2020年11月26日木曜日

Jリーグビジネス論Ⅱ9回目!

 本日ご登壇いただくのはオリジナル10の鹿島アントラーズ!

これまでなかなか機会がありませんでしたが,ようやっとアントラーズにご出講いただけることに!

ご登壇者は,マーケティング部門の責任者の春日洋平氏。

まずは自己紹介の後,アントラーズの歴史についてご説明いただいた。

Jリーグの創設にあわせて加盟することは,ほぼ100%無理と言われる中,ジーコを補強し,サッカー専用スタジアムを創り上げ,ギリギリで加盟の実現にこぎつける。

黄金時代は…

第1期は,セレソン(元ブラジル代表)の躍動時期(1996-1998)。

第2期は,日本代表組の台頭時期(2000-2002)。

第3期は,クラブとしての成熟時期(2007-2009)。

この間,全13冠を獲得している。

その後もクラブワールドカップなどでの活躍もあり,現在までに20のタイトルをホールド。

そして,2019年にメルカリがクラブ経営権を獲得!

普遍的なバリューを胸に挑戦し続ける(伝統と革新の相乗効果)!

この考え方に最も適していたのがメルカリであった。


次は,事業環境の変化について。

最大の変化は,2017年シーズンのDAZN参入によるリーグ財政インパクト。

「放送」から「配信」へ。

2017年はJリーグのデジタル元年。

DAZNとの2017-2026年独占配信権契約によって得た2,100億円を…
優勝,強化配分金の増額(優勝クラブは賞金+強化配分金で合計18.5億円を獲得),
放映権均等分配金の増額(J1クラブには従来の約2倍となる3.5億円に増額),
外国籍登録選手枠の拡大(従来の3+アジア枠1+提携国枠1から19年以降は5に拡大),
サマーブレイクの設定(夏季中断期間を設定し国際交流を促進し,経験と収益を向上)
国内リーグは「共存」から「競争」へ!

鹿島の周辺環境は最悪!
コア商圏における人口は約78万人!
J1平均は約700万人!
アクセスも最悪!

この後に,事業の話になるわけだが…
その前に学生に投げかけられた質問とその答えにサッカービジネスの本質が!

アントラーズのValueは…
Go Bold(大胆にやろう)
All for One(全ては成功のために)
Be a Pro(プロフェッショナルであれ)
ミッション達成を目的とした戦略及びアクションを設計し,これらの3つの行動指針を持って推進!



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