2014年8月30日土曜日

来年の低学年のゼミ

2015年度は,久しぶりに2年生のゼミを担当する。
1年生のゼミの担当はどうなるかわからないけど・・・。
ゼミの内容を数年前に担当していた時と,ガラっと変える予定。
研究志向のゼミは,3・4年次にすることにして,低年次のゼミはすべてプロジェクト・ベースト・ラーニング(PBL)に移行する。
来年,もし1年のゼミを担当することになっても,同様にするつもり。
PBLの基本的なステップは下記の通り。
 

①問題の特定
まずは対象とする現実の社会あるいは会社に存する問題を特定する。
何を対象とするかは,学生一人ひとりの関心領域から選択すれば良い。

②目標設定
問題の特定化の後,その問題の解消のために,さらにはより望ましい状態の実現のために,ゼミの期間中に達成を目指す目標をたてる。

③計画立案
目標が設定されたら,次にその目標達成のために,ゼミの期間内に何をどこまですべきなのか,しっかり計画をたてる。

④情報収集と課題の明確化
その後,設定した目標に関する現状を理解することができる情報を徹底的に収集する。
そのうえで,その現状に関する情報と目標(目指すべき状態)を照らし合わせ,両者の間にギャップがあれば,そのギャップこそが取り組むべき「課題」ということになる。

⑤課題解決案の策定
課題を解決するためには,独創的なアイデアを創出することが重要。
情報を有効利用して,ブレーンストーミングなどを通じアイデアを産み出す。
アイデアが創出されたら,そのアイデアを実現することが,本当に目標を達成することにつながるのかを,市場調査などを通じて情報を収集し,統計的に分析することも必要になる。

⑥プレゼンの準備
最後に,課題解決のためのアイデアを,企業や自治体の方にも分かりやすいように取りまとめ,美しいプレゼンテーションのファイルを創る。

⑦プレゼン
そして,いよいよ連携する自治体や企業の幹部の方たちの前でのプレゼン!
場合によっては,考案したアイデアが実際に採用されるかもしれない。


基本的に学生の主体的な行動に任せる。
私はアドヴァイスと勇気づけなどの支援をするだけ。
学生の課題発見・情報収集・情報分析・課題解決の各能力は劇的に成長するだろう。
今から,私もとっても楽しみだ。

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