2012年1月31日火曜日

寒くて野菜が・・・

久しぶりの野菜ネタですが・・・
今,残っているのは大根,ブロッコリー,芽キャベツですが,あまりの寒さに瀕死の状態。
特にブロッコリーは昨年比で1/10ぐらいの収穫量。
ブロ嫌いの子供たちはかえって喜んでいるけど・・・。

寒さが身にしみる季節だけど,心はこの頃とても暖かい。
卒業論文発表会が終わり,3日が経とうとしているけど,現役生やOBOGからちょいちょい心のこもったメールが届く。
過分な言葉に,もっとしてあげられたことがあったのではないかと不安になるくらいである。
私なんて,まだまだ教育者としてはまったく未熟である。
しかし,そんな私が誇れることが一つだけある。
それはゼミ生にとても恵まれている,ということである。
私は,多くのゼミ生から逆に力をもらっている。
その力が,研究に邁進することを支えてくれる。
その力が,新3年生・新4年生の挑戦を支えることを可能にしてくれる。

みんな! どうもありがとう!

2012年1月29日日曜日

会が終わり

卒業論文発表会が昨日開催された。
全体として良い発表会でした。
最優秀賞はマイ。
優秀賞はコージ。
良く頑張った。
二人の受賞の言葉もとても良かったよ。

3年生は,あれらの発表を越える卒業論文の作成を目指してほしい。
12月の演習論文大会を目標に早め早めに研究を進めていこう。

2年生も少しは渡辺ゼミらしさが分ったことと思う。
皆でいい研究ゼミを作っていこう!

それからOBOGの皆さん。
忙しいなか11名が参加してくれました。
いつも本当に感謝しています。
北海道,茨城,栃木,富山,岐阜といった遠方からもわざわざ参加してくれた人もいました。
懇親の場でも良いアドヴァイスをしてくれていましたね。
十分に話しをできなかった人もいましたが,ごめんなさい。
また,合宿等でお会いしましょう!

私は日付が変わって3時間ほどたったら,もうダウン。
寒空の中,タクシーで帰宅しましたが,心はとっても暖かかったです。


7期生の諸君と。シゲどこいった?

2012年1月28日土曜日

2011年度 卒業論文発表会中継 その4

第十報告(Y.S)
「アメーバ経営導入による組織文化の変革」
ひょっとしたら,もっと違う分野の研究をしたかったかもしれない。
優しい子だから,きっと私のことを慮ってくれたんだよね。
管理会計のゼミなのに,管理会計のテーマを選ぶ人が少ないのを気にしてくれての,テーマ設定だったと思います。どうもありがとう。
アメーバの失敗を導く要因を特定し,それをある程度実証的に明らかにしました。そして,その要因を解消するためには,組織文化の変革が必要であると訴え,具体的にどう変えたらよいのか,といったところまで踏み込むことができました。

第十一報告(K.H)
「国民文化がリーダーとフォロワーの関係に与える影響」
演習論文大会では悔しい思いをしました。
でも,その後,4年のブログでの君の発言を見て,感銘を受けました。
さすがゼミのリーダーです。良く成長してくれました。
国民文化とLMX(リーダーとフォロワーの交換関係)の関係を探るという大胆なテーマ設定でした。結果として,ほとんどの仮説は棄却されてしまいました。が,頑張って考察を加えていましたね。その努力が進歩を生み出します。良くやりました。

第十二報告(M.T)
「職務不満足感とパフォーマンスの関係性の解明」
演習論文大会のK先生の評価は,本当にありがたかったね。
良く努力しました。苦悩の跡がにじみ出てくるような研究をしてくれました。
また,研究によって得られたインプリケーションも非常に興味深いものでした。
現状キャリアに不満足感を高く持っているほうが,タスクパフォーマンスは高くなる。
対人関係が将来良くなるかも,という見通しを強く持っている場合,現状人間関係に不満を持っているほど,文脈的パフォーマンスが高くなる。
こういったことは,パフォーマンス向上のために,組織として何ができるか,何をすべきかを考える上で,非常に貴重なファインディングスであると思います。

2011年度 卒業論文発表会中継 その3

第七報告(S.O)
「より良い集団主義的集団意思決定のメカニズムの解明」
演習論文大会出場組。
プレゼンは万全だね。
もう微妙じゃない。
モデルに交互作用項を入れ込むなど,ある程度高い水準を目指しました。
交互作用項は有意な影響を及ぼしてはいなかったけど…,生産的な職務的対立はタスク・パフォーマンスに正の影響を及ぼしていること,凝集性が高いほど文脈的パフォーマンスを高めることなど,面白い結果を明らかにしてくれました。

第八報告(M.M)
「フォロワーシップ特性がリーダーシップの有効性に与える影響メカニズムの解明」
演論組。プレゼンは手慣れたもの。good!
有効なリーダーシップを発揮するためには,メンバーが適切なフォロワー行動をとっていることが,とても大事であるということを明らかにしました。
良くやりました。一番怒られたけどね。めげずに良くここまで来ました。

第九報告(A.I)
「社員のレジリエンスとその環境要因が希望に与える影響」
希望の定義だけで,どれだけゼミで時間を費やしたか…。
本当に苦労したね。でも,その議論はとても面白かったよ。
意地悪な突っ込みにも応え,しっかりした希望の定義を構築できた米(よね)。
それだけでも労作だけど,レジリエンスという非常に新しい概念を使って,希望の形成要因を明らかにしようとしました。その結果,まぁ,なかなか仮説は支持されませんでしたが,メンター制度が社員の希望形成に影響を与えている可能性を指摘できたのは素晴らしい。

2011年度 卒業論文発表会中継 その2

第四報告(S.T)
「人事評価における被評価者の公平感とその影響要因」
評価結果に対する公平感と評価過程に対する公平感とに二分したうえで,それぞれにいかなる要因が影響を及ぼしているのかを実証的に明らかにしている。その結果,情報公開,評価者に対する信頼感,および教育・訓練制度に対する満足度が,公平感に正の影響を及ぼしていることが明らかにされた。
プレゼンの資料やプレゼンそのものはぐだぐだでした。有言実行。そのために努力に努力を重ねる。努力は嘘はつかない。ラガーだろ,君は。「努力は運を超える」,同じラガーマンの言葉だ。

第五報告(A.H)
「創造的風土を高める影響要因分析」
まず,創造的なパフォーマンスを高めるためには,「創造的風土」の構築が必須であると訴える。その上で,同風土を醸成する要因として,外部および内部のコミュニケーションの度合いを取り上げ,実証的に検証している。
研究目的が二転三転して,一時はどうなるかと思ったけど,良くまとめました。

第六報告(M.Y)
「インフォーマルな人間関係がパフォーマンスに与える影響分析」
2年生のゼミから私のゼミで,一貫して二要因理論の探究に携わってきた。頑固にね。
インフォーマルな人間関係(プライベートでの付き合いなど)が,職場内での援助行動・協調行動の度合いを高めていることを明らかにしている。アフター5が,職務遂行の円滑化に寄与しているってことだよね。

2011年度 卒業論文発表会中継 その1

発表会なう。
第三報告まで終了。

第一報告(Y.Y)
「敵対的買収における利益調整行動」
いわゆるアーニングスマネジメントの研究であり,我がゼミでは,初の研究分野である。
しかも,M&Aと経営者の利益増加型の利益調整行動の関係を追究しており,当該分野でも数少ない研究であり,その意味でこの実証研究は意義が大きい。この分野の研究を行うゼミ生が増えていくことを期待したい。

第二報告(K.O)
「情緒的コミットメントの影響要因と結果要因」
コミットメントの種類のうち,情緒的なものと文脈的パフォーマンスの関係を明らかにしようといていることが,この研究のオリジナリティを高めている。
組織に対する愛着を表す情緒的コミットメントと,自分個人の仕事のパフォーマンスに直接関係ないのに組織における他者を助ける行動を捉える文脈的パフォーマンスが,比較的強い正のの相関があることを明らかにしている。分かっているようで,実証的に明らかにされてこなかった点である。
でも,ちょっとプレゼンの準備が足りなかったかな。

第三報告(S.H)
「4つの認知的方略における対処法略がパフォーマンスに及ぼす影響」
過去の出来事をおおむね成功したと認知しているか,失敗したと認知しているか,および,未来に対して楽観的か悲観的かが,学習に対して積極的な方略をとるのか,それとも流れに身をまかすような消極的な方略をとるのかに影響を及ぼしていることを明らかにする研究である。
しかし,分かりやすく説明するという点で,もう少し配慮が欲しかったかな。

2012年1月27日金曜日

明日はいよいよ

7期生の卒業論文発表会。
これが7期生最後の正規のゼミ活動になる。
今春の合宿は,参加しても,もうOBOG扱いになる。
精一杯,学生生活の最後の舞台で,最後のプレゼンを楽しんでほしいと思う。
思い残すことのないように,ベストをつくせ。

OBOGもたくさん参加してくれるし,2年生も皆来てくれる。
そして,私も諸君の雄姿をしっかりと瞼に焼き付けよう。

頑張れ!みんな!