スタンフォード大学にCarol Dweckという心理学者がいる。
認知的動機づけ理論を展開した大家。
私も自分の論文の中で何度か引用・参考にさせていただいたことがある。
そのDweckに師事した上田信行先生の著書『プレイフル・シンキング(決定版)』は,実に凄い本だ。
どうすれば仕事を楽しめるのか。
ここまで統合的・具体的に描かれた設計図は見たことがない。
その「はじめに」のお言葉。
仕事を楽しんで(プレイフルに)働いている人達の特徴として…
皆「本気!」だとのこと。
これ納得。
以下,引用(p.4)。
何かにワクワクするのは,それがまだ誰も見たことのないものだったり,誰も成し遂げられていないことだったりするからだ。
その反面,前例がないため失敗のリスクと背中合わせでもある。
だから,不安でドキドキする。
ワクワクドキドキすることをやり切ろうとするのは,はっきり言って,いばらの道だ。
それでもあきらめずに前進し続けたら,世の中の人々を「あっ」と驚かせるようなことを成し遂げられるかもしれない。
そのときの感動も大きなものになるはずだ。
この感動を一度でも経験した人は,次にまたおもしろそうなアイデアを思いついたら,多少困難な道でもそちらを選ぶだろう。
憧れのゴールに思いを馳せながら,困難を乗り越えていく。
こうなれば仕事はどんどん楽しくなる。
このように「真剣勝負」を重ねた人だけが,「プレイフル」なスパイラルに載ることができるのだ。
ここまで明瞭に言語化していただいて,イヤー気持ちいい!
完全に同意。
というか,これこれまでゼミ生に言い続けてきたこと。
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