今日の夕方,情報システムの先生の研究会に参加。
テーマはジビエとブロックチェーン。
ミーティングの関係で,すべてを聞くことはできなかったけれども,興味深かった。
概要は以下の通り。
鳥獣被害は甚大。
100年後は鹿の数が人間を超える!
農水省が鳥獣の利活用,ジビエを推奨。
しかし…本格フレンチ,居酒屋のジビエは,ほぼほぼ輸入物。
鹿を刺身で食べると,E型肝炎のリスクが大きい。
刺身は非常に危険!
75度以上で熱していれば,ほぼ安全。
ただ熱し過ぎると,固くなるので…
鉄砲が首以外に当たると内臓が損傷し,菌が全身に行きわたる。
罠で捕まえても,早めにとめ刺ししないと,暴れて全身打ち身だらけになり,肉が食べれたものではなくなる。
日本国内にも無認可のジビエの処理場も多い。
2018年度に「国産ジビエ認証制度」が開始。
トレーサビリティを義務化し,ブロックチェーンの技術を2018年から活用。
ブロックチェーン自体は旬を過ぎているけれども,ブロックチェーンをデータのセキュリティに活用することは現在注目が高まっている。
ところで…
ブロックチェーンを通じてジビエにおいて守りたいデータとは?
捕獲者の情報
とめ刺し者の情報
放血者の情報
捕獲情報
損傷部位の情報
個体情報
現地作業に関する情報
外観に関する情報
解体時の確認項目(内臓)
解体時の確認項目(枝肉,その他)
解体時の確認事項(内臓・枝肉共通)
写真
どこの処理施設が入力したのか
誰がいつ入力したのか
データの新規・更新・削除
どの工程を通過したか
その工程をいつ通過したのか
その工程にどのくらいの時間をかけたのか
X線検査結果
金属探知検査結果
上記のデータは厚労省のガイドラインで求められている情報。
レストランのシェフの中には,いついつ何処で獲れたものかまで,指定してジビエを求める人も多い。
今後は…
ジビエ1グラム当たりいくらっていう仮想通貨を流通させたらどうなるかってところまで考えている。
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