2020年8月31日月曜日

「イチローが嫌いだ」

この動画はインパクトが強かった。
リオオリンピック棒高跳びの山本聖途選手、リオパラリンピック水泳の一ノ瀬メイ選手、陸上走り幅跳びの芦田創選手、車いすテニスの三木拓也選手ら、オリンピックやパラリンピックのトップアスリートらに、「イチローが嫌いだ」と言わしめている動画。
https://www.youtube.com/watch?v=RqoPPfB2DSw

イチローが嫌いだ。
あの人を見ていると
限界という言葉が言い訳みたいに聞こえるから

イチローが嫌いだ。
あの人を見ていると
自分にウソがつけなくなるから

イチローが嫌いだ。
あの人を見ていると
努力すら楽しまなきゃいけない気がするから

イチローが嫌いだ。
あの人を見ていると
どんな逆風もチャンスに見えてくるから

なぜ「嫌い」と言わせているのか?
もちろん、本当に嫌いなわけではない。
イチローが次から次へと偉大な記録をあっさり打ち立て続けることで、自分の弱さを直視せざるを得なくなり、抉られるような強烈なインパクトを受け止めざるを得なくなることを「嫌い」と表現しているのだと思う。

人間は弱い。
すぐに自分で自分に限界を設けてしまう。
すぐに自分にウソをつき、目を背けてしまう。
すぐに努力をするのが苦しくなって逃げだしたくなってしまう。
すぐに逆風に接すると諦めたくなってしまう。

でも…
イチローはあっさりと、一見あっさりと、
限界を超えてくる。
そして…
自分を絶対的に信じ、努力を惜しまず、どんな逆境にも立ち向かい逃げ出さない。
それを見て、衝撃を受け、胸が抉られる。
人間の弱さとイチローの強さのギャップに想いを致さざるを得なくなる。
しかし、次に来るのは絶望ではない。
でも…イチローも人間だ。
自分たちと同じ人間なんだ。
抉られた後の胸に、次に到来するのは、眩しいくらいの希望。
ひょっとしたら「自分にもできるかもしれない」と。
この動画には賛否両論あるらしいが、私は傑出していると思う。

2020年8月30日日曜日

住む場所で給与が…

今日は組織学会の九州支部の研究例会に参加するために,午後大学へ。
私は東大の高橋伸夫先生の研究が好きで,著書や論文をよく読むのだが,その高橋先生が講演されるということで,参加することに。

さて,その合間に,次のような報道に接する。
フェイスブックが,リモートワークに伴い,住む場所によって,つまり住む地域の生活コストの多寡に応じて,社員の給与を調整することを決定したという。
批判が多いという。
私もちょっと時代の流れに反しているような気がする。
リモートワークの拡大に伴い,むしろ地域間の給与格差はなくなる方向に向かうのではないかと考えていた。
例えば,同じチームに属するメンバーが協働して成果をあげたとしても,同等の価値を生み出したメンバーの一人の住む場所が生活コストの低い地域であると,そのメンバーだけ給与が他の人より低いということになる。
これで納得性が得られるだろうか…

日本でも,アメリカほどではないが,地域間で給与格差がある。
オンラインを通じてワークができる幅が広がれば広がるほど,その格差は縮まるものと考える。
例え,東京でも長崎でも,同一成果なら同一報酬,でしょ。

GSBC

今、グローバル・スポーツ・ビジネス・キャリアの具体的な設計を本格化している。
GSBCは、ドイツのブンデスリーガのフォルト・デュッセルドルフでの、サッカークラブ経営を研修するプログラムの講座。
来年2月初旬に実施することに、ほぼほぼ決めた。
機中泊も含めて8泊9日程度になりそう。
ホテルも決め、あとは飛行機の便を決めるだけ。
プログラムの内容についても、フォルトナ側とつめており、充実したものになりそう。
9月中に募集を開始する。

何とかしてドイツに行かせてあげたいが…
コロナの状況次第では、渡独は見送らないとならない。
その場合、オンラインで実施する方向性でフォルトナと調整中。
やむを得ないよね。

2020年8月28日金曜日

慣れないことが…

学部長になって3年ほど経つが…
慣れないことが一つある。
どっちに転んでも不思議ではない。
そんな岐路が人には何度もある。
人は弱い。
そんな人に対して立場上意思決定をしなければならない時がある。
弱さが顕現化してしまい、やってしまった後、どのように振る舞うのか、そこに真価が問われることになる。

2020年8月27日木曜日

小菅村が…

小菅村は最近よくメディアに取り上げられる。
三密を回避した「分散型ホテル」山梨県小菅村のマイクロツーリズムってことで,また。
https://ampmedia.jp/2020/08/25/micro-tourism/

いよいよ面白い時代になってきたなぁ。

情景と悲哀と…

この音源。
中学二年くらいの時、ラジオから聞こえてきた拓郎のこのシャウト。
いっぺんで虜になった。
https://mail.google.com/mail/u/0/#inbox
時々、今でも歌うよ「制服」。

綺麗な腹の男は
もう
拗ねてしまっている

これからもう君は日曜日だけを待つんだね
悲しみの歌がなぜまち街に流れるのかもわかってきて
使うのにたやすく
稼ぐのにつらい
そんな給料の苦さも知ってしまうんだよね…

でもね…
一番好きなのは

僕はこれから大阪へいくところ
一番きれいだった女の子の顔など想いだし
制服が人ごみの中へ消えていくのを
振り返りながら
僕は見送っている…

風に吹かれて

タイトルにあんまり関係ないが…
最近、ゼミのOBOGと「仕事」をすることも増えてきた。
基本、高い山を一緒に登った連中と、だなぁ。
一回、一緒に山を登った連中は戦友。

ところでね、会社の規模やその会社の風評なんて関係ない。
学生の頃の、そう何にも染まっていない彼ら彼女らの姿から…分かるもんだ…こいつとは一緒に仕事ができるなぁなんて。
さぁまた抱え込んで、ちょいと面白い仕事をしてみよう!

2020年8月26日水曜日

群衆の英知

今日は7時からフルスロットル。
快調快調。
ってことで,群衆の英知に関する知見について。
以前も紹介したことがあるが,仏INSEADのNarayan Pant教授の所説。
不確実な環境において必要なことは群衆の英知。
専門家の予測に素人の予測を加味した方が,その予測が的中する確率が上がるという。
しかも素人の人数を増やした方が良く,専門家1人に対して6人から8人の素人を加えると,かなり頑健な予測ができるという。
リーダーにとって大事なことは,この集合知の所在を見極めること。

2020年8月25日火曜日

ビジチャレ夏休み4回目

今日は夏休みに入ってから、4回目のビジネスチャレンジ実習の授業。
例年であれば、ワンマッチのプロデュースのために、学生たちがあ知りまわっている時期だが…
今年はなかなかそうも行かず、飛び道具を活用。
例えば、一つのグループが本日から情報発信を開始。
通称ヒンディープロジェクト。
東京23FCを単なるサッカークラブではなく、インド人の方々が多く在住している江戸川地域で、多くの貢献をしている存在であるということを認知してもらい、東京23FCがしていることを「他人事」ではなく、「自分事」として考えてもらうためのプロジェクト。
下記のツイッターのアカウントをご覧ください!
https://mobile.twitter.com/tokyo23fc907
まずは1回目の配信は、東京23FCのことを紹介するツイート。
このヒンディー語に翻訳してくださる方を、学生たちは自分たちで探してきて、協力を依頼して、ここまでこぎつけました。
これから全部で7回配信していきます!
是非「いいね」とリツイートをお願いします!
学生たちは、今、インド人のインフルエンサーに働きかけようとしています。
もしインド人のお知り合いがいたら、ご紹介を!

2020年8月24日月曜日

5年前の記事 潔さ

私の好きな松下幸之助の言葉。
この言葉に接すると、今でも鳥肌が立つ。
そして、鳥肌が立つのを感じて、まだいけると思う。

http://wtakeo.blogspot.com/2015/04/blog-post_35.html

2020年8月23日日曜日

六年前の記事 仕事と遊び

多分、安倍首相と同じくらいの連続出勤をしていた時期は、何回もある。
…が、あまり辛いと思ったことはない。
畑仕事やテニスをもっとしたいなぁと思うことはあっても、大学で仕事をすること自体が嫌だと思ったことはほとんどない。
私にとって、仕事は本質的に遊びのようなものなのかもしれない。

六年前のブログの記事。
http://wtakeo.blogspot.com/2014/08/blog-post_15.html

2020年8月22日土曜日

今日は終日…

さぁ土曜日だけど,もう仕事。
仕上げなけりゃならない大事な文書がある。

ところで,仕事を開始する前に決まって行う定型動作がある人がいる。
スポーツの世界で有名なところでは,引退しちゃったけどイチロー選手のバッティング前の動作。
イチロー選手の場合,毎朝必ずカレーを食べるとかの逸話もある。
かつてラグビーワールドカップを沸かせた五郎丸選手のキックの前の動作も有名だよね。
山口県立大学の吉村耕一教授の3年前の研究によれば,スポーツ限らず,こういった「プレ・パフォーマンス・ルーティン(PPR)」は知的作業でも効果的であることが明らかにされている。
実験室実験を実施し,記憶作業において,PPRを行った場合,その作業への集中力が有意に高いことが明らかにされている。
動作自体は何でも良い。
というか,コーヒーを飲むとか,アロマをたくといった行為でもOK。
ただ大事なことは,例えばコーヒーならば,これを飲めばカフェインが効いて眠くならず集中できると,本人がしっかり認知していること。

私にも授業前に必ず行う順序だった行為がある。
がしかし…オンラインになってすぐに授業が始められるようになり,それがなくなってしまった。
新常態によって,PPRも様変わりするものか。

2020年8月21日金曜日

七年前の記事 自己…

今日はオンラインの会議が6つ。
ビジチャレのグループワークを2つ。
産みの苦しみの状態。
ここを乗り越えてほしいね。
もう2つは外部の方とのミーティング。
こちらはウキウキする話。
コロナ禍を受けて縮こまってなんかいられない。
留学やグローバルインターンシップができないのなら…

さて、7年前の記事。
今はなかなか行けないけれども、海外旅行の効用の一つに言及したもの。
これがあるからねぇ。
何とかオンラインでカバーできるところはカバーするとしても…

https://wtakeo.blogspot.com/2013/10/blog-post_14.html

2020年8月20日木曜日

七年前の記事 北里博士の…

これはぐっとくるかなぁ。
懐かしい。
七年前の記事。
破傷風の治療法を発見した北里柴三郎博士の言葉。
世間が何と言おうと、私はこの想いに全力で共鳴する。
https://wtakeo.blogspot.com/2013/01/blog-post.html

2020年8月19日水曜日

危機にあたってリーダーが…

Harvard Business Reviewに掲載された「4 Behaviors That Help Leaders Manage a Crisis」という論文。
以下で,無料で読むことができる。
https://hbr.org/2020/04/4-behaviors-that-help-leaders-manage-a-crisis

その1:正確さをある程度犠牲にしてでもスピード感を持って意思決定する。
その2:たとえ詳しくないことであっても他者からの支援を得つつ,大胆にやれることは何でもやる。
その3:たとえ自分のコントロールの範囲外にある要因に取り巻かれていても,自分にできる限りのことをやる。
その4:自分のチームに置かれた状況をよく理解し,日々変化する状況下において,明確かつ網羅的に新しい目標や情報を伝達し,メンバーのエンゲージメントを維持する。

肝に銘じたい。

2020年8月18日火曜日

学ぶことは…

学ぶことはまだまだ沢山ある。
スポーツビジネスのことをつらつら考えていることが最近は多いのだが、スポーツデータアナリシスについて考えていると、楽しくてついつい色々と調べものをしたりして、時間があっという間に過ぎていく。
スポーツコードというソフトがある。
これはかなり優れもの。
今度バスケ部に導入を提言してみようかなぁ。

プレゼンについても最近はインフォグラフィックに着目している。
色々と調べていて、良いサイトに行きついた。
https://www.canva.com/
パワポのテンプレートも無料で使えるし、デザイン性もなかなか良い。
ゼミ生には参考にしてほしい。
OBOGでも仕事に使えるかもよ。

2020年8月16日日曜日

感情のコントロール

フランスのINSEADのNarayan Pant教授。
リーダーシップ論で有名な方。
日経ビジネスの6月29日号での指摘。

「感情は,コントロールを諦めることでコントロールが可能になる。
ネガティブな考えを無理やり打ち消すことは諦めよう。
ネガティブな思考を自らの中に受け容れ,無力化するのだ。」

所詮ネガティブな感情の生起を意図的に抑えることはできない,という前提に立つ。
ネガティブな感情が生起していることに気づき,それを自覚化することで,結果としてネガティブな感情がコントロールできるようになるとのこと。
学生には参考にしてほしい。

2020年8月14日金曜日

8年前の記事

困難にぶつかった時の私の持論。
https://wtakeo.blogspot.com/2012/06/blog-post_24.html
8年前の記事。
とにかく私は諦めが悪い。
いったん信じた道ならば、次から次へと困難が生じても、容易に諦めはしない。
粘り強く一つひとつ壁を乗り越えていく。
現在、同時進行で幾つもの課題に取り組んでいるが、どいつもこいつも壁だらけ。
気の置けない仲間としゃべると、時々愚痴も出てしまうが…
闘うスタンスは絶対に失わない。
明日も大学だな。
夕方は知り合いの企業の方々とテニスの予定。
これ、大事。
体をハードに動かし、汗をたっぷりかくっていうのをルーティンにしないと。
闘志の源泉だから。

2020年8月13日木曜日

インセンティブ

自分の周りには優秀な部下が集まってくれないと嘆くリーダーに対する,ある経営者の言葉。

お花の側には蝶々が寄ってきます。
○○の側にはハエが寄ってきます。
今,あなたは自分のことを○○コだと言っているようなものです。
まずは自分がお花にならないと。

部下の働きが悪いと嘆くリーダーは多い。
しかし,そう行動する方がよい仕組みを作ったのはリーダーだ。
と,いうのはスイスのビジネススクール,IMDのMichael Wade教授。

組織で働いている人々は皆,賢いので,社内でのゲームの仕方は心得ている。
つまり彼らは,ただシステムに合うように働いているだけなのだ,と。

部下の働き方を変えたいのならば,システムを組織目的にふさわしいものに変えなくてはならないということ。
大事なことはインセンティブを変えること。
人は…
理念のために
自己実現のために
人から認められるために
人のために
モノ・カネのために
働く。
何を重視するか,人それぞれに濃淡はあっても,ね。

2020年8月12日水曜日

疾風に…

次のようなことわざがある(「後漢書」の王覇伝)。

疾風に勁草を知る

激しい風が吹いてはじめて丈夫な草が見分けられる。
人も同様である。
苦難にあってはじめて,その人の節操の堅さや意志の強さが分かる。
今,大学も激しい嵐の中にある。
大学だけではなく,日本中のあらゆる組織がそうであろう。
人の真価が問われている。

これは人生訓でもあり…

今話題になっている言葉があるらしい。
ある漫画の中の一節らしいが,確かに深い。

どんなに良い人間でも
きちんとがんばっていれば
だれかの物語では悪役になる

人間は,それぞれ価値観,善悪の判断基準,宗教などについて,異なっている。
だからこそ,自分が良かれと思ってしたことが,他の人にとっても良いとは限らない。
きちんと頑張れば頑張るほど,その方向性に対して異なる考え方・価値観を持っている人間からすると,物事を悪い方向へ悪い方向へと導いていっているように思える。
頑張っている人間に対する風当たりが強くなることもある。
へこたれそうになることもある。
組織に属していれば,なおのことである。
組織はかくも人間臭い人間の集団なのである。

しかし,そう言っているだけでは,組織で物事を前に進める際には,ダメだ。
そこで必要になるのが,マネジメント・コントロールなのだ。
組織では,社長が一人で何でもできるわけではない。
もし,何でもできるとすると,社員はいらない。
組織はいらない。
一人でできないからこそ,部下に仕事を任せる必要があるのである。
任せた以上,必要以上の介入はすべきではない。
部下は将棋の指し手なのであって,駒ではない。
駒として扱えば,モチベーションは速やかに減衰する。
思考停止の人材だけを育てることになる。
しかし,任せっぱなしにしてしまうと,上記の一節のように他の組織成員の物語の「悪役」になってしまう危険性が高まる。
本人が良かれと思って必死に頑張れば,頑張るほどである。
それは社長(管理者)としては困る。
だからこそ,任せた事柄を任せっぱなしにせずに,任せた人にとって望ましい方向に導いてあげることが必要になるのである。
その仕組みがマネジメント・コントロールである。
コントロールというと指示や命令をイメージする人が多かろう。
しかし,ここでのコントロールとは「影響及ぼす」といった意味合いである。

どうであろう?
かほど左様にマネジメント・コントロールとは,組織にとって生命線と言って良いほど,重要なものなのである。

2020年8月11日火曜日

秋のJリーグビジネス論Ⅱは…

今日もたまった仕事をこなす。
しかし…暑いね…

さて,春のJリーグビジネス論Ⅰは、学生の受講環境も何もかも不確実な状況の中、同時双方向型(ライブ型)の授業の実施が厳しく制限される方針を受け、開講を見送ることとなった。
が、秋学期については、学部の方針としても、幾つかの条件のクリアが必要であるが、ライブ型で講義形式の授業を実施することが認められることとなった。
ということで、秋のJリーグビジネス論Ⅱについては、ライブ型のオンライン授業として実施する可能性を探っている。
本日、出講をご快諾いただいていたJリーグのクラブ関係者の方々などに、オンラインでの実施の可能性についておたずねするご連絡をしたところ。
ご対応が難しいクラブもあろう。
何とかご対応いただけるクラブを、新規に探索しなければならないかもしれない。

春学期のJリーグビジネス論の開講見合わせは、多くの学生たちを失望させてしまった。
何とか秋学期こそは、と強く思う。
授業の段取、運営、リスク管理などはすべて私が行い、講師の先生方には必要以上のご負担をおかけしないやり方で、何とか乗り切りたい。

2020年8月10日月曜日

小菅村が…

今日のワールドビジネスサテライト。
23時からだから、もうすぐなんだけれども、小菅村の特集が放送される。
「人口約700人の山梨県小菅村が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて移住先や一時的な滞在先として注目を集めている。山村の新たな可能性に迫る。」ということらしい。
これは必見ですな!
皆さんもいかが?
https://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/

サッカー以外に…

実はここんとこ、毎週、あるメジャーなプロスポーツの関係者とミーティングを重ねている。
まだ、明確には言えないが…
中大商学部のスポーツビジネス・プログラムは、その対象をサッカービジネスにかなり特化している。
このことは他との差別化要因と言っても良いが、学生の中からは、他のスポーツへの展開を期待する声がしばしば聞こえてくる。
現行のスポーツビジネス・プログラムに組み込む前に、とりあえずと言ってはなんだけれども、私のゼミで有志を募り、トライアルのような形で、そのメージャースポーツの関係団体と提携して、あるチャレンジをするプロジェクトが進行中。
学生たちのやる気はかなり高い。
今年のゼミの3年生は19名もいるのだけれども、その半数ぐらいが手を挙げている。
私自身もそれなりにワクワクして、楽しんで取り組んでいる。
ま、私の場合、自分がやって楽しいか否かで、こういった取り組みにチャレンジするか否かを決めているから、当然と言えば当然なのだけれどもね。

今の期間、大学は一斉休暇中で、職員さんたちはお休みなんだけれども、だからこそ会議もないので、たまった仕事をガンガンやる!
実家にも帰れそうにないので、ね。
さ、明日もビシッといこービシッと!

Number Web

スポーツ関連のかなり多きウェブ媒体の「Number Web」。
そこに瀬田元吾氏が寄稿している。
私のここ5年来の盟友。
徒手空拳で未開の領域を切り開き,ドイツのブンデスリーガで唯一の日本人のフロントとして,12年間活躍してきた男が,ついに日本に帰ってきた。
Vファーレン長崎の役員として。
活躍が期待される。
記事の中では,中大の講座のことも大々的に言及してくれている。
有難いことだ。
大きなパブリシティ効果が得られることだろう。

https://number.bunshun.jp/articles/-/844567


2020年8月9日日曜日

金曜日のビジチャレ

夏季休業期間中、スポーツ・ビジネス・チャレンジ実習Ⅰの授業が数回行われる。
例年ならば、学生たちにバリバリと対外的な活動に従事してもらうのだが、今年はそれができない。
なので、オンラインの授業で、概ねオンラインで対応可能範囲の活動を行っている。
5つに分かれたプロジェクトがそれぞれ、佳境にそろそろ入ってきているので、授業時間がどうしても長くなる。
この間の金曜日の授業は、実に4時間!
うち一つの班について2時間も意見交換しのための時間を要したが、理由は今月中旬に動画の撮影があるから。
東京23FCの社長と、江戸川区で十代続く小松菜農家さんとの対談企画。
サッカークラブを、そして小松菜を、江戸川区の誇りにしたいと考えておられる方々。
良い動画にするために、細部の創りこみをしなければならないので、細かいチェックが必要となる。
毎週、どこかの曜日の晩の時間帯に、23FCのGM等とのミーティングも行っている。
何とか23FCに良いインパクト、それもできれば大きなインパクトをもたらしたいと思って、皆頑張っている。
私もできうる限りのことをするつもり。

2020年8月7日金曜日

16期生の夏ゼミ

今日は16期生の夏ゼミ。
まずはタバッチによるアメーバ経営と働きがいの研究。
アメーバ経営は構造的に,特に評価的インセンティブ,自己実現的インセンティブ,理念的インセンティブを供給しており,したがってそれらのインセンティブに対する希求度合いが高い人にとっては,それらのインセンティブが充足された時に,働きがいを感得しやすいと考える。
逆に物質的インセンティブに対する希求度が高い人には,働きがいは感じにくいのかも。
仮説設定をしたうえで,尺度をどうするのかという検討に入ってもいいかもしれない。
この時期にしては進みが早いね。

2番目はノスケのフィードバックに関する研究。
ネガティブフィードバックを情報通知(耳の痛いことであっても,部下のパフォーマンス等に対して情報や結果をちゃんと通知すること)と立て直し(部下が自己のパフォーマンス等を認識し,自らの業務や行動を振り返り,今後の行動計画を立てる支援を行うこと)に分類(中原,2017)。
これらのフィードバックの認知が高い部下は,職務満足が高い等のポジティブな効果が得られやすいと考える。
経験学習の文献を調べてみたり,ネガティブなフィードバックの受け手のパーソナリティ等がその受けとめ方に影響することはないのか,等を検討してもいいかも。

3番目はジェイのミドルマネジメントの上方影響力に関する研究。
上方影響力とは「ミドルが上司に対して有する発言力の大きさないし上司との関係における自律性の程度(金井,1991)」。
上方影響力の促進要因としてコミットメント(情緒的はプラス,規範的と存続的はマイナス)を位置づけるのはいいかもしれないけれども,職務志向性については再考の余地あり。
結果要因もチームパフォーマンスというのはイマイチ。

4番目はリョウの新卒採用に関する研究。
渡辺ゼミとしては珍しく仮説検証型研究ではなく,仮説発見型研究を指向。
オンライン就活で成功した人と失敗してしまった人の傾向性を探索する。
中大のC-compassの質問項目が参考になるかもね。
あれもコンピテンシー関連のクエスチョンネアだから。

5番目はアカリのテレワーク下における自己調整学習に関する研究。
こちらもひょっとしたら仮説発見型研究でもいいかも。
努力調整方略,プランニング方略,モニタリング方略,認知的方略として,テレワーク下でどのようなことが具体的に行われているのか,行われていると想定されるのかの質問項目。
自己調整しながらテレワーク下で仕事を適切に行っていることを捉える質問項目等をまずは作成する。

6番目はシンの臨場感の尺度開発に関する研究。
インタビュー調査で臨場感の大枠を捉えたいのなら,まずは実践あるのみ。

7番目はタカキのキャリアリフレクション(CR)の研究。
CRとは,自身のこれまでの仕事ぶりやキャリアを捉え直すことで生じる,職務やキャリアに対する考え方の変化(永野・藤,2016)。
弱い紐帯とCRの関係は先行研究で明らかにされているけれども,紐帯の弱さだけではなく,対象となる人物が自分にとってどのような人なのか,またその人物の生立ちの自分との相違性等,他にもCRに影響を与える要因はありそう。

8番目はタクミの暗黙の協調に関する研究。
どのような内省の仕方が,チームメンバー間の暗黙の協調を促進するのか。
まずは効果的な内省とは何かを検討しないと。


2020年8月5日水曜日

23FCとのミーティング

今日で晩のミーティングは何回目だろう?
もう4、5回はやっているのでは。
21時を過ぎてから2時間ほど。
23FCには大変ご迷惑をおかけしている。
今日のビジチャレ生の発表はダメダメで、時間を無駄にさせてしまった。
いかん、いかん。
まだまだ指導が足りない。
明後日もビジチャレの授業がある。
気を引き締めていこう。

2020年8月4日火曜日

9年前の記事②

本日も午前と午後と会議。
あともう少しで一斉休暇がある。
そこまで頑張ろう。
ま、一斉休暇と言っても、基本、お仕事が待っているが…

さて、9年前の記事をもう一本紹介しよう。
ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』に言及し、「希望」の大事さに言及した内容。
フランクルは自らのアウシュヴィッツ収容所体験をもとにこの本を執筆し、現代に至るまで読み継がれている。
http://wtakeo.blogspot.com/2011/08/blog-post_10.html

2020年8月3日月曜日

9年前の記事

今日も10時から19時までほぼぶっ続けでオンライン会議。
もう少しで大学は一斉休暇に入るため、後期のオンライン授業などに向けての諸々の方針設定や手続確認しなければならないことが山ほどあるため。
これから三村の方々と「ミーティング」。

さて、過去記事9年前の。
偉人の言葉は響くね。
https://wtakeo.blogspot.com/2011/12/blog-post_30.html

2020年8月2日日曜日

10年前の記事

今日は日曜日だけど、かなり書類づくりの作業が残っていたので、大学へ。
何とか終わらせる。
秋学期のオンライン授業に関する書類だから、とっても大事。
明日、3月末から18回目を数える商学部のオンライン授業対策委員会が開かれるが、そこでそれらの書類をめぐって議論する。
さぁ明日も会議が多い。
ビシッといこービシッと!

ところで、過去の記事の振り返りをしてみた。
10年前の記事。
https://wtakeo.blogspot.com/2010/12/blog-post_17.html
私が大好きなキング・カズの言葉に触発され、原因帰属理論をベースに書いた記事。

2020年8月1日土曜日

親想う…

親想う心にまさる親心
けふのおとづれ何と聞くらん(by 松陰寅次郎)

昨日のビジチャレの授業で、「ギャップ」が鍵だと話した。
親と子の関係ほどギャップがある関係はあるだろうか?
だからこそ親子のストーリーには感動がある。
しかし…親子関係だけではなく、誰もが潜在的に存在は「なんとなく」認識しているけれども、容易には顕在化しない事象は、この世の中にはいくらでもある。
それらについて、その存在を突き付けることに意味がある。

私が個人的に大好きな「かりゆし58」のアンマーもそう。
https://www.youtube.com/watch?v=4_OKI91h3tw

ビジチャレの諸君。
それを創りこめるかどうか。
そこへの挑戦!!