2019年10月31日木曜日

15期と…

今日出席した4年生全員の卒論研究のチェック終了。
7時間ちょっと…
モデルがほぼ完成した者もいて、まぁ順調かな。
ってことで、これから15期生とコンパ。
ただ飲むのではつまらないので、プロジェクターを飲み屋に持ち込み、15期の3歳の頃の写真と、初恋の相手の写真を映し出し、誰かを当てるゲームをする。
優勝者は飲み代奢り。
久しぶりの15期なので、こんなのもまぁいいか。

4年生の臨時ゼミ②

五人目。
カッシーのSNSを通じた知識提供に関する研究。
知識提供行動→知識伝播の認知のロジックが弱いし,その伝播の認知をもって知識創造を捉えようとするのは無理がある。
もうちょい頑張ろう!

六人目。
ミサトの研究。
ポジティブ感情がウェルビーングが促進するということは先行研究で既知。
ではポジティブ感情を組織的施策を通じてどのように高めることができるのか?
気晴らし,賞賛する行為,賞賛を受けること。
これらがポジ感情を促進すると考える。
はい,モデルの原型完成!
これで何人目?

七人目。
モカの越境学習に関する研究。
越境学習→ジョブクラフティング→内的キャリア。
越境学習の本質,効果,特性などを踏まえて,もう少し具体的に越境学習なるものを概念把握した方がいいね。
そのうえでジョブクラとの論理的なつながりを考えるべき。

八人目。
イオリの中途採用者の組織再社会化の研究。
同業種間転職を前提とするかどうかはじっくり考えるとして…
職業的再社会化・文化的再社会化・役割的再社会化がプロアクティブ行動に正の影響を及ぼし,プロアクティブがパフォーマンスに正の影響を及ぼすというモデル。
まぁまぁ原型は完成しているといってもいいのではないかな。

九人目。
ミユのアメーバ経営におけるイネーブリング認知を促進する要因の究明,あるいは同認知がもたらすものの究明。
経験の重視,試行錯誤の許容,プロ意識,当事者意識,外部のファシリテイターが,イネーブリング認知を促進するメカニズムの解明を目指すなら,先行研究をしっかり読み込むこと。
また,イネーブリング認知が採算意識を高めると考えるのなら,しっかりとロジックを組み立てること。

十人目。
ミホの予算スラックに関する研究。
アメーバ経営に焦点を当て,アメーバがそもそも時間短縮などの改善活動に従事することができるのは,スラックが混入していたからだと発想。
予算スラックのポジティブな効果を実証しようとするもの。
それはそれで面白いと思う。
しばらく,こちらを追いかけてもいいのではないかな。

4年生の臨時ゼミ①

今日は学祭の準備日で授業はお休みの日…
だが,そんな日に限ってゼミ生は私に休ませてはくれない…
ということ,4年生全員の卒論研究をチェックすることに。

一人目のサトシ。
残業の集中モデルを検証する研究。
スキルが優秀な特定の社員に業務が集中し,その社員の残業時間が増加し,結果として部門内にフリーライダーが増える(あるいフリーライダーが生じる)というモデル。
はい,モデル完成ね。
先行研究をしっかり踏まえて,ロジックがしっかり立つように仮説を説明できるようにするとともに,質問票の作成を始めること。

二人目のシュウホ。
情動知能を促進するメカニズムの解明。
共有経験が情動知能を高めるけれども,共有不全経験はそれを低下させると先行研究では指摘されてきた。
これに対して,共有不全経験もまた情動知能を高めるという仮説を立案。
これはちょっと面白い。
しっかりと根拠を固めることができたら,結構いけるかも。
また共有経験や共有不全経験に対する先行研究の定義には,主体の認知に依拠しているという点について疑問があるので,その辺りを修正することができれば,なお良い。
モデルの原型は完成といって良い。

三人目のケンタロウ。
カリスマ営業マンは,営業のプロセスにおいて顧客をフロー状態にすることができるという観点から,その促進要因を明らかにする研究。
傾聴力,プレゼン能力,顧客との関係性,感情のコントロール力。
こういった要因が顧客をフロー状態にして,最終的に営業成績を高めると考える。
ただし,ここで顧客といった場合,新規客と既存客の両方を対象とするのか,いずれか一方を対象とするのか,といった点をよく検討すること。

四人目のタカシ。
残業の伝染モデル。
上司が楽しそうに(内発的モチベーションに基づき)長時間労働をしていると,部下たちは帰りにくくなり,部下の残業時間が増えるというのがオリジナルのモデル。
でも,もしそうだとすると,部下たちに内発的モチベが伝播し,部下も残業を楽しく行い,仕方なく残業している感がでない。
オリジナルの伝染モデルとは異なり,起点を変える。
すなわち上司が何か外的な条件(評価や賞与)のために(外発的モチベーションに基づき)長時間労働をしていると,部下たちは帰りにくくなり…というモデルを立案。
ただし,帰りにくくなり→残業時間が増えるという現象を説明するロジックとして多元的無知を用いているが,その点についてはしっかりと再考した方が良い。

2019年10月30日水曜日

ビジチャレの面接

今日は5限以降,スポーツ・ビジネス・チャレンジ演習Ⅰ(SBC演習Ⅰ)のグループ面接があった。
このビジチャレ講座があったから,中大に,そして商学部に進学したという子のなんと多かったことか。
この期待に応えるために,来年度はさらに内容の濃い講座にしなくては,と誓いを新たにした。
今回でおおよそ20名程度を合格にする予定。
二次募集も実施します!

ところで,本日,面接の際に,秋学期の金曜日5限に開講されるスポーツ・ビジネス・プロジェクト(SBP)の応募者が少ないことに言及し,なぜ少ないと思うか聞いた。
すると,春学期のSBCに応募すると,秋学期のSBPは応募できないと思っていた,とのこと。
多くの学生がそのように言っていた。
ガイダンス等で我々側の説明が不十分だったんだなぁ。
反省。
二次募集がまだありますので,上記の理由でSBPに応募しなかった学生は,是非二次募集で応募してください!

2019年10月29日火曜日

インター大会後

16期生のインター大会の予選の結果については,すでにここに書いた。
この大会は経営・経済系の大学生のプレゼン大会とは最大規模を誇り,毎年2000名近くの学生が参加している。
経営部門だとか会計部門だとか,日本経済部門だとか10幾つの部門に分かれ,おおよそ各部門10以上のグループで構成される。
この部門で最優秀賞をとらないと,つまり一番にならないと決勝には進むことはできない。
予選で一番になったグループが10以上集い,決勝においてしのぎを削ることになる。
11期生は,このトップオブトップに輝いた。
9期生は,準優勝に輝いた。
はっきり言って,予選を突破した16期生のグループの仕上が具合は,まだまだ決勝で上位を狙える水準ではない。
これからもっとも論理性を高め,誰が聞いても(それこそ高校生が聞いても)スッと理解できるくらいに分かりやすくし,プレゼン技術も磨きに磨かないと。
予選を突破できなかったグループも,学内プレゼン大会では,十分に準備ができたと言い切れるぐらいに完成度を高め,今度こそは後悔しないようにしないとね。
来週のゼミの時間は,まずは「短文」をチェックしよう。
しっかりと対応してきてほしい。


明日のスポーツ・ビジネス・チャレンジ演習Ⅰの面接について

明日の5限、スポーツ・ビジネス・チャレンジ演習Ⅰのグループ面接が5711号室で行われる。
応募者の皆さんは、下掲のエントリーシートを印刷し、記述して参加するようにしてください!
それでは明日、皆さんに会えることを楽しみにしています!
レポートを提出し忘れた!という人も、明日の面接の際に持参してくれればOKです!



営業学入門第6回目!

本日の講義は横浜支社からおいでいただいた宗藤先生。
テーマはセールスプロセスの最後のフェイズである「アフターフォロー」。
これは購入後のサービスのこと。
良いアフターフォローは,既成概念(期待の基準値)の超えていく。
アフターフォローの目的は…
購入商品を十分に活用してもらうこと
商品のリピーターになってもらうこと
自社のファンになってもらうこと

アフターフォローは重要な営業上の戦略。
満足度は商品の購入時が最大で,その後は徐々に低下していくが,その時点で刺激を与えて満足度を維持するのがアフターフォロー。
顧客は自分が購入した商品が良いものであると認められたい欲求があるので,それを満たすことが重要。
アフターフォローがうまくいくと,顧客がセールスパーソンになってくれる!

朴訥な語り口だが,お人柄の良さがお話の内容から伝わってきた。
つい引き込まれ,今日は記述が少なくなってしまった。

2019年10月28日月曜日

演習Iの二次募集について

既に演習Iの一次募集の合格者は、このブログでも、商学部事務室前やCplusでも発表している。
合格者数は16人に及び、ここで募集を停止しても問題はないような気がするが…
現ゼミ生の強い要望もあり、二次募集を実施することにした。
要望の背景にあるのは、これまで二次募集で入ゼミしたゼミ生たちのパフォーマンスが、一次募集のゼミ生のそれに劣るということはなく、むしろ上回ることすらあるという、厳然たる事実である。
まだ僅かでも受け入れる余地があるのなら、二次募集をすべきであると相成った。
渡辺ゼミに関心がある2年生は、アポをとった上で、私の研究室に是非訪問してほしい。

スポーツ・ビジネス・チャレンジの面接スケジュール

サッカークラブの経営に学生が主体的にチャレンジする講座。
本年度までは「ビジネスチャレンジ演習・実習【サッカークラブ経営】」という講座名で開講されていた。
3年生以上の学生については,引き続き上記の科目名が適用されるが,2019年度入学生からは次の科目名に変更される・
すなわち「スポーツ・ビジネス・チャレンジ演習Ⅰ・実習Ⅰ(SBCⅠ)」である。
内容的に大幅な変更はなく,来年度も東京23FCと提携して運営する予定。

さて,このSBCⅠの受講生の募集を,2020年度受講生から,秋学期に行うことになった。
先週,その応募期間が締め切られたが,22名の応募があった。
まだレポートを提出していない学生もいるようだが,すでに提出期間が締め切られているようだけれども,面接日に持参してくれれば対応することにします。
グループ面接を10月30日(水)の5限時間帯に行います。
その具体的な面接スケジュールは,すでにCplusと商学部事務室前に掲出していますので,しっかりと自分の時間を確認して,10分前には教室前に待機していてください。

なお,SBCⅠは2020年度春学期と夏休み中に開講予定だが,その裏コマ(秋学期金曜日5限)に,新設科目の「スポーツ・ビジネス・プロジェクトⅠ(SBPⅠ)」も開講予定となっている。
この科目は,最初の授業日にJリーグのクラブの経営者・経営管理者にご出講いただき,そのクラブが抱えている課題についてお話しいただくところから出発する。
学生たちは,複数のグループに分かれて,その課題解決策の考案に取り組むことになる。
考案された案については,講義期間中の中間と最終日に,クラブの方々を前にプレゼンされ,フィードバックを頂戴することになる。
この講座の活動はここまで。
SBCと決定的に異なるのは,考案した案を実際に導入(実装)するところは,活動対象とはならない,ということである。
したがって,語弊があるかもしれないけれども,SBCと比べて,SBPはだいぶ「ライト」となる。
また,基本的には授業時間内にグループワークを行いそこで完結するよう運営していく予定なので,それ以外(つまり課外)の活動が特段必要となる事態は想定していない。
今回の一次募集では,応募者がだいぶ少なかったけれども,今後二次募集も実施する予定です。
是非とも多くの学生さんの応募をお待ちしています!

2019年10月27日日曜日

今日は残念

午前中に豪雨で荒れた畑を整えた。
その後,大学へ。
人仕事をしてから初めて,お隣の明星大のキャンパスに足を踏みいれた。
午後一で,同キャンパスにおいてバスケのリーグ戦が行われたから。
対東洋大戦。
東洋大は3・4位を現在激しく争っている。
3位か4位になれば,一部の9位か10位との入替戦に進出できる。
中大は残り4戦で1勝さえすれば,2位が確定で,一部自動昇格が決定する。
緩みはなかったと思うが…4点差で惜敗。
来週土曜日の対江戸川大戦で,さくっと昇格を決めたいものだ。

インター大会の予選の結果

16期生は今、大阪から東京へ帰ってきているところであろうか?
今日はインター大会関西大学大会の予選日。
渡辺ゼミからは3つのグループが参加した。
まだまだ粗だらけの内容ではあったが、とにもかくにも4月以降、各グループが力を尽くして仕上げてきた研究である。
結果は…
アジリティとアメーバ経営システムの関係を究明しようとしているグループが、見事12月に開催される決勝に進むこととなった。
決勝の場には、10前後グループが参加する予選部門のトップたちが集う。
いずれも強敵であろう。
久しぶりの決勝入賞を目指し、引き続き努力してほしい。

ところで、決勝に進めなかったグループについて、である。
これが結果である。
真摯にこの結果を受け止め、しっかりと内省し、次につなげよう。
余裕をかましている時間はない。
今回の予選では、準備不足を痛感したことだろう。
もうやり残したことはない、という状態で、次の大会に臨もう。
清々しい気持ちで、ね。

とりあえず、アジリティ班、おめでとう。
他班もしばしゆっくり休んでください。


2019年10月26日土曜日

2020年度演習Ⅰの合格者発表

20名の学生が渡辺ゼミ(2020年度演習Ⅰ)に応募してくれました。
厳正な審査の結果、15名の学生を合格としたいと思います。
今回、落選してしまった学生さんには、期待に添えなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
連絡さえしてもらえれば、落選の理由をお教えします。

現在、中国に半年間留学している2年の学生1名が、すでに渡辺ゼミに入ゼミすることが決まっている。
演習Ⅰの募集期間中に日本にいないので、留学前に、特別措置として面接を実施し、その結果合格が決定していたからである。
今回合格した15名にその1名を加えて16名が、渡辺ゼミ17期となる。
すでに所定の人数が揃っていますが、二次募集を実施するか否かについては、また後日公表したいと思います。


礼を尽くす

自分で言うのもなんだが、 私はネットワークが広いし、太い。
その根本にあるのは信頼関係。
嘘や衒いはすぐにバレる。
逆に言うと、それらがなければ、例え私の近縁を歩まなくても、私のネットワークは解放される。
一歩、誤魔化しが纏い付くと…
嘘はいかん、嘘は。
終わりが待っている。

2019年10月25日金曜日

演習Iの一次募集の面接結果について

昨日、17時過ぎから21時過ぎまで、来年度の演習Iの一次募集の面接を行った。
20名の一次募集の応募者のうち、19名が面接を受けにきてくれた。
昨晩、閉門まで3年と4年のゼミ生と合否判定会議を行い、色々な意見を聞き、後は私が最終決定をするだけ。
あともう少し時間をください。
明日にはこのブログや私のホームページで結果を発表します!

2019年10月24日木曜日

4年生のゼミ 10月24日

フリーライドの研究。
さぁ残業の集中モデルに「集中」しよう!

ウェルビーングの研究(M)。
賞賛する・される,気晴らし,ボランティア活動。
これらはポジティブ感情の先行要因として有力。
これは全員に言えることだが,モデルの構築に一生懸命取り組むは確かに大事だけれども,それに拘りすぎるのも良くない。
モデルを早めに完成させ,早めに実証し,その結果に対して十分に時間をかけて考察することが大事。
ヒアリングなども実施して,その結果の妥当性を高めたりしてね。
モデルに拘りすぎて,大会前に一夜漬けで考察部分を完成させようとするのが,これまでのうちのゼミに良くあったことだが,これはもうなしにしよう。

ウェルビーングの研究(A)。
瞑想に焦点を当てる。
瞑想が注意の制御機能を促進し,マインドフルネスの状態を促進し,ウェルビーングを促進する。
これでもいいと思う。
瞑想以外に切り口がないか引き続き要探究。


2019年10月23日水曜日

マハトマ

このブログでも何度も書いてきたが,私はマンデーラを尊敬している。
彼の言葉の重さ,そしてその反面,時に看取できる軽快さ…
その両者の統合が産み出す極味と言ってもよい文章の素晴らしさ。

同時に,ガンジーの言葉も好きだ。
重い。
ジョブズも影響を受けているのだろうなぁ…

明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。

明日は面接

明日は演習Ⅰの面接日。
夕方17時過ぎから21時近くまでかかる予定。
応募された皆さんは,3年生,4年生に取り囲まれて,緊張してしまうかもしれませんが,落ち着いて質問に答えてもらえればと思います。
今年は,スポーツ経験者あるいは現に体育会系の部活を行っている学生が多い。
例年とは大きく違うところ。
それに伴い来年度のゼミの運営の仕方も工夫が必要になる。
渡辺ゼミの新しいチャレンジが始まる!

良い天気!

今日は久しぶりに快晴!
早朝,畑に少し出た。
これまでの幾つもの台風を乗り越え,各種の苗,元気に育っています。
さて,今日は教授会。
ビシッと行こービシッと!




2019年10月22日火曜日

営業学入門第5回目!

本日の営業学入門の講師は東京第5支社の支社長の平林誠氏。
テーマはセールスプロセスにおけるファクトファインディング(問題を感じ,欲求を感じてもらう),プレゼンテーション(商品やサービスを提示し問題を解決しようと決めてもらう)に続き,3番目の段階の「クロージング」。
買おうか,買うまいか,揺れている人を動機づけをして決断を促す行為。
再現性の高いロジックを学んでもらいたい!

なぜクロージングが必要なのか?
人は決断する時に,誰かの手助けを必要としているから。
クロージングが成功するかどうかは,相手の心理状態をつかめるかどうかにかかっている。
見込み客をよく理解して動機づけするためには…
傾聴力
質問力
伝達力(5W1H)
察する力・場を読む力(洞察力,人は連語の法則の影響を受けやすいけれども,気持ちをフラットにすることが大事)

そもそも人はなぜ反対するのか?
人は反射的に守りの姿勢をとりがちだし,他人から指図されるのを嫌いがち。
真面目に興味を持ち,知識を吸収したいと思って,あえて反対する人もいる。
しかし…大きな意味のない反対も多い。
しかし…反対があるってことは,関心は持ってもらえているということであり,反対のないところにはそもそも契約はないといえる。

そもそも人はなぜ買わないのか?
人は重要な決断を避けるがち。
人は1日9000回判断するといわれているが,重要な判断はギリギリまで延しがち。
買い物をしにお店に行き,店内で色々と迷った挙句,精算する際にすぐ横に置いてある「ミンティア」をつい買ってしまう。
判断するのに疲れているから…
人は物事を先延ばししがち。
ヨナコンプレックス(自分の能力を最大限発揮することが怖いとか)の法則
その他にも人は…
現実に直面しようとしない…
断って事をすませがち…
先行きを心配しがち…
予備資金を蓄えようとする意志力に欠ける…

では買ってもらうためには…
感情に訴える!
人間の基本的欲求にを理解する!
愛されたい!
認められたい!
精神的にも経済的にも安心感を持ちたい!
財産を増やしたい!
夢を持ちたい!

クロージングにおいて重要なことは「反対」を適切に処理すること。
Yes-But法(Yesをクリアに示すことが大事!)
ブーメラン法(キーワードは「だからこそ」)
心構えとしては…反対を歓迎する!
考え方としては…「反対」を「質問」と解釈する!
例えば…
反対「この値段ではちょっと高い」=質問「その値段を払うだけの価値のあることをもっと詳しく教えてください」
反対「今は必要ない」=質問「今こそ必要であるという理由をもっとしっかり説明してください」
反対「少し考えさせてください。検討させてください」=質問「早く決断した方が良いという理由をもっとわかりやすく説明してください」
何も反対がなければ,物事は進まない!

その他のクロージングのスキルは…
・ステップbyステップで進む(問題を全部出させた後に,一つひとつ解決)。
・クロージングのサインを見逃さない(サイン:解決済みの質問が繰り返される,同席者に同意を求める,営業マンに気遣いをみせる)
・出てくる反対を予測する(基本的欲求の裏側にある「弱さ」を予測)
・暗黙の同意(テスト・クロージング:敢えて途中で軽いクロージングして,本当の問題を導き出す。敢えて反対を引き出し,傷の浅いうちに撤収する)
・ダメなものはダメ!(どうしようもない場合もある!6勝4敗で大成功!)

クロージングを極めようとすると説得力が身につく!

幾つもの大学を…

私は専任教員としては,岡山大学という国立大学と,母校である中央大学の2つの大学しか経験がない。
しかし,非常勤講師としてはいくつもの大学で教えた経験がある。
関東では,青学,東洋大などなど。
それらの大学での教育経験を通じて,確信を持って言えることがある。
中大の職員さんたちが,他の大学の職員さんたちと比べても,非常に優秀だってこと。
学生の立場から中大に教員として戻り,事務室の方々と接して本当に衝撃に想ったぐらい。
私は,こういった方々と一緒に仕事ができていることに,誇りをもっている。
商事務の皆さんは日々,学生サービスの向上のために尽力している。

中大生諸君は,大学という社会的な機関の意味に良く想いをいたしてほしい。
大学という社会の一機関は,サービス業の企業とは違う,ということを。
我々は,その活動の半分を学生の満足たのめに振り向けている。
しかし…残りの半分は社会を見据えている。
大学が市場に迎合するだけの存在ならば,なぜ大学に高度の自治が必要なのだろうか?
我々は,社会の機関としてたくさんの先達が築き上げてきた英知の上に立脚している。
学生の満足を満たすことに尽力すると同時に,我々は社会の発展に必要と思えば,学生諸君の耳が痛いことも言わざるをえない。
我々はスーパーではないし,コンビニでもない。
はっきり言おう。
大学はサービス業の性質を帯びつつも,サービス業そのものではない。
我々は社会からの負託に応える義務がある。
その社会からの要請を受け,大学人として皆,全力を尽くしている。
学生諸君は,それを信じてほしい。

2019年10月20日日曜日

これでほぼ…

今日は久しぶりに寝坊。
それから野菜の苗を買いに行き,畑へ出て,植え付け。
ゆっくりとランチをして,それから読書。
で,夕方,国士舘大学の多摩キャンパスへ向かう。
バスケの試合のベンチに入るため。
中大は現在,2部で2位につけている。
今日は明星大との試合で,位置づけ的には非常に重要な試合。
明星大としては今日勝てば3位に浮上し,一部昇格も視野に入る。
中大は負ければ,2位を維持はするが,3位と1敗差となり,自動昇格圏内(2位以内)が危うくなる。
3ピリまで競った展開。
明星大は3ポイントがポンポン入る。
中大は辛抱の時間が長かった。
しかし,よく耐えた。
4ピリになると,明星大のシュートがあまり決まらなくなり,そこに乗じて一気に引き離す。
終わってみれば10点差以上での勝利。
いやー,気持ちよい勝利。
さぁ明日も会議やミーティングの予定が7つ!
ビシッといこービシッと!

2019年10月19日土曜日

教師

以前ここで書いたことがある。
私の伯父は,生涯,高校の理科の教師だった。
戦前の生まれで,当時の共通一次試験(今のセンター試験)で頗る優秀な成績をおさめたそうだ。
私の母を始め6人の弟や妹を養うために,大学に残ることを嘱望されていたのに,大卒後すぐに高校教師なった。
その伯父は,20数年前に,私が大学の教員になった時に,自分のことのように喜んでくれた。
私の結婚式では,あまり飲めない酒をたらふく飲んで,顔を真っ赤にして,黒田節を謡ってくれた。
そして,会うたびに,私が自分の娘を伯父さんちに連れていく度に,こう言ってくれた。
「たけおは偉いなぁ,偉くなったなぁ」って。
そんな伯父は10数年前に亡くなった。
伯父は最後の最後で頑張った。
これが最後って言われながら,見舞いに行くと,いつも頑張ってくれた。
その度に…高校の,もう年もいった教え子たちが,たとえ深夜でも,病室の前で,病院や家族の邪魔にならないように,それこそ溢れんばかりに集まって,伯父のために祈ってくれた。
最期に伯父が亡くった時…

今でも伯父の声が時々思い出される。
「たけおは偉いなぁ」
…全然偉くなんてない。
まだまだだ。
伯父さんの足元にも及ばない。
学生の気持ちに全然寄り添えていない。
言い訳だらけだ。
忙しさを言い訳にする。
でも…いつかは伯父に追いつきたい。
わたしにとって最高の教師は…

インター大会が迫っている。
うちのゼミの連中は,ここまで本当に頑張っている。
ゼミの際には,面と向かっては,言ったことはないが…私は君らを誇りに思っている。
よーく,ここまで取り組んできたと思う。
16期のこと,大切に思っている。
ここから…やれるところまで,やりきりなさい。

演習Ⅰのエントリーシートの修正!

10月18日にアップした演習Ⅰのエントリーシート(https://wtakeo.blogspot.com/2019/10/blog-post_18.html)ですが,一部修正がありましたので,改めてここに張り付けます。
既にダウンロードした方は,改めてこちらを利用してください!



2019年10月18日金曜日

刺激が…

一つの道で突き抜けた人。
社員6万人以上の会社のトップに立つ人。
お話の一つひとつが刺激に満ちている。
幸せなひと時を過ごした。
さぁ明日も大学で校務とゼミ。
頑張ろう!


オペラシティか…

これから初台にあるオペラシティに向かう。
サッカー元日本代表の金田氏と、大手住宅メーカーの社長と会食予定。
この社長さんは中大ラグビー部出身。
金田氏も中大サッカー部出身。
現在、私は中大内に複数存在するスポーツ関係の組織の関係者全てを統合する委員会の委員長。
大学スポーツの競技力の強化や、中大のブランド力のスポーツを通じた強化などについて、色々とご意見をうかがってきたい。

演習Ⅰの面接スケジュールをアップしました!

来週木曜日に行われる演習Ⅰのスケジュールを,このブログでも公開します。
商学部事務室前およびCplus上にも掲出されています。
また私のホームページ(http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~wtakeo/)のゼミのページにもアップしています。



2019年10月17日木曜日

来週木曜日の演習Ⅰの面接スケジュールについて

演習Ⅰの応募者数は20名でした。
その面接スケジュールの発表を明日します。
5限の時間帯からですから,開始は17:20くらいを想定しています。
一人10分ほどなので,全員で200分。
少し延びることもあり,また休憩時間もあるので,終了時間は21:00ぐらいになってしまいます。
面接日は24日ですが,晩の時間は空けておいてくださいね。

4年生のゼミ 10月17日

タカシの研究。
上司の内発的な長時間労働が部下の非自発的残業時間を促進するメカニズムの解明。
①上司の内発的な長時間労働→②帰宅抑制的な職場雰囲気→③部下の非自発的長時間労働って感じ。
で,ゼミの時間では言わなかったけれども,ひょっとしたら部下の空気読み度は②と③の間を媒介するというよりも,独立して③に直接影響を与えているのかも。
ほぼモデル完成って感じか。
ホントか。

ケンタロウの研究。
営業マンのフローの研究。
営業マンは事前準備段階にフロー状態になるが,顧客の前では冷静。
むしろ,トップ営業マンは商談中は,顧客をフロー状態に没入させることができる。

2019年10月16日水曜日

自由について想う

自由という概念は,不自由という概念があってこそ初めて存在しうる。
自由は不自由の中にこそ泳いでいる。
真の自由は不自由さの中にこそ,ある,というべきか。
不自由さが幅を利かせては,窮屈だ。
不自由さが多すぎたら,野放図の横行に眉を顰めなきゃならん。
不自由さの境を余裕で横目に見ながら,それでもジェントルに自由を謳歌したいものだ。

自由の範囲について,ルールがないからといって,あまりにも野放図に行動すればぎくしゃくする。
逆に,自由な行動範囲について,足並みを揃えてないと不公平(人と違う歩き方をしているという程度の意味)だと主張し,歩き方のルールを定めすぎたら,あまりに窮屈だ。
我々の英知は,その端境を,一人ひとりの理性や知性,良識で,少しはぶつかり合いつつ,時に右に左に移動させつつ,うまいところに均衡させることではないだろうか。
それを最も得意とする組織こそ,人類の英知の根源として機能してきた…「大学」ではないのであろうか。
野放図が横行しすぎて,そしてそれはたとえ大学であろうと許容できなくなり,不自由さの範囲を増やし続けざるを得なくなれば…それは大学の自殺に等しい。
しかし,死に向かいつつも,やらなけばならないことはやらなくてはならない。
それが分かりつつも,それでもしなければならないとしたら…
なんと哀しい…

2019年10月15日火曜日

営業学入門第4回!

本日の講師の先生は,東京の支社の支社長をされている砂田和久氏。
今日のテーマはプレゼンテーション。
購入過程は不満→欲求→決心→購入だが,オープニングインタヴュー(OI)で不満を感じてもらい,ファクトファインディング(FF)で欲求をもってもらう。
このOIとFFの後に必要になってくるのが,プレゼンテーション。
これは商品やサービスの提示を意味するが,大事なことは説明する技術ではないってこと。
貯蓄型と掛け捨て型を仕組みだけを説明して,どちらの保険を購入するか学生に聞いたところ,貯蓄型が70.3%で掛け捨て型で29.7%。
しかし…憂慮すべき問題点を伝えた後で選択してもらうと,貯蓄型を選んだ学生は9.5%で,掛け捨て型を選んだのが90.5%。

プレゼンにおける重要な基礎知識は…
①憂慮すべき問題点を指摘する
②筋道を立てて説明する
③論理を用いて感情に訴える

憂慮すべき問題点を指摘するとは…
まずは問題の所在を確認し同意をとり,問題点の解決策を提示し同意を取り,そのうえでその解決策の一つとして商品を提案する,ということ。

筋道を立てて説明する際に重要なこととは…
論理的に正しいこと
話の趣旨(効果)に一貫性があること
相手の理解レベルにあった語句を利用すること(専門用語を使わないこと)
分かりにくい話についてはたとえ話を用いること
できるだけ結論から話すこと
そして最も重要なことは「ストーリーテリング」を活用すること

ストーリーテリングの例
スティーブ・ジョブズ
「世界中の千を超える音楽があなたのポケットに入れることができます」
砂田氏がプルの最終役員面接の際にふられた質問
あなたが親で,小学校3年生の息子に,なぜプルに転職をしたいのかを説明してください。
全然できなかった…
今度は役員が親になって,砂田氏が息子役に。
仲のいいお友達のお父さんがなくなって,お母さんが働かないとダメになって,一緒に遊べなくなったらどうする?
今度の新しい仕事って,お母さんが忙しく働かなくても良くなるように,そしてお前が友達と遊べるように,そのお母さんにお金を届ける仕事なんだよ。
…うん,分かりやすい。

論理を用いて感情に訴えるとは…
ハイブリッド車の場合,車内がとっても静かで,おばあちゃんがしゃべっていることが良く聞こえて,家族の会話がとても円滑に行えます!
その商品・サービスが,その人に何をもたらすのかということを伝える。


2019年10月14日月曜日

ゼミの一次募集確定

2020年度の演習Iの応募者数は20名で確定。
半年間中国に留学するということで、特別に留学前の6月にエントリーした学生も含めると、21名か。
今年のビジチャレ出身の学生が4人もいて、総じてスポーツビジネス系を志望する学生が多いようだ。
私のネットワークをフル活用して、最高の研究をしてもらおうじゃないか。
プレゼン大会前の特定の時期に極端に忙しくなるのではなく、緩やかに今年度から活動を開始してもいいね。

来年度に向けて

今日は10時前に研究室を出て、戻ってきたのは17時前。
その間、来年度の講座のガイダンスを挟んで、ずっと会議。
昼食は7分でかっこんだ。
なんか最近こんな感じばっかり。
せめて昼食ぐらいはゆっくりと…と思いたくもなるが、やむを得ない。
で、17時からは来年度のゼミの相談を受ける。
40分ほど。
で、10分後には研究室を出て…
今、京王線のなか。
これからビジチャレの反省会のため、都心で23FC関係者と会食。
しっかりと内省し、来年度の講座に活かさなければ。

インター大会の資料提出について

3年生の3つのグループがすべて,昨日の24時直前に,インター大会の開催校にファイル提出を完了した模様。
まだまだ粗だらけのファイルなので,大会直前までリファインする必要があるけれどね。
しかし…例年,ファイルを提出したのなら,すぐに提出完了の連絡があったのに,今年はまったくなし…
あれだけファイル完成のために,休日返上で協力しているのにね…
まだまだ「自分(たち)」以外のことについて,配慮できないようだ。
うちのゼミで学ぶことは,まだまだたくさんあるようだね。

ゼミのエントリー変更期間の延長について

先週の金曜日(11日)の17時以降,日曜日(13日)にかけて,台風の影響を受け,Cplus関連のサーバーがダウンした。
その結果,木曜日(10日)そして,金曜日(11日)の日付が変わるまでに,応募したゼミの変更をすることができるとしていたが,サーバーダウンの結果,11日の晩に変更ができなかった学生が相当数いる模様。
この点に配慮して,本日の17時までゼミ変更期間を延長したいと思います。

2019年10月12日土曜日

皆さん大丈夫でしょうか?

物凄い雨量だった。
八王子市はもうほぼ雨は止んだ…
しかし,昨日からの降水量は凄まじかった。
八王子の浅川は氾濫している模様。
多摩川も一部氾濫し,床上浸水などの被害が出ている模様。
中大生は大丈夫だろうか?
避難所に身を寄せている者も多いだろう。
渡辺ゼミのOBOGは無事であろうか…

明日は少なくとも午前中は交通網もマヒしているだろう。
地盤がゆるんでいるだろうし,まだまだ安心することはできないだろう。
明後日の月曜日は講義日だが,台風一過ということで,安易に通常通りとしていいいのか,よく考えなければならないだろう。

17期生候補

今年も,来年のゼミ生の募集が始まっている。
一次募集の一回目の結果発表があった。
20名が応募してくれた。
その後,研究室訪問希望のメールがあり,もう少し応募者は増えそう。
色々と情報があるなか,応募してくれた学生たちを大事にしたい。
できる限り多くの学生を合格にしたいと思っている。

さて,ところで,晩から中大のシステムがおかしいらしい。
心配しなくていい。
悪いようにはしないから。

2019年10月10日木曜日

またか…

また台風。
先週末,ダイコン,カブ,エンドウ豆などの種を蒔き,ちょうど発芽したばかり。
浸水し,芽が流されてしまう。
ブルーシートを被せて,守ろうと思うのだが…
暴風雨で飛ばされてしまうリスクも…
まったく…
ただでさえ時間がないのに,余計な時間が必要に…
明日の早朝は,降り出しているであろう雨のなか,ずぶ濡れになりつつ対策を講じなければならない。
まったく,もう!

2019年10月9日水曜日

あともう少し…

まだもう少し、重い荷物を背負って、全力で走ることになった。
体力の限り走ろう。
頑張る。

2019年10月8日火曜日

営業学入門第3回目!

本日の講師の先生は品川支社の小松崎氏。
テーマは「オープニングインタヴュー」と「ファクトファインディング」。
まずは1本10,000円のボールペンを営業するというワーク。
学生は隣の学生に対して,その高価なボールペンを売り込みます!

最初に,オープニングインタヴュー(OI)を通じて「問題を感じてもらう(不満)」。
第二に,ファクトファインディング(FF)を通じて「こうしたいと思ってもらう(欲求)」。
第三に,プレゼンテーションを通じて「こうしようと決めてもらう(決心)」。
最後に,クロージングを通じて「お金を出して買ってもらう(購入)」。
今日の講義では,最初と第二のプロセスを学ぶ。

誰かが指摘しないと気づかないケースは多いが,そこにおいて営業の役割が重要!
まずはOIについて。
まずは「一般的なあり方を説明」し,「具体的な例を用いる」。
ここである状況でたいていの人が抱える問題点を指摘するということ。
そして,お客さんから「聞き出し話を」させ,「本人にあてはめ,考えさせる」。
ここで,その問題点を見込み客自身に当てはめてみるということ。
以上の手順を踏むOIだが,注意点もある。
それは「あきさせない」こと。
そのために,場所,見た目(身だしなみ),礼儀,ユーモア,配慮が必要になる。

次にFFについて。
潜在ニードと顕在ニード。
意識全体を100%とした場合,顕在ニードの割合は7%程度であると言われている。
残りは潜在ニード。
気づいていないニードに気づいてもらうことを,ニード喚起という。
必要なスキルは,傾聴力と質問力。
ポイントは「即答しないこと」,「一杯共感してあげること」。
FFがうまくいくと…
商談がスムーズに進み,
周りの人に話したくなり,
喜んでもらえるので自分のエネルギーになる。



2019年10月7日月曜日

今年のゼミ募集の状況

今年,これまで研究室訪問をしてくれた学生たちには,かなり特徴がある。
スポーツをバリバリやっている学生が多いこと。
チアリーディング部,ワンダーフォーゲル部,そして駅伝部。
総じて色々な活動を同時並行で行っている学生が多いようだ。
どうやったら,そういった部活や様々な活動と,ゼミ活動を両立させるか?
新たな渡辺ゼミのあり方を模索しなければならないだろう。
特定の時期になってから必死になって,何とかプレゼン大会等の締切に間に合わせるやり方は,もう通じないだろう。
一人ひとりが,オンとオフをしっかり切り替え,春からしっかりとゼミの研究をするときには,集中して取り組むことが必要であろう。
スポーツビジネスの研究グループについては,研究テーマの設定をこれまでのやり方と変えて,例えばJリーグのクラブ関係者と私と一緒にミーティングをして,3月中にはテーマの設定を完了させてしまうということも考えられる。
とにかく2020年度は,新生渡辺ゼミに挑戦することになるであろう。
私もとても楽しみだ。

そうそう今日からゼミのエントリーが始まっているそうだが…
研究室訪問をしてくれたことは,応募者が多数の場合には,有利に働きます。
今日だけで6名も来てくれました。
ですので,明日か明後日,あるいはエントリーが締め切られた後でも,どうぞアポをとったうえで研究室を訪問してください。

本日の研究室訪問

ゼミ選択の時期ですが,関心を持っているゼミに関するリッチな情報をゲットして,できるだけミスマッチを防ぐためにも,先生の研究室を訪問することは,とても大事。
是非,2年生は,先生にどんどんアポをとり,できるだけ研究室を訪問してほしいものです。
各先生にはオフィスアワーといって,学生の相談を受け付けるコマが設定されていて,その曜日時限はきちんと公開されています。

さて,本日,私の研究室訪問のスケジュールです。
①14:30~15:00
②15:10~15:40
すでに①は2名,②には3名の予約が入っていますが,まだ研究室には入れますので,今からでも私にメール(wtakeo@tamacc.chuo-u.ac.jp)で連絡してください!

2019年10月6日日曜日

海外で学ぶということ…

今から約30年前,痛烈な挫折感に苛まれた。
大学院の試験に落ちた。
で,1年間,猛烈に勉強し,翌年の試験では周囲を見返したった。
合格後の数か月間のモナトリアムで,アフリカに行った。
だいたい1が月半ぐらいかな。
ケニアのナイロビからモンバサに向かうバスが途中エンコして,肉食獣のケモノの鳴き声が聞こえる中,真夜中にサバンナのど真ん中に放り出された。
そんな時,黒人の同乗者たちが,カセットデッキを大音量にしてBob Maleyを流した。
それが下記の曲。
No woman, no cry
https://www.youtube.com/watch?v=pHlSE9j5FGY
Buffalo Soldier
https://www.youtube.com/watch?v=S5FCdx7Dn0o
泣いてた連中もいた。
俺も連中と抱き合ってさ。
なんか…妙に感動した。
空に満天の星…日本じゃ想像できないような,そりゃ凄い星たちが目の前にいてさ…
日本だと星って上にあるじゃない?
でも,アフリカだと,立って目の前に星があんだよね。

外を見てきたいなら,行けばいい。
さっさと行ってこい。
その代わりこの数年間にあったことは忘れなさい。
俺も忘れる。
二度と連絡をしてくるな。
そのくらいの気持ちで闘ってこい。

2019年10月4日金曜日

さてこれから

今羽田に向かっているところ。
これから今年3回目の長崎。
今回は県庁や市役所の方々と色々と実務レベルのお話いしてくる予定。
しかし明日も予定があるので、長崎市の滞在時間は15時間ぐらいか…
限られた時間だけれども、有意義なものにしたい。
さぁ、ビシッといこー、ビシッと‼︎

研究室訪問

昨日はゼミ訪問の日。
想定以上にたくさんの学生が集まってくれた。
2年生にはしっかりとゼミ訪問をして、先輩や先生の説明を聞き、雰囲気や相性レベルまで確認した上で、ゼミ選択をして欲しいものだ。
研究室訪問の予約もドシドシ入ってきているが、なかなか時間の確保が難しいので、少しでもうちのゼミに関心がある人は早目にに連絡してください!
過去のゼミ生の卒業論文や3年生のグループ研究論文、追いコンの時に卒業生が私に贈ってくれた色紙の数々、過去のプレゼン大会の表彰状やトロフィーの数々などなど見せますし、質問に対しても本音でお答えします!

2019年10月3日木曜日

2019年10月3日の4年のゼミ

SNSを通じて部門外への知識提供行動が,組織全体の知識創造に及ぼす影響と,当該行動に影響を及ぼす影響のメカニズムの解明って感じの研究。
まずなぜ「部門外」なのか,そして「部門外」というのは何を指しているのか。
またここで言う「知識」って何か,情報とは違うのか。
また「SNS」って縛りに拘ると,成果変数をどのように捉えるのかという点が頗る難しくなることを,しっかり理解しておかなくてはならない。
部門外よりもむしろ,同じ部門だけれども距離的な問題でSNSが有効に機能する場合を想定した方が,意義があるかも,だね。

2019年10月2日水曜日

伝統とは…

今日は全部で8つの会議とミーティングがあった…
朝7時から10時までが,自分の仕事ができる時間。
それ以外はびっしりと予定が…
流石に疲れたわ…

ところで,明日のは2年生がゼミを訪問する日。
いよいよゼミ募集が本格化する。
そこでゼミについて想う。
渡辺ゼミには伝統と呼ばれるものが幾つかある。
毎年,研究プレゼンの全国大会に出場するだとか,卒業論文発表大会に多数出場するだとか…
しかし,想う。
伝統とは「変わらない」ということではない。
日本には,100年以上存続している企業が実に多い。
しかし,これらの企業は,ただ変わらずに,同じ製品を同じようにつくり続けてきたわけではない。
実は変化し続けている。
あるプロフェッショナルは言う。
伝統とは「ファンを維持し続けることだ」と。
ファンの嗜好は時代と共に変わる。
したがって,それに応じて,時にその変化を予測して先んじて,組織を,製品を,サービスを,人を変え続けなければならないのだ。

渡辺ゼミも変わる時期かもしれない。
最近,私は二兎を追う者は一兎をも得ずということを信じない。
二兎を追い二兎とも得る。
そのために何が必要か。
オンとオフの切り替えの早さと,オンの時の集中力。
あとはスケジューリング能力。
そして,オフの時の軽い楽観主義的思考とオンの時の防衛的な悲観主義的思考。
これさえあれば…
私はまだまだ徹底できているとは言えないが…
研究,教育,大学行政,趣味(テニスや農作業),家族との時間…すべてで完璧を目指している。

ゼミ生にも,ゼミ以外のところで全力を尽くすものがあって欲しいと思う。
しかし…それを理由にゼミ活動を疎かにもして欲しくない。
が,しかし…ゼミ活動のレベルにも,いくつかあってもいいのかな,とも思う。
チームSと,チームAと,チームZとかね。
3年生の活動について言うと,チームSは,かつて全国大会で優勝したような研究水準を目指す。
チームAは,3年次にそこまでガチに研究をせず,企業に研究課題を提示していただき,その課題解決に1年間臨み,1年後にその企業の方を前にプレゼンして,フィードバックをもらって活動終了。
SとAは4年次は,ともに高水準の卒論の完成を目指す。
チームZは,極端にゼミ以外で忙しい連中,例えば体連に所属して部活にも一生懸命な連中が所属し,2年間かけて卒論研究に取り組む。
じっくりと研究テーマを探索し,方法論を修得し,最終的にはそれなりに高い水準の卒論を仕上げる。
ま,思いつきだが…ちょっとゼミの一体感が薄れるかなぁ。
…先ほど,某強豪体連部活の連中からゼミ相談を受けたので…考えてみたわけで。

2019年10月1日火曜日

2003年のゼミ

2003年の渡辺ゼミは4期生。
2005年4月からシアトルのワシントン大学で在外研究をすることになっていたので,4期生の卒業を待って渡米。
したがって,4期生には後輩はいない。
渡辺ゼミ草創期の最後の期と言ってよい。
いわゆる草創期の頃の私はまだ30歳台前半。
若かった。
ゼミ生との関係も,兄弟って感じだった。
ところで,この頃の合宿はというと…とにかく若かったなぁ…
三泊四日の合宿で,途中レクリエーションのテニスをするぐらいで,とにかくゼミ,ゼミ,ゼミ…
四日目は,現在は午前中にゼミをして終了しすぐに帰宅するのが普通だが,草創期は四日目も夕食時ごろまでゼミをした。
だから帰宅はだいたい夜中。
で,毎晩,ほぼ朝まで酒を飲みながら議論。
学生は前日朝まで飲んだら,翌日は少し早く寝るってこともできただろうけど,私は毎晩付き合っていたので,三泊四日でトータル5時間ぐらいしか寝ていなかったと思う。
それも普通に,いや普通以上に酒を飲みながら。
語り合いながら飲むので,眠くならないんだよね。
それでも日中のゼミでは,普通に議論していたんだから,本当に若かった。
しかし,告白すると中大での渡辺ゼミ16期の歴史の中で,ただ一度,朝約束の時間に起きることができずに,学生に起こされたことがあった…
後にも先にもこの時だけ…
今は偉そうに渡辺ゼミ合宿4原則とか言っているくせにね…

ところで,4期生のある女子で,とにかく寝ない子がいた。
おそらく三泊四日で私より寝ていなかったと思う。
それでいてゼミ中も絶対にうとうとしない。
これは凄い特技だと思う。
この子は,今でもよく合宿に遊びに来てくれる。
大手印刷会社に長く勤め,今は確かお茶(お花だっけ?)の先生になっている。

今の夏合宿はというと…
だいたい夜中の1時か2時には寝ているなぁ,毎晩。
健全そのもの!
酒も飲めなくなったし,学生もそもそもあまり酒を昔ほど飲まなくなったし…
だから体は全然楽なんだけど…
ちょっと昔が懐かしいなぁ。

営業学入門第2回

今日の営業学入門の担当講師は,栃木からわざわざお越しいただいた小倉崇志氏。
シアトルの大学に通われ,スタバにお勤めになられていた(最初はスタバの1号店でバリスタをやられていたとのこと,あのイチローにもサーブをしたことがあるとか)ということで,とても親近感。
私もシアトルに2年ほど住んだことがあり,スタバの1号店にはもちろん何度も行ったことがあるから。

営業を科学する。
そもそも営業とは「売り手」&「買い手」
しかし,ややもすると「売り手」vs「買い手」の枠組みで捉える人もいる。
営業がAIにとって代わられることはない。
ただし,営業パーソンがAIを使いこなしていくことは大事だろうが。

営業が売るのは…お客様の問題を解決すること!
その解決を通じてお客様の欲求を満たしてあげること。
昭和の営業:気合,推進力,強いメンタルとフィジカル,笑顔,気遣い,ユーモア(生まれつき,生い立ちで結構決まってしまうもの)…これらを通じて実現を目指すのは「量」。
しかも圧倒的な量。
プルデンシャルの営業:専門知識,技術,情報,知恵,自己分析(ここまでINPUT),それから,コミュニケーション能力(これがOUTPUT,心理学と深くリンクする)。
これらは後天的にいくらでも獲得できるもの。

営業のステップ(必要な力)
1:相手が抱える問題が何かを正確に捉える(傾聴力,質問力)
2:相手の心理を理解する(洞察力)
3:解決策を提示する(伝える力)
4:気持ちよく決断して行動・購入していただく(説得力)
以上の力は,心理学やコミュニケーションの理論を学べば,誰でもできるようになる(後天的かつ安定的)。
つまり…再現可能性・汎用性が高い!
だから…営業=科学!

さて,少し買い手側に焦点を当てると…
人はなぜ買うのか…
不満(問題を感じ)→欲求(こうしたいと思う)→決心(こうしようと決める)→購入(お金を出して買う)
売り手は不満,欲求,決心のプロセスを通じて,課題を正確に把握・定義,適切な解決策を提示することで,気持ちよく決断して行動してもらう。

顧客は何を求めているのか?
我々は何を提供すべきなのか?
コンビニコーヒーを飲むことに何を求めているのか…コーヒーそのもの
スタバでコーヒーを飲むことに何を求めているのか…サードプレイス(家でも会社でもない)
スタバは大人数で来ないのでごちゃごちゃしない,席の距離が近いので会話が聞こえちゃうから会話に悪口がない。
ホテルのラウンジでコーヒーを飲むことに何を求めているのか…もてなされているという感覚あるいは会話の内容が漏れない空間

顧客が求めているのは…モノ・サービスを通じて得られる価値
「手軽,便利,安価」「プライド,承認,理解」「快適,安全,安心」「体験,物語,感動」→これらが人の欲求を満たす!

顧客が求めている価値を単に提供・提案するだけなのは…二流三流の営業マン
顧客が気づいていない価値に新たな気づきを提供するのが…一流の営業マン
気づいている価値を提供するとともに,新たな価値に気づかせ提供してくとともに,最後は気持ちよく行動を起こさせることができるのは…超一流の営業マン

営業とは,人と心でつながり,感情を共有し,人を動かすことができる仕事!

2020年度の演習Ⅰの募集に関連して

最近,大学に早朝に来てから晩まで,ほとんど息つく暇もない。
毎日があっという間に過ぎていく。
そのためにやるべきことがなかなか,できていない。
ゼミ募集に関する情報開示も,そう。
ホームページのアップデートが全然できていないし…
http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~wtakeo/
ま,過去データは載っているの,うちのゼミに関心のある子には少しは意味があるだろうけれど…
とにかく,今週の木曜日(3日)に実施予定のゼミ訪問とゼミ相談会のスケジュールを急ぎ作成しましたので,どうぞご覧ください。
ゼミ選びにあたっては,ゼミ要項は重要な情報源だけれども,それだけで決定することは非常に危険。
ゼミの風土というか雰囲気を実際に体感して,教員と直接話してみることがとっても大事。
ゼミは大学生活の後半の意義を決定する大きな要因の一つ。
しっかりとゼミ選択をしてもらいたいものだ。
ミスマッチは,学生にとってもゼミにとっても,どちらにとっても望ましくないものね。
なお,いくら多忙でも,アポさえとってくれれば,研究室訪問を歓迎します。
既に何人か訪問してもらっていますが,ミスマッチ回避のためにも是非連絡をしてください。
また,訪問してくれた学生は,選抜の際には優遇します!