2019年6月6日木曜日

Jリーグビジネス論8回目!

本日は水戸ホーリーホックの西村卓朗氏。
水戸維新!
廃校活用。
2018年,茨城県城里町の廃校になった中学校を活用し,クラブハウスとしている。
またトレーニング施設も竣工。
プロスポーツクラブを活用した地方創生モデルとしてJリーグも注目。
ホームタウン活動は年間800回以上。
水戸市以外も対象。
Jリーグでは2番目の回数。
ただし運営規模からすると,相当の回数と言える。
ホフザピッチの上記の活動などにどれくらい従事したのかが,年俸の査定要素にもなっている。
育成プロジェクトでは,対象とする若い子を増やしてきた。
また,アジア戦略を重視。
ベトナムのホアン・アイン・サライFCの選手を獲得し,これによりベトナムでのホーリーホックの認知度がアップするとともに,水戸の物産についてもその選手がSNSで言及するとベトナムで有名になる!
広告換算価値は1.24億円!
また,サライFCと提携し,クラブ間交流も活発化。
さらにはベトナムにおける農業技術の支援も!
ホーリーホックをハブに茨城大学,企業が提携し,アジアの農業支援体制の構築に尽力。
スタジアムについても,複合型を構想中!

現在,平均動員数は5000人。
観客が増える→世の中から注目される→取材対象としての価値上昇→TV登場回数増加→広告価値上昇→クラブ収入増加→新しい取り組みができる!
このサイクルを目指す!
広告料収入がJのクラブの中で最低!
なんとかしないと!
ちなみに勝利給(インセンティブ給)は,J1が数十万円であるのに対してJ2は数万円!

サッカービジネス(スポーツ産業)は変数が多い!
変動性:勝敗,不確実性:天候(雨で観客1000人減る!),複雑性:怪我,曖昧性:監督交代(今年,すでにJ2の4チーム交代!)
観客属性としては,他クラブと同様,女性が少ない。
鹿島は40%ほどが県外からくるが,水戸の場合は10%程度。

選手のプロアスリートとしての価値向上や人間的成長を促す取り組みにも熱心。
Make Value project
主体性をいかに発揮できるか。
過去に発揮できた経験を想起させ,それにより今後活動を遂行していく際に,主体性発揮ということに意識づけられるし,どうしれば発揮できるかについてもヒントが得られる。

前に踏み出す
考え抜く
チームで働く
この3つのリアルなストーリーを作っておくことが,自分のスタンス,すなわち自分のぜっち的な価値観の元である,原体験になる。

サッカー産業の特徴
感情面に直接的に働きかけられる(夢,感動,希望,一体感,興奮,落胆…)
非日常的な時間,空間の創出
筋書きがない商品を扱っている
結果が短いスパンで明確に示される

推薦図書
岡本太郎「自分の中に毒を持て」





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