一昨日,小菅村合宿から帰った翌日,代々木体育館で開催されている関東大学バスケットボール選手権大会のベンチに入った。
対東海大学戦。
前半は競った展開。
…が後半一転突き放される。
20点差がついたあたりから,中大の選手に諦めの表情や下を向く仕草が目に付くようになった。
結果30点差で敗退。
試合後のミーティングでは,初めてちょっと声を荒げて言った。
二度と試合中に下を向くな,と。
素人の私が見ても,それほど実力差があると思えなかった。
精神力の問題が大きいとみた。
バスケのようなスポーツに限らず何事にも言えることだが,高いパフォーマンスを目指そうとすれば,必ずと言っていいぐらい,困難に直面することになる。
高い山を登頂しようすれば,それなりの苦労が伴うのと同様。
厳しく辛い局面をひたすら耐え忍び,ぐっと前を向き,その時にできる最善の努力をしつづけるには,それなりの精神力が必要だ。
私はその精神力を「胆力」と呼んでいる。
胆力を鍛えた先には,必ず勝利がある。
数年前の中大バスケ部の横断幕には,その「胆力」という文字がでかでかと書かれていた。
胆力を鍛えるためには,もう駄目だと思ってからの,あと一歩の努力。
その努力をし続けるしかない。
ゼミについても同じことが言える。
渡辺ゼミの卒業生は,この胆力が素晴らしいのが多い。
そいつらが社会で活躍しないはずがない。
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