Future temporal focus in resilience research: when leader resilience provides a role model
https://www.emerald.com/insight/content/doi/10.1108/LODJ-10-2019-0429/full/html
18期生と19期生には,骨太な研究をして欲しい。
レジリエンスの研究テーマに選ぶ学生が比較的多いが,上記のような論文を最低でも20編ぐらい読み,それを踏まえてリサーチクエスチョンを設定してほしい。
それらを並べてじっくり比較して読んでみると,見えてくるものが必ずあるはず。
上記の論文は,上司のレジリエンスが部下に伝播するかどうかを追究している。
その結果,リーダーのレジリエンスはそれのみでは,部下のレジリエンス対して有意な正の影響を及ぼしていなかった。
前者から後者への主効果は確認できなかったということ。
しかし,リーダーの未来志向の程度が高い場合,リーダーのレジリエンスは部下のレジリエンスに正の影響を及ぼしていることが分った。
つまりリーダーの未来志向とそのレジリエンスは,部下のレジリエンスに対して有意な交互作用用効果を及ぼしていたということ。
おしなべて言えることだが,先行研究のレヴューが浅いんだよね。
春はとにかくレヴュー,レヴュー,レヴュー。
私は先行研究のレヴューがとにかく楽しい。
なぜって新しい知見を次から次へと吸収できるし,同時に新たな疑問が生じて,それがとてつもなく好奇心をくすぐるから。
岡山大学で過ごした3年間は担当している授業も少なく,とにかく毎日毎日レヴューをたっぷりできて,本当に幸せな日々だった。
うちのゼミの研究領域に関心があって,だからこそ入ゼミしたはずだ。
レヴューが楽しいと思えるような研究テーマに,早く出会ってほしいな。
そうすれば自ずとレヴューが楽しくなるはず。
0 件のコメント:
コメントを投稿