2012年6月30日土曜日

無識の指揮官は・・・

『坂の上の雲』の秋山真之の言葉である。

「無識の指揮官は殺人犯なり」

人の死に直結する軍隊の指揮官にだけ当てはまる言葉ではなかろう。

知識・見識を備えているのは,人の上に立つ人間にとって,義務以上のことである。
この言葉は,そう示唆ししている

備えるべき知識などを備えずに,もし人の上に立つことがあらば,それは即ち部下を殺すことにつながる。
それぐらいの覚悟をもって人の上に立たなければならない。

おそらく,大学の教員も,そのぐらいの覚悟をもって,学生に臨まなければならないのではなかなろうか。
「人を殺しうる」,そう考えるだけで,いい加減な教育はできない。

だれも殺人犯にはなりたくないであろう。

しかし

なりうるのである。

とりわけ若い教員には知っておいてほしいことである。

2012年6月28日木曜日

こじんまりとした集まり

昨晩,ある3年生のグループが新しく生まれ変わった。
紆余曲折があったけれども。
ということで,ゼミ後,そのグループとこじんまりとした会を設けた。
短い時間ではあったけれども,率直に言いたいことを言いあい,また冗談やプライベートの話も和気あいあいにすることができた。
楽しいひと時であった。

終了後,全員がメールで連絡をくれた。
一様に非常に有意義だったというフィードバックであった。
開催してよかった。

これから各グループ,様々な困難に直面するであろう。
しかし,私を含めた全員で一緒に解決していこう。

2012年6月27日水曜日

中休み

梅雨の中休みですかね。
良い天気ですね。
早朝,野菜に水やりをして,手入れをする。
先週の台風で,自作のビニールハウスが事実上使い物にならなくなり,以来,メロン類は風雨にさらされている。虫が寄ってくるし,雨は直接あたるし,良くないこともあるんだけど,まぁ結果として良かったと考えることにしている。というのも,メロン類は受粉させることが必要なんだけど,ハウスに覆われているとなかなかこれが面倒くさかったのに,覆いが撤去されて,実に受粉させやすくなった。

さて,今日はゼミ日です。
1年生は2回目の研究グループを作る日です。
4年生はいつものように卒論報告。
3年生は,グループワークの研究報告ですが,少しは進捗があったでしょうか。

2012年6月25日月曜日

懐かしい声

今日は研究がかなりはかどった。
晩のテニスの試合は,ちょい調子が悪く,成績はいまいちだったけど…。

ところで,帰宅後,電話で懐かしい声を聞くことができました。
いつものように元気な声。
でも,仕事は忙しそうだし,苦労しているようにもうかがえた。
何とか頑張ってほしいものだ。

その子とは近々会えそうです。
ちょっと大人びた姿に接することができるかな。
楽しみです。

2012年6月24日日曜日

投げ出すことはいつでもできる

目の前に壁が立ちはだかる。
とても越えられそうにないように思える。
それでも,志をもった人間は,必死に壁を登り切ろうと努力する。
しかし,壁は簡単にはそれを許さない。
ほとんどの人間は,登りきれない。
絶望感に苛まれる。

そこで引き返しては・・・いけない。
それでは,ダメだ。

確かに,眼前の壁は限りなく険しく,高くそびえているように見える。
しかし,一呼吸,いれよう。
壁の前に座り,よーく見回してみよう。
今まで気がつかなかった,抜け道が見つかるかもしれない。
抜け道なんか通りたくない,壁を登り切りたい,そう思う人もいるかもしれない。
しかし,眼前の壁は,本当に本当の本物か?
勝手に自分で作り出した,見方を変えればふっと消えてしまう類の「虚像」ではないか?
そして,「抜け道」と思えたルートが,自分にとって本当の辿るべき道だったってことはないか?
抜け道が見つかったら,敢然と進めば良い。
壁を越えることは手段であり,目的ではなかろう。
志を実現すること,これが大事だ。

たとえ抜け道が見つからなくとも,壁の前でうろうろしていたら,ひょっとしたら,別のルートが見つかるかもしれない。
万里の長城のように見えた壁が,意外と簡単に向こう側に回りこめることに気がつくかもしれない。

簡単に壁の前から引き返してはいけない。
自分が信じた道ならば,容易にあきらめるな。
その場に,踏みとどまって闘うことだ。
そして,疲れたら休めばいい。
一休みしたら,よーく周りを見回すことだ。
焦っちゃいけない。

2012年6月22日金曜日

明日の土曜日は

最近,土曜日になんやかやと用事があり,大学に行くことができなかった。
明日も午前中は息子の授業参観があるが,午後は久しぶりに大学で研究に勤しむことができそうである。
図書館にこもろう。
論文を書きすすめよう。
ちょっとウキウキしてくる。

私は本当にいい仕事をもった。
ウキウキするなんてね,仕事だけどね。

2012年6月21日木曜日

今年のゼミの選抜日程

今年のゼミの選抜日程が,全般的に昨年より早まった。
ゼミ訪問・ゼミ相談会が10月3日(水)。
面接日が10月24日(水)。
昨年より1~2週間,早まっている。
結果として,インターやインナー,学内大会に向けて血眼になっている時期に重なってしまった。
正規のゼミ時間以外にも,別途グループごとにゼミをしなければならない時期なのに,2年生の個別ゼミ相談にも応じなければならない。
ちょっと厳しいな。

2012年6月20日水曜日

ファイト!

9期生!
ここが踏ん張りどころだ。
研究がなかなか進捗しない。
文献レビューは,むしろますますカオスを促進する。
どう進んでいいのか,分らない。
どこが行きつく先なのか,見えない。
不安が湧きあがり,イライラも募る。

ゼミでは,怒鳴られる。
追求されて論理矛盾が露わにされる。
分っている,自分たちも,うまくいっていないことは分っている。
どこがどう,うまくいっていないかは分からないけど,とにかくうまくいっていないことは分っている。
分っているから,ゼミでそのうまくいっていないことを指摘されるのが,辛い。
でも,どう抜け出していいか,分らない。

乗り越えていかなければならない。
仲間とともに。

中島みゆきの唄に「ファイト」というのが,ある。
個人的には,本家より竹原ピストルのカヴァーが好きだが・・・
その一節

ファイト!
闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!
冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト!

私の敵は
私です

・・・

諦めという名の鎖を
身をよじってほどいてゆけ

・・・

2012年6月18日月曜日

今一つ体調が…

今一つ体調が良くない。
春学期も半部以上が過ぎたが,さすがにスケジューリングに無理があったかな…。
ハードすぎて,疲れ気味です。
ロングの会議が多い委員になることも想定外だったし,その他の学内業務も結構あるし…。

ところで台風が接近していますね。
水曜日に東京を直撃しそうで,ゼミは大丈夫かな。
野菜も心配…。

2012年6月16日土曜日

9期生とのBBQ

今日はあいにくの天気ですが,BBQです。
牛肉を6㌔。
豚肉(骨付き)を4㌔。
鳥の手羽元(骨付き)を3㌔。
ジャーマンソーセージを1.2㌔。
イカを1㌔。
ホタテを1㌔。
これだけ用意すれば,足りるっしょ。
肉を串にさすのに2時間かかりました!

ビールも大量に仕入れたし,今日は楽しくやりましょう!

さ,そろそろ会場の準備をして,炭をおこして…。
やることは沢山あるし,動かねば!

2012年6月15日金曜日

明日はBBQ

明日は3年生(9期生)を自宅に招いてバーベキューをします。
天気は悪いみたいけど,自宅から歩いて30秒ほどの所にある,近所のコミュニティハウスを利用するから大丈夫。
庇がついているから,雨天決行です。

今回は15名全員が参加可能とのこと。
過去最多人数。
自宅に入るのか,おい。

ちゃんエビやちゃんユウがいるし,肉もたくさん用意しなくては。
金曜日の午前は貴重な研究時間ですが・・・,これから家内と「コスコ(過去ブログ参照」」に行ってきます。
大量に肉を仕入れます。
足りなくなったら,つまらんもんね。

ところで下掲の写真は今朝取れ野菜。
明日のBBQに茄子はふるまえそうだ。

2012年6月14日木曜日

今年の夏合宿

このブログを見ているOBOGも多いと思うので,今年の夏合宿の日程について速報するとしよう。
今年は,私が学会の統一論題の報告者になっていることや,インナー大会の予選が2度実施されることになり,一次予選の日程が9月中旬に設定されてしまったことを受け,ずいぶん早い時期に,夏合宿をせざるを得なくなってしまいました。
ずばり8月23日~26日まで。
場所はおそらく石和温泉。
OBOGの宿泊可能日は25日(土)。
レクのテニスは25日の午後で,全体コンパは同日の晩です。
今年は日程が大幅に前倒しされたため,OBOGの参加者数があまり読めないですが,おそらく20名ぐらいは来てくれるかな。
日程・場所等が確定したら,また手紙で連絡しますね。

梅雨の晴れ間

昨日今日と晴れました。
日照が少ないと,トマトが成育しません。
明後日の3年生とのBBQには,歴代のゼミ生に評判の良いトマトサラダをふるまう予定ですが,自家製のトマトはどうやら間に合いそうもないな。

ところで,昨日は,1年生のプチ・プレゼン大会を実施した。
一応,実証研究の一巡を経験してもらい,その結果を3・4年生を前に発表してもらった。
1年生のこの時期に,あのぐらいのプレゼンができていれば,十分でしょう。
あと4回ほど,研究成果のプレゼンをしてもらいますが,最後にどこまで成長しているか楽しみだ。

また,3年生のグループワークについてであるが,どのグループも煮詰まってきているようだ。
研究の方向性が毎週のようにぶれる。
レビューを積み重ねていくほど,カオスになっていく。
今,辛いかもしれないけれど,ここが越えなければならない最初の関門です。
仲間と力を合わせて乗り切ってほしい。

2012年6月11日月曜日

附属高校

今日は研究日なんだけど・・・
小金井の附属高校の生徒約230人を前に,模擬授業を行った。
フルスロットルで90分授業したため,終了後,ぐったりするくらい疲れた。
反応は・・・まぁまぁだったと思う。
事務の人とか,高校の先生にすぐにプラスのフィードバックをくれたけど,やっぱり生徒たちにどう受け止められたかがね,大事だよね。
おそらく感想文を送ってもらえると思うので,読むのが楽しみだ。

それが終わってから,大学院の研究生みたいな立場の子に,英語の論文の読み方を90分指導し,45分ほど1年生の研究発表について指導した。

結局,研究は授業や指導の合間になってしまい,新たに始めたジャーナルのレビューはあまり進まずじまい。
でも,水曜日の1限や木曜日の会議の合間があるし,何とか頑張ろう。

2012年6月10日日曜日

応援

今日は一日応援のはしご。
娘の中学最後のバスケの試合。
3年のゼミ生の競技ダンスの試合。

前者は一回戦で敗退。
涙をボロボロ流していたが,全力を尽くしたのだから,悔いはあまりないと思う。

後者は決勝まで勝ち上がる。
結果を見ずに会場を後にしたが,きっと良い結果だったであろう。

応援していると,自分もプレイヤーに戻りたくなる。
スポーツはやはり良い。

スポーツではもはや現役に戻ることはできないけど,仕事のうえではプレイヤーでありつづけたい。
研究・教育からすでに降りている人もいるが,そうはなりたくない。
全力で闘うプレイヤーであり続けたい。

2012年6月9日土曜日

OB会

今,大学ですが,これから御茶ノ水の記念館に行ってきます。
バスケ部のOB会があり,そこで今年の1年生のお披露目がなされるとのことで,部長の私も駆けつける必要があるとのことです。
雨の中,都心に出るのはちょっと億劫ですが,バスケ部の伝統に触れるよい機会ですし,有意義な時間を過ごしてきたいと思います。

特徴

長いこと講義をしていると,毎年,教えているクラスに特徴があるのが分る。
私の授業では,私語は厳禁。
静粛な教室を維持するため,時々注意しなければならない。
これが多いとき,そのクラスの雰囲気はあまり良くならないね。

私語厳禁と言っても,練習問題などを回収する時間,僅かな時間だが,その時間は多少私語をしていいことにしている。
やはり90分間黙りとおすのも大変だろう,問題を解いた後はでき具合を友達と交換したいだろう,というこちら側からの配慮なんだけど,想定しているのは,こそっと話す程度の私語。
ところが休憩時間かなんかと勘違いしているのか,でっかい声で話す。
その勢いからか,授業を再開し始めても,鎮まるまでラグがある。
で,何度か注意しなければならない。
いっそのこと,90分間,チャイムが鳴るまで私語厳禁にしてしまおうかな。

オンとオフの切り替えが,しっかりできる年もあるが,今年の中大のクラスはちょっとダメだね。
何度注意しても,同じことを繰り返す。
何とか,矯正し,良い方向に持っていかないと。

その点,今年の青山学院は非常にいい。
青山は年によってはひどいこともあるけどね。
初めての非常勤先の東洋もなかなかいい。

ちょうど半年の講義の半分程度が終わった。
残りの半分,さらに気合を入れていくことにしよう。

2012年6月7日木曜日

ぼちぼち

ぼちぼち・・・夏野菜です。
先週前半あたりから,ブロッコリーやキュウリが取れ始めています。
下の写真は,今朝収穫したもの。
かなり立派。
直径17㎝。
これもほぼ毎日青虫と格闘した結果。
最近は早朝5時~6時に起床し,それから小一時間ぐらい野菜の世話をしてから出勤している。
いくら忙しくても,農作業はストレス解消にいいですから。




さて,今日は重要な会議がある。
時間も大分かかりそうだけど,それだけ苦にならない。
効果的に環境を変化させることができるという,将来に対する期待が,前進する力を与えてくれている。
ということは,他の多くの「苦痛」な会議では,「いくら発言しても無駄」感に支配されてしまっているということ。

さて,今日も頑張ろう!

2012年6月5日火曜日

知の回廊

中央大学と八王子のテレビ会社が共同で教養番組を作っている。
その名も「知の回廊」。
今度,そこにおいて会計と会計専門職の魅力を伝える番組を作ることになった。
一応,私が責任者と言う名の雑用係を担うことになっている。

いろいろとキャストなんかも手配しなきゃいけないのかな。
さて,誰にしよう?

まぁ颯爽としていてバリバリ仕事している現役の会計士には,登場してもらわなくちゃね。
ゼミの卒業生の会計士に適当な奴は・・・
1期のあいつは・・・だめだあいつは今は福岡だ。
2期のあいつは・・・既にメタボじゃ。
3期のあのたれ目は・・・目がないじゃないか。
4期のあいつは・・・あいつもメタボか。

ま,うちのゼミ生ではなく,うちのゼミ生に中大卒の適当な奴を紹介してもらうことにするか。
やむを得ん。

と,ここまで書いて,急激に睡魔が。
なんせ過激スケジュールの火曜日ですから。
もう寝ます。

2012年6月4日月曜日

50年

『会計』という雑誌がある。
会計関連の研究誌としては最も歴史もあるし,ある意味権威もある。
また月刊誌の研究専門誌というのも珍しい。
日本の会計研究専門誌では,『会計』だけであろう。
1年12冊,それを50年間分(1962年から2012年まで)をレヴューした。
管理会計の領域に属する研究論文のうち,従業員に望ましい影響を与えることを目的に会計情報の提供や会計システムの運用を工夫することに関連する論文を探し出し,読み込む作業を,本日,何とか終了した。
まだ,それらを整理し,分りやすく図表にまとめる作業が残っている。
また,何よりも何らかの傾向があれば,それを読み取らなければならない。
まだまだやることは沢山ある。

しかし,授業期間中に研究に振り向けられる時間は限られる。
今はとにかく・・・時間が欲しい。

2012年6月2日土曜日

ゴジラ

松井秀喜のことである。
今日は娘の運動会だったのだが,家を出るまでの間,メジャーリーグの試合を見ていた。
レイズの松井が見事にホームランを打ったところを,ちょうど見ることができた。
頑張ってほしいと思う。
以前は,松井のことを好きでも嫌いでもなかった。
ヤンキースにいるころは,彼の成績もあまり気にならなかった。
でも…今は違う。

日本でもアメリカでも,野球というスポーツで,いわば頂点を極めた男が,今年の前半は路頭に迷っていた。
所属が決まらず,バッティング・センターで練習をしていたそうだ。
開幕して一カ月以上してから,ようやっと所属が決まったが,マイナー契約だった。
いわば二軍の劣悪な環境の中,もくもくと練習している松井の姿がテレビに流れるたび,次第に心の中で応援するようになっていった。
彼はプライドを捨ててまで,アメリカでプレーすることを選んだ。
日本に戻れば数億円の報酬を手に入れることができたであろう。
しかし,彼は金ではなく,最高水準の舞台でプレーするために泥をすすることを選んだ。
その潔さ。
私はそれを心の底より支持したい。
一挙に彼のことが好きになった。

私も決して貧困な振る舞いだけはするまい。
彼に負けないようにしなければならない。
そう強く思う。