今日は祭日ですが,商学部の一般入試が行われたので,大学で待機。
何か問題が起こった時のために,ね。
無事終了!
ほっ!
待機中に新3年生のグループワークのテーマの相談を受ける。
3グループ,それぞれ1時間ずつ。
研究を警察官・検事の仕事に例えて説明。
警察が必要なのは犯罪が発生するから。
研究も同じ。
問題があり,解決すべき課題があるから,研究は行われる。
ということは…
First of all 問題・課題の特定が大事。
そこから始まる。
それらを特定するためには,しっかりと先行研究をレヴューすることが必要。
問題・課題を特定したら,問題の構造をしっかり捉えることが大事。
例えば殺人事件が発生したら,まずすることは被害者の身辺情報をしっかり洗うことが大事でしょ。
殺人事件なら,被害者の関係者や足取りを調べ,近所への聞き込みが行われるでしょ。
君らは特定した課題について,徹底的にまずは先行研究を洗うことが大事。
それから,犯人を捜すわけだけれども,そのためには証拠を集めなければならないですよね。
君らも問題・課題の原因を特定するために,直接・間接(状況)証拠を積み重ねないとね。
それを怠ると,裁判で無罪になってしまったり,あるいは冤罪を産みだすかもしれないからね。
事件は現場で起こっているからね!
君らにとっての現場は,書物,文献,事例だからね。
何度も現場に足を運び,靴底をすり減らして,文献等を対象に「聞き込み」をしなければならないよ。
証拠を積み重ねると同時に,「犯行の動機」を見つけることも大事だよ!
君らの研究に関して言えば,先行要因と結果要因をつなぐロジックかな。
いくら犯人の目撃情報があっても,犯行の動機が特定されないと,裁判は迷走するだろうね。
ロジックもしっかり考えなければ,ね。
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