2024年6月25日火曜日

良いクラス

火曜日1限と金曜日3限の週2回開講している原価計算論。

1997年以に赴任した岡山大学時代から数えると(途中在外研究で2年ほど担当していないので),25年くらい,多い年では年3~5クラス(春学期月2限木4限のクラス,春学期火1限金3限のクラス,秋学期火1限金3限のクラス,プラス夜間部があったときにはそのクラスも)を担当した年もあるから,まぁ70~80クラスぐらいはこれまで担当してきた。

人数は岡山時代の100人ぐらいから,中大で多いときは300人以上のクラスを。

トータルすると2万人以上は延べで教えてきたってことか…

思えば遠くにきたもんだ。

さて,その中でも今年のクラスは最高レベルに授業がしやすい。

そして教えがいがある。

例年,開始のチャイムがなってから,授業を始めますと宣言して,それでも私語がやまないので,授業を始めますよ,はい始めますよと数回繰り返し,そしてようやっと静かになるのが普通。

最初の授業から数回は,かなり私語がやむまで時間がかかるのが通例。

ところが,今年のクラスは,最初のオリエンテーションで,なぜ授業中に静かにしてほしいかを理由を付して説明したら,開始のチャイムが鳴っている間に私語がやむ。

そして,授業中も私語はほとんどない。

プリントを配布している間とかは,少し私語していいよと言っているので,100分間ずっとだまっていろって言っているわけではないけれどもね。

かなり集中して授業が進行した場合には,3分ぐらい休憩をとることがある。

通常,その場合,わぁーんと響くくらい私語が行われ,はい休憩終了と言ってもなかなか私語が止まらないのだけれども,今年のクラスはやむ。

また,授業中に練習問題をほぼ毎回実施するのだが,難しい問題の場合は,前の回に類題を配り,それを宿題としてやってこさせて,授業中の練習問題に臨ませている。

その場合,類題を参考にしていいよって言うので,初学者は特に類題を横目に練習問題を解くことが多い。

でも,その類題を忘れてくる学生が例年10~30人はいるものだ。

今日の練習問題は特に難しかったので(日商1級レベル),きっと類題を忘れてくる学生もいるだろうからと,すでに前回配ったその類題の残部を本日の授業で持参したのだが…

ところが…はい,類題を忘れた人は手を挙げて!残部を持ってきたので忘れてきた人は前に取りに来て!って言ったのに…

誰も取りに来ない…

本日出席していた160名以上の学生が誰一人として…

全員忘れずに持ってきたいたということ。

こんなに頑張っている学生たちに報いるためにも,このクラスではE評価が誰一人でないくらい,私も分かりやすい授業を心がける。

そう誓うのであった。

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