火曜日1限と金曜日3限の週2回開講している原価計算論。
1997年以に赴任した岡山大学時代から数えると(途中在外研究で2年ほど担当していないので),25年くらい,多い年では年3~5クラス(春学期月2限木4限のクラス,春学期火1限金3限のクラス,秋学期火1限金3限のクラス,プラス夜間部があったときにはそのクラスも)を担当した年もあるから,まぁ70~80クラスぐらいはこれまで担当してきた。
人数は岡山時代の100人ぐらいから,中大で多いときは300人以上のクラスを。
トータルすると2万人以上は延べで教えてきたってことか…
思えば遠くにきたもんだ。
さて,その中でも今年のクラスは最高レベルに授業がしやすい。
そして教えがいがある。
例年,開始のチャイムがなってから,授業を始めますと宣言して,それでも私語がやまないので,授業を始めますよ,はい始めますよと数回繰り返し,そしてようやっと静かになるのが普通。
最初の授業から数回は,かなり私語がやむまで時間がかかるのが通例。
ところが,今年のクラスは,最初のオリエンテーションで,なぜ授業中に静かにしてほしいかを理由を付して説明したら,開始のチャイムが鳴っている間に私語がやむ。
そして,授業中も私語はほとんどない。
プリントを配布している間とかは,少し私語していいよと言っているので,100分間ずっとだまっていろって言っているわけではないけれどもね。
かなり集中して授業が進行した場合には,3分ぐらい休憩をとることがある。
通常,その場合,わぁーんと響くくらい私語が行われ,はい休憩終了と言ってもなかなか私語が止まらないのだけれども,今年のクラスはやむ。
また,授業中に練習問題をほぼ毎回実施するのだが,難しい問題の場合は,前の回に類題を配り,それを宿題としてやってこさせて,授業中の練習問題に臨ませている。
その場合,類題を参考にしていいよって言うので,初学者は特に類題を横目に練習問題を解くことが多い。
でも,その類題を忘れてくる学生が例年10~30人はいるものだ。
今日の練習問題は特に難しかったので(日商1級レベル),きっと類題を忘れてくる学生もいるだろうからと,すでに前回配ったその類題の残部を本日の授業で持参したのだが…
ところが…はい,類題を忘れた人は手を挙げて!残部を持ってきたので忘れてきた人は前に取りに来て!って言ったのに…
誰も取りに来ない…
本日出席していた160名以上の学生が誰一人として…
全員忘れずに持ってきたいたということ。
こんなに頑張っている学生たちに報いるためにも,このクラスではE評価が誰一人でないくらい,私も分かりやすい授業を心がける。
そう誓うのであった。
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