今日の営業学入門の講師の先生は,プルデンシャル生命保険の社員の方ではなく,株式会社リクルートエグゼクティブエージェントのエグゼクティブコンサルタント森本千賀子氏であった。
同氏は,NHKの「プロフェッショナル:仕事の流儀」にも出演したことのある転職のプロ。
それもエグゼクティブの転職の。
これまでに1万人以上の転職希望者と接触し,2千人以上の転職に成功してきたという。
これって実に凄まじい数字。
こんなプロの話を聞けるなんて,本当にこの講座の受講生は幸せだと思う。
おそらくだけど,この方を普通に講演に呼ぼうとしたら,ウン十万円が…
この営業学入門は,プルデンシャル生命保険様の寄付講座。
だからこその講師陣のハイクオリティ。
心より感謝を申し上げたい。
さて,森本氏は,88枚のスライドを駆使して,ほぼ時間通りにプレゼンを完遂されていた。
間の取り方も抜群で,私語もほとんどでない。
流石のプレゼン力。
この講演の内容をどれだけ自分の血肉にすることができるか。
中大の学生の能力が試されているような気がした。
森本氏は言った。
学生は平等に扱われるが,ビジネスの現場では平等性なんてないって。
本当にそう思う。
しかし・・・どの学生にも平等に与えられた森本氏の講演から,何を如何ほど得ることができたのかには,きっと学生によって大きな違いがあったろう。
講義中,まっすぐ前を向き,森本氏の言葉を一言たりとも逃すまいと食い入るように聞いている学生もいれば…
学生には機会は平等に与えられるが,その機会を活かすことができるかどうかは学生次第。
おそらく人間には二種類しかいない。
機会を活かせる人間と,機会を活かせずに通り過ぎてしまう人間と。
確かに経験が浅いと,その機会の貴重さに気づかずにスルーしてしまいがち。
だから…私が意識してきたことは,機会を与えられたのならば,その価値を自分で勝手に判断せずに,できうる限り素直にその機会に臨むこと。
いみじくも森本氏も,ご講演の中でおっしゃっていた。
数えきれない経営者に会ってきたが,優秀な経営者に共通する点として一つ挙げられるのは,「素直さ」だと。
実に興味深い。
「素直さ」の重要性は,松下幸之助も言及している。
素直さとは,誰かの言うことを唯唯諾諾と受け容れることではない。
私が考えるには…
常に感受性を豊かにして,好奇心をもって,真摯な姿勢で事に臨めるかどうか。
これであろう。
さて,明日は3年の臨時ゼミ。
インナー決勝と学内プレゼン大会の資料提出期限が迫っているため。
できる限り力になってあげたいと思う。
自分の論文執筆も,今日,少し進捗した。
明日も隙間時間があれば,進めたい。
私も皆と同じで,まだまだプレイヤーだからね。
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