昨日に続き,今日は3年生の組織心理関連の研究をしているグループを紹介したい。
このグループも大概忙しい人間が所属している。
陸上部(それも駅伝部)が1名,ワンゲル部も1名。
それから旅が趣味で,いつでもフラフラしているのも1名(笑)
他に4名が所属しており,総勢7名のグループ。
現3年生の合格者が決定した当初(昨年の秋頃かな),研究に関する以降をヒアリングした結果,組織心理系の研究テーマは「リーダーシップ」することを決定。
リーダーシップと言っても様々なタイプがあるので,まずは複数のタイプに関する論文を配り,春合宿までに読了してきてもらい,少しはリーダーシップについて理解した段階で,春合宿中に「サーバントリーダーシップ」をメインに文献を渉猟してくることが決定。
さて,そして,現段階での研究フレームワークだけれども…
まずはこのコロナ禍におけるリモートワークにおける問題点に着目する。
様々な緊急の実態調査によれば,リモートワークに伴い生産性や効率性が低下したという結果もあるし,逆に上がるという言説もある。
結論は結構錯綜しているわけだが,そこにこのグループは着目している。
リモートワーク下で直属の上司がサーバントリーダーシップを発揮している場合,部下の当該の上司に対する信頼性が向上し,それに伴い部下の心理的安全性も高まり,それが部下のパフォーマンスを高めているのではないかという仮説を立案。
上司がサーバントである場合には,たとえリモートワークであっても,部下のパフォーマンスはむしろ上がるが,そうでない場合は,逆に低下してしまうと考えるわけ。
このグループは先頭を切って,こういった仮説群をすでに完成させ,既にデータの収集を始めているところ。
今年は日本の経済・経営系の最大のプレゼン大会(インター大会)がコロナの影響で中止になったが,代わりに日本大学が主催する学生のプレゼン大会(インプレ2020)へ出場し,入賞を目指している。
今の調子ならば,まぁまぁ良いセンまで行くのではないかと思っている。
テーマもタイムリーだしね。
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