短い文章で文意を伝えることの方が、長い文章を書いてそうすることより、簡単だと誤解している向きがある。
しかし、それは逆で、短い文章で明確にこちらの意図を伝えることは、実はかなり難しい。
かつて太宰治だったと思うが、小説家は詩人になれなかったものなれの果てだ、と中原中也を羨ましがり、かつ嘆いたという文章をどこかで見た記憶がある。
かほど左様に短い文章は難しい。
私を含めて凡人は、一定の文章を駆使して、読み手に的確に文意を伝えるしかない。
3年生のグループの一つは、スポーツ産業学会の学会誌に掲載する論文を執筆中。
4年生は卒論を執筆中。
論旨明快な文章を書くためには、良い文章をたくさん読むことが大事。
今からでも遅くない、良質な文章をたくさん読んでほしい。
私見によれば、良い文章が書くには一定の論理的思考能力が必要だが、良い文章が書けるようになると、その論理的思考能力がさらに高まり、さらに良い文章が書けるようになる。
かつて、18期のフウトは実に良い文章を書いた。
1年生の時から。
結局、彼は超高倍率のスポーツメーカーに就職し、かつ新入社員代表として社長の前で挨拶をするところまでいった。
読書をしっかり時間を取ってすること、これを励行してほしい、ゼミ生には。
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