなかった。
そのため…渡辺ゼミ伝統のスポーツレクリエーションの数時間をスキップしてまで、4年生の指導のもと、最初の発表の際に受けたフィードバックをベースに、モデルをリファインする時間を設けた。
私はと言うと…その間、5時間かけて、山梨県の石和温泉と後楽園キャンパスを往復し、秋卒業式に参列するという学部長業務をこなしていた。
私が不在だからこそ、4年生が実に良く頑張ってくれたようだ。
私が後楽園から戻った後の午後に、3年生のグループ研究の2回目の発表の機会を設けたのだが…
実に良くなっており、3つのグループいずれも、まだ強化しなければならないところもあるけれども、ほぼほぼモデルは完成したと言って良い。
予定外のセッションであったが、4年生が張り付き、その指導のもと、3年生がグループワークを、合宿の最中に行うというのは、今回の成果からすると、次回から計画に盛り込んでもいいかもしれない。
15期生全体としての研究進捗度は、過去の期とくらべて最も良好だ。

4年生の分は…既にここで書いているが…
全体としていえば、良く準備して合宿に臨んでいたと思う。
ただこれからが大事。
さらに加速化しなければ、自分たちで設定した目標は絶対に達成できないだろう。
しかし…チームを組んでグループで、個々の卒論研究を進めるやり方はグッド。
14期ならやるかもしれん、と思い始めた。

さてもうすぐ駅だ。
続きはまた後で。

2018年9月17日月曜日

合宿が終わり…

昨日,三泊四日のゼミ合宿を終了した。
3日間の総睡眠時間は11時間。
かつては三泊で睡眠時間一桁なんて時代もあったけれども,近年はある程度は寝るようにしていたので,11時間って少ないのは久しぶり。
昨晩は22時には就寝し,10時間,寝た。
だいたい3日間の睡眠時間と同じって(笑)。
おかげで体調ばっちし!

今日は,今週末の大事なプレゼンのための資料作りをしなけりゃならない。
そう来年創設予定のプログラム科目のスポンサーになっていただけないかお願いをしてくる。
いわゆるスポンサー営業ですな。
そのためのセールスシートのようなものを,これから作る。
お相手は,売上が4兆円に迫ろうっていう超巨大企業。
直接社長とお話する機会があり,そこで厚かましくもお願いをして,頂戴した機会。
PBL科目の運営にはお金がかかる。
何とか頑張りたい。
学生がビジチャレで100万円のスポンサードの獲得に成功しているんだ。
負けちゃいられない。

さて,渡辺ゼミでは,いつからの慣行か分からないけれども,合宿終了後,その感想をメールで送ってくれることになっている。
これからそれに対する返信を書く。
いや…その前に不在中の百以上届いているメールに対する返信を書かなきゃ。

今日の休憩時間にでも,今回の合宿を総括したい。

2018年9月16日日曜日

2018年度夏合宿 4年生の卒論研究

合宿最終日。
これまでの4年生の卒論研究に対するフィードバック。

カズキ
1日目の晩。
モチベーションの伝播の研究。
まだまだレヴューが足りない。
伝播って条件が整わないとそう簡単に生じない。
企業組織の場合のその条件がさらに増えそう。
そういった難しさがあると思う。

レオ
2日目の深夜0時ごろ。
心理的安全の研究。
チームに対する安心感がチームの効果性に及ぼす際に,仕事に対する責任感が重要だと考えるっていう枠組みはいいと思う。
ただ…チームの効果性って何?
責任感って何?
そもそも心理的安全性を高めるためにはどうすりゃいいの?
など課題は多い。

シーちゃん
2日目の深夜1時ごろ。
2つのラインをレヴューしてきた感じ。
そのうち道具としての管理会計の使い道を誤って不正を生じさせてしまったパターンに着目した方がいいかも。

シュウジ
2日目の深夜2時ごろ。
人事異動の研究。
結局,移動に対する満足度は,期待と現実の不一致から生じているわけで,それを解消としようとすれば,期待に影響を及ぼすか,現実を変えるしかないわけで。
その両方が難しいなら,人選レベルで対処するしかない。

ミナミ
4日目の午前。
サービスリカバリーの効果に関する研究。
リカバリー概念の深化のためには「失敗」と何か,どのような種類があるのかといった点を突き詰めて考える必要があるかも。
それによって効果的なリカバリーを促進する要因も見えてくるだろう。

サド
4日目の午前。
EIの研究。
何がEIを促進するのかって視点でのアプローチは難しいけれども,意義は大きいから,やってみる価値はあるかも。

ミノリ
4日目の午前。
休日の過ごし方と平日のパフォーマンスの関係の研究。
ストレスコーピングのセンではなく,ポジティブ感情の創出のセンの方が見込みあり。

ハツキ
4日目の午前。
関係葛藤の研究。
関係葛藤の抑制のセンではなく,そもそもそういった芽を摘む組織づくりのセンの方が,組織心理学の研究としてはベターかも。

ユウヤ
4日目の午前。
転職者と心理的居場所感の研究。
中途採用にこだわるのか,居場所感にこだわるのか,まずはそこ。
中途なら,前職を辞めた理由に着目するとかね。
まずは軸を定めよう。

シュウヘイ
4日目の午前。
組織におけるフローの研究。
仕事におけるフローの意味づけをしっかりする必要がある。
で,職務環境を整えてフロー経験を積めるようにしたら,ウェルビーングを高めることができるかってリサーチクエスチョンでいいのか検討すること!

2018年9月13日木曜日

2018年夏合宿初日の午後

合宿初日!!
始まりました。
ゼミ生諸君は良く睡眠をとってきましたかね?
これからハードな三泊四日ですが,頑張っていきたいね!

到着後,最初は簡単なゲーム。
四角形のピザパイ問題。
一番最初に回答にたどり着いたのはしーちゃん。
2番目はケンタロウ,三番目はイクミ,四番目はイオリ,五番目はキョウカ。
想定していた答えとは異なる正解にたどり着いた連中もおり,私も気づかされたわ。

次いで,4年生の卒論報告。
トップバッターはマサヤ。
新卒採用活動が入社後の組織成員のモチベに与える影響を研究したいとのこと。
結局,心理的契約研究に近づいてしまうような気がする…RGPかなぁ。
あるいはセイバリング概念を活用するか…

次はジューフク。
OBM(オープンブックマネジメント)の研究ね。
イネーブリングの方がやりたいことにマッチしているような気がする。

三番目はキョウカ。
感情労働とバーンアウトの研究。
表層演技・深層演技の概念に踏み込むとラビリンス。
ユニフォームの効果に着目するとか…
あるいは店舗のコンセプト創りに成功し,ターゲット層への働きかけがうまくいっている企業ほど社員の感情的不協和が少ないとか…
そういった方向で進めた方がいいかも。

ここまででいったん4年は終わり。
次に3年生のグループワーク報告。
まずはスポーツスポンサーシップのグループ。
ビジネスマッチングをしっかり概念定義しないとダメ。
異業種交流会に関する研究を参考にするとしても,スポンサー企業同士の交流会との違いもしっかりと捉えることが大事。
マッチングの効果への影響要因として交流会特性も,しっかりとした根拠をもって選別しなければダメ。
ワークモチベーションの方のモデルについても,スポンサーシップの組織成員に対する効果に因果関係があって,それを構成する要因をしっかりと定義しなければダメ。
誇りの定義をもっとしっかりとしなければダメ。
モデルの構成要素間のロジックも全然できていないので,もっと詰めなければダメ。

ということで,これから夕食。

2018年9月12日水曜日

ちょっと疲れたな

今日は午前中にビジチャレの授業。
みっちり3時間近くこなす。
いよいよ大詰めです!!
その後,学生と一緒に武蔵野陸上競技場へ実証実験へ。
終了後,急いでまた大学へ戻り,今度はゼミ生の買い出しに付き合う。
その後,大手新聞社の方の取材を受ける。
ビジチャレのことを記事にしていただけるとのことで,語る語る。
あっという間に1時間以上過ぎる。
そして,1日があっという間に終わる…

そうそう全学のニュースと商学部のニュースにビジチャレのことがあっぷされました!!
全学トップ
http://www.chuo-u.ac.jp/
商学部TOP
http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/
ニュース
http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/news/2018/09/74098/

そうそうツイッターとフェイスブックに展開していただきました!!
(Twitter)
https://twitter.com/Chuo_PR/status/1039670757951827969
(Facebook)
https://www.facebook.com/ChuoUniversity/posts/2243411862396958

明日からは三泊四日のゼミ合宿。
今日ははよ寝よ。
体力的にもたんから。

2018年9月11日火曜日

連日…

ここんとこほぼ毎日8時前には出校し,晩まで仕事をしているのだが…
次から次へと色々な事態が発生し,それの処理に追われ,なかなかたまった仕事に対応することができない。
明日もビジチャレの講座があり,その終了後,武蔵野陸上競技場に学生を連れて移動し,9.23の試合のために必要な実証実験を行う。
それが終了後は,大学に急遽戻り,明後日からのゼミ合宿のための買い出しに付き合わなければならない。
合宿に持参する酒やつまみを私の車に積んで運んであげなければならないため。
隙間時間すらほとんどない毎日が続くけれども,ここに来て来年に向けた学部改革がぐっと進み始めている。
まだまだここでは書けないが,商学部は来年度,大きく変わる。
いや,変える。
そのために今できることは何でもする。
同時に,ビジチャレもゼミも全力投球する。
さぁ明日も早い。
ビシッと行くぜビシッと!!

2018年9月10日月曜日

ボーイスカウトとの未来

今年の8月に13,000人の参加者が集ったボーイスカウトのジャンボリーに参加してきたことは,すでにここでも書いた。
我々はもちろんリコロ・プロジェクトで勝負した。
なかなか好評であったらしい。
先週の金曜日にボーイスカウトの事務局の方が,そのことに対する感謝状を大学に届けてくださった。
本当は,仲間たちも集まってもらったほうが良かったのだけれども…
時間の関係で私だけが応対させていただいた。

リコロ・プロジェクトでは,子ども達にリコロを削ってもらって,磨いてもらって,でもそれを我々の手に渡していってもらって,多くの子たちに楽しんでもらえる木のプールを完成させるってのがミソ。
これを成功させるヒントが,今回のジャンボリーへのイベント出展で,ちょっと分かったような気がする。

2年後に障害をもった子たちのイベントが福島であるらしい。
1000人の子ども達が参加する大会。
また,4年後にはジャンボリーがあるが,その場所がどうやら関東らしい。

今,協力してくれる学生たちは卒業してしまう。
奴らはきっと卒業してからも協力してくれるだろうけれども,学生の仲間たちもこれから集っていかなければならないね。
こいつは私のライフワークになるかも,だから。

2018年9月9日日曜日

リコロの素のデザイン

切り捨てられただ朽ち果てるの待っているだけの間伐材を活用して「リコロ(下掲の写真上」として再生するプロジェクト。
その名もリコロプロジェクト。
そのキットが下掲の写真。
多くのプロと学生がコラボして完成したキット。
そのプロフェッショナルの一人がアイプラスデザインの方々。
そのHPでリコロが,大企業の商品と一緒に紹介されている!
https://iplusdesign.jp
ありがとうございます!!

















2018年9月8日土曜日

10期の…

今日は10期のゲティの結婚式。
式は14時ぐらいに終了したけれども、他の10期の連中に2次会開始直前までカラオケをつき合わされた。
で、今、帰りの電車の中。
ゲティも私が結婚した時と同じ26歳。
不思議じゃないんだよなぁ、年齢からすれば。
私の上の娘も今年25歳だしね。
同期のホッシーが、またハンガリー勤務になるとのこと。
彼がいる間にハンガリーに観光に行きたいねって話で盛り上がった。
奴らと行くか、家内と行くか…
いずれにしろ楽しみができた。

2018年9月7日金曜日

仮説を産みだすためには…

ゼミ生たちへ…
ここんとこゼミのことを書いていないので,ちょっと。

さて,もし新卒採用の社員の30%が3年以内に退職してしまうということが観察されたとする。
この観察された「新卒採用の社員の30%が3年以内に退職」というのは,社会に生起している「現象」です。
この現象に興味を持った諸君は,きっとなぜこの現象が生起しているのかを知りたくなるはずです。
研究したくなるはずです。
その結果,入社前に描いていた会社像と現実の違いにショックを受けた人ほど,3年以内に会社を辞めていることを発見したとします。
これは「事実」と呼ばれるものです。
観察可能な「3年以内の退職」という現象から,観察不能な事実を諸君は発見したのです。
この事実というやつは,たまたまって場合もあります。
しかし、多くの同様の事実が発見される場合もあり、その場合にはそれらの事実間で共通する原理があるはずです。
この原理が「理論」と呼ばれます。
理論が見つかれば,そこに「概念」が産まれます。
例えば,「入社後の諸条件に対する期待」を大概の入社前の学生が抱くことが分かり,これを「心理的契約」と名づけたとします。
これが概念です。
この心理的契約が早期離職を説明できるようになると,それは例えば心理的契約なんちゃら理論と呼ばれることになるでしょう。
その理論をベースに,何かと何かがどのように関連しているのかについて「仮説」を立案していくことになります。
3年生と4年生は,これから仮説立案に取り組むことになりますが,その背景にしっかりとした理論があることが大事ですよ。

昨日は…

昨日は晩に商学部と経済学部の職員さんらと懇親会をした。
皆,体育会出身。
今後,私自身が大学スポーツの将来にかかわる仕事をやることになりそうなので,色々と意見交換をした。
日本版NCAAのこと,中大の体育施設のこと…などなど。
このようにザックバランに会話する中で,今後の進むべき道が見つかるもんだ。
だが…全員体育会系ということもあり,少々飲みすぎた…

奥多摩三村に…

一昨日,商学部の職員さん2名を連れて,小菅村,丹波山村,檜原村の順番に役場を訪問してきた。
朝8時半に大学を出て,大学に戻ってきたのは夜の7時。
ずっと運転だったので,ちょっと疲れたが,良いミーティングができたと思う。
来年度から正式な協定を結び,地域連携型のPBL科目を開設するための,実務的な打ち合わせをしてきた。
学内の教育予算を獲得することができたため,各村にお住まいで起業家精神旺盛な方に中央大学の嘱託職員になっていただき,地域の情報収集や学生が村を訪問する際のコーディネイトなどをお願いすることになる。
その人選を進めなきゃならない。
また,各村に中央大学の分室のようなも部屋をお借りし,遠隔会議システムを導入することも予定している。
とにかくやることが山ほどある。
年内,あと何度か訪問することになるかも。

2018年9月3日月曜日

奥多摩三村と…

今日は大学でせっせと書類づくり。
奥多摩三村と中央大学との協定案と,その三村と商学部の協定案のたたき台を作成した。
学内の競争的な教育予算の獲得に成功し,2019年度から商学部は奥多摩の小菅村,檜原村,丹波山村と正式に提携し,商品開発型のPBLにシステマティックに取り組む予定である。

思えば5年前,私のベーシック演習に所属していたアリサ,アヤカ,チヒロ,カズヤ,ピグチなどの有志で始めた自主ゼミのようなものが出発点であった。
地域活性のためのPBLを実施しようという漠然としたところから出発し,アヤカの親戚が小菅村にお住いということで,とにかく小菅村に行ってみることにした。
そんな中途半端な我々を,小菅村の関係者の皆さまは快くお受入れくださった。
時に一緒に酒を酌み交わし,5年間に渡り,関係を継続してきた。
4年前からは2年生のゼミを中心に,小菅村の物産を活用した商品開発などに取り組んできたが,今年から私が学部長になってしまった関係で,授業としては小菅村にかかわることはなくなっていた。
しかし,それでも間伐材の利活用プロジェクトである「リコロ・プロジェクト」は有志と共にしっかりと継続してきた。
その甲斐あって,来年度からは,かなり大々的に,しかもシステマティックに,奥多摩の村々と向き合うことになる。
おそらく教員としては,私は担当することはない(できない)かもしれないが,インフォーマルにでもコミットし続けることになろう。
私のライフワークになるかもしれない。

明後日は,朝から晩までかけて,奥多摩三村を事務方を同道して行脚してくる予定。
まずは今後の取り組み方について,じっくり打合せをしてくる。
絶対に成功させて見せる。
いや成功するまで,やめない。
だから…必ず成功する。

新しいポスター

ビジチャレ講座が挑む9.23の武蔵野陸上競技場5000人プロジェクトの,最終的なポスターが完成した。
今までと違うのは,Paravi(パラビ)エキサイトマッチと銘打たれることになったこと。
キャラは,世界的なイラストレーターの久保誠二郎様ご作成の「634(ムサシ)くん」。
ムサシくんが言ってくれているように,ムサリク(武蔵野陸上競技場)を満杯にして「ハンパにゃいって」状況にしてみせますよ。
学生達は最後の努力をしています。
応援,どうぞよろしくお願いします!!



2018年9月2日日曜日

学会は

昨日今日で,名古屋を往復。
産業組織心理学会で,都合12本ぐらいの研究報告を聞き,大いに今後の研究に参考になった。
こういう日もなければ,やってられんよ。
本当に楽しく集中できた時間だった。
次から次へと研究アイデアが湧いてくる。
でも…なかなかそれに傾注する時間がない。
そりゃ土日も出張だから,休みはないけれども,楽しいから,言ってみればそれも私にとっては大事な時間。
セイバリングって概念が当てはまると思う。
平日にストレスがたまるのは,仕事をしている以上,避けられん。
大事なのは,休暇の時に,どう過ごすか。
これである。
私はセイバリングがうまいのかなぁ。

学部長の仕事はやりがいがある。
しかし…やはり研究もしたい。
すべてをうまく両立したい。
諦めんよ。

サッカーイベント

今回の武蔵野陸上競技場での9.23の試合では,ひじょーに面白いサッカーイベントが誘致されて,入場者の皆さまには無料で供されます。
是非,親子連れでお越しください!!

・テックボール
 (http://www.teqball.jp/)
・フリースタイルフットボール
 (http://f5i.jp/wasse.html)
・リフティング教室
・キッズバブルサッカー
 (http://play-tas.com/contents/kids-bubble-soccer/)
・フットダーツ
 (http://play-tas.com/contents/foot-darts/)

パラビ

ここにきて正式に発表してよいだろう。
動画配信サービスのパラビ様から,ビジネスチャレンジ講座は多額のスポンサードを頂戴できることが決定した!!
学生たちが一からセールスシートを作成して,アプローチして,交渉して,そしてやっと獲得したスポンサーシップである。
この金額は,過去のビジチャレでも最高額。
100万円!!
今年のスポンサーシップの獲得額は,現物出資の32万円相当も含めると,168.5万円!!
これ全部,学生が獲得したもの。
私が言うのもなんだが,大したもんだよ。

また、当日のゲストも決定。
AbemaTVで放送している「オオカミくんには騙されない」などに出演しているバンダリ亜砂也様。
「勝負の夏」に出演中の近澤智様。
サイン会や握手会もあるかも!
さらに40万円近くかけて、親子で楽しめるサッカーイベントも複数実施する予定。

これだけやれば、かなりの集客が期待できるが、芝生の傾きのある土手のエリアでも、快適にお座りいただけるよう、特殊なカットをした段ボール椅子を数千個用意する予定。
おそらくそんな椅子に座ったことのある人はほとんどいないだろうし、座ってみたくなるじゃないかなぁ。
これ自体、その珍しさから、一定の集客効果があるだろう。

ビジチャレ受講生の皆は、あともうひと踏ん張り!!
勝利の美酒は近いぞ!!