2024年12月7日土曜日

てっぺんへ

明日,経営経済系で日本最大のプレゼン大会の決勝が東北の地で行われる。

渡辺ゼミの2つのグループがその闘いに臨む。

10年前に11期生が,インター大会の決勝で最優秀賞を獲得して以来,その栄冠からうちのゼミは遠ざかっていた。

明日,きっと素晴らしいプレゼンをしてくるであろうことを確信している。

私の役割はもう終わっている。

この子たちは,もう普通に存在している以上の状態に到達し,その状態を仲間と楽しむことができている。

もう大丈夫。

この子たちはもう。

その状態に達すれば,もう自分たちで高めあう。

研究水準は学部レベルをとうに超えている。

彼ら彼女らが切磋琢磨し,その領域に辿り着いた。


今から1年前。

不安そうな顔をして,皆5505号室に集まってきた。

誰もが今まで見たことのない高い山を登り,そのてっぺんで仲間と絶景に接することができることを,現実のものとして,まったく実感できていなかったはず。

でも,今,君らにもうっすらと見えているはず。

明日,最高峰に立った時の光景が。

見えるさ,実際に,クリアにさ,それが。


さぁ,最後のアタックが残っている。

力を合わせて,仲間と共に手を携えて,最後のアタックだ。

最高峰の光景がどんだけのもんだったか聞かせてくれよ,私にさ!

明日,私は私で闘うさ。

君らも君らの闘いに全力を尽くしなさい。

それを楽しみなさい。

君らはもうそれを自然に楽しめる域に達している。

発表前に過度に緊張している自分に気づいたら,5505を想い出しなさい。

あの部屋には,君らの苦しさ,喜び,楽しさ,嬉しさ,そして屈辱のすべての感情がこもっている。

これまでのそれらを想起すれば,きっと落ち着くはずだ。

さぁ,前へ!!

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