2013年12月27日金曜日

11期生

今日は,4年生のゼミの終了後,11期生になる2年生と懇親会をした。
席が二手に別れてしまったが,例のアレについて意見を言い合った。
「株主と従業員の二項対立の課題設定が誤っている」
「従業員重視の目線で描かれすぎており,資本家を軽視し過ぎている」
「従業員と株主では追求するベネフィットのスパンが違うので,その対立を図式化するのではなく,その対立を調整するマネジメントの重要性を認識すべきだ」
「誰のモノという視点ではなく,その企業は何のために存在するのかという視点をもっと強調するべきだ」
多少,私なりに表現を変えているが,聞いていて,嬉しくて鳥肌がたつような意見が続出した。
そう,それで言い。
うちのゼミでは,どんな意見でも思ったことを言えばいい。
そこには無限の自由がある。
面白い,実に面白い。
こりゃ,楽しみだ。
これから,もっともっと議論しよう。
そのうち,その先に,きっと今まで見えなかった光景が見え始めるだろう。

しかし,そういった,意見自体の面白さも際立ったが,私がそれ以上に評価したいのは・・・。
Myuさんのように,自分の意見をちゃんと文書でまとめてくるような姿勢である。
「努力は運を超越する」
私が好きな宿澤広朗の言葉である。
こつこつ我がゼミで努力していれば,どこかでそれは報われる。
もし報われていないと認知するなら,それは努力が足りんのだ,と考えなさい。
ぎりぎりの勝負の時,結局,努力が多かった奴が勝つ。
努力至上主義をとなえているのではない。
結果を決めるのが,継続的な努力,一時的な努力,才能,運,気分,課題に内在する困難さ,他人の援助などだとすると,自分にコントロールできるものに焦点をあてるべきだ,ということだ。
自分でコントロールできるモノ,上記のなかでは,努力以外あるまい。
その有効性を信じずに,何を拠り所に頑張れる?

かつて三浦カズがいった。
「良く人は,カズは持っている,と言うが,それは違う。
私はいかなるシチュエーションでも,人一倍の努力をしてきた。
私がもし人より良い結果を残せているとしたら,それは努力のおかげだ。
私が『持っている』から,ではない。」


よし。
11期生諸君。
今より一歩先の自分。
そんな未来の自分に会えるよう,私も君らを徹底的に鍛えよう。
行こう,前へ。

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