2023年11月29日水曜日

心配なのは…

昨日、3年生の研究グループの一つ、コミュニティトークンを研究しているグループの研究が大きく進捗し、このブログでも褒めたが、2号館の12階でも直接褒めた。

皆一様に喜び、涙がでるくらい嬉しいと言っていた。

そのくらい皆で力を合わせ、何度も何度も吟味して、苦労に苦労を重ねてきたのだろう。

手書きで創られた樹形図に、その苦悩が滲み出ていた。

もうこのグループは心配ない、と思う。

3年生のグループのうち、スポーツ組織の感謝の効果を研究しているグループは、すでに10月末にすでにプレゼン大会に出場し、結果を出しているので、こちらは問題ない。

心配なのは残る一つのグループ、スポーツスポンサーシップを研究しているグループ。

今日は午後に2つの会議があり、トータル4時間以上議論した後に、そのグループと臨時ゼミをしたのだが…

他者依存的だし、研究の大事な部分を見誤っているし、これだけ切羽詰まっているのにプライオリティをつけられていないし…

大丈夫かなぁ。

2023年11月28日火曜日

トークングループの研究が…

今日の夕方、3年生のクラブトークン担当グループの臨時ゼミをした。

これまで苦労してきたが、ようやく一山越えた。

大学スポーツで事実上初めてのクラブトークンの発行プロジェクトを実施したが…

残念ながら目標金額には遠く及ばず…

トークングループは、その原因分析を行ってきたが、なかなか前に進まなかった。

目標金額未達という結果はいかなる原因によって生じたのか?

またその原因は結果でもあり、その結果を生じさせた原因は何なのか?

結果→原因(結果)→原因(結果)→原因…

という樹形図の完成を目指していたのだが、なかなか完成せず、ことごとく私にダメ出しを食らってきたのだが…

今日のは本当に良かった。

よく頑張った!!

何か所が指摘はしたが、ほとんどOK。

自分たちだけの力で、一山越えることができた。

これまでの君らの苦悩と努力を私は支持するよ。

とはいえ、プレゼン大会のファイル提出まであまり時間は残されていない。

これからの創りこみに期待したい。

明後日のゼミが楽しみだ。

2期生からの…

 先週の土曜日の恩師の傘寿のパーティで、木島ゼミの23期生に声をかけられた。

この期は、私が中大に赴任して渡辺ゼミ2期生と同学年で、一緒に学部内のスポーツ大会のための練習をしたり、飲み会をしたりして、2期生のゼミ長のことをよく覚えていて、元気にしていますかと。

そして、また会いたいです!なんて話になった。

そんな話をして2期生のことを思いだした。

でも…実は2期生のことは思いだすことが多い。

卒業記念として2期生からもらったのが、ブルガリのキーケース。

もう20年間、大事に利用している。

端っこが痛んではいるけれども、まだまだ使える。

これを見ると時々2期生のことを思いだすだよね。

もう20年経つのかぁ。

退職まで使えるかなぁ。




プロデュース論10回目!!

本日の講師はLINE株式会社のLIVE事業部の事業部長である浅野裕介氏。

現在は,LINEのVoom事業の責任者をされている。

最初に自己紹介が行われたが,プロデューサーには特別なスキルやアイデアがなくても,学生時代に特別なことをしていなくても,なれる!とお話しいただいた。

プロデュースとは,たいてい3つをかけ算すれば「アイデア」は産まれる。

例えば,「時流」×「やりたいこと」×「初めての●●」

本日のご講演の内容(「時流」を中心に)

①コンテンツプロデュースに必要な流行・拝啓を知る

②ネット上のトレンドの変遷を体系的に学ぶ

③エンタメ×動画のケーススタディに沿って紹介するケーススタディに沿って紹介する。


個人の力がビジネスに:クリエイターエコノミー市場の急成長

個人の影響力が拡大し,個人が経済圏を形成

メディア化した個人がファンに対してGiftingやECなど直接ビジネスを展開

3年前の市場規模,日本:500億円,中国:1.9兆円

現在の市場規模,日本:約1.4兆円,世界:15.1腸炎

この時代の象徴:韓国ドラマ「梨泰院クラス」画期的なヒロイン像:ネット世代のインフルエンサーから転じた天才的経営者

個のコミュニケーションアプリ:LINE

LINE LIVEサービス:個人の配信者が稼いでいる

動画接触状況:個人のコミュニケーション接触にシフト

国内動画SNS市場:投稿ハードル高低,盛れない・盛れる

投稿ハードルが低くて,盛れるものが受ける。

時流として没入感,承認欲求と模倣性,日常・リアル,これらの3つの要素があればヒットする。


没入感

LINE LIVE縦型配信の事例

縦型の視聴環境:2016年,縦向き視聴が横向き視聴を上回る

縦型配信の効果:エンゲージメント数が数倍に

スマホ専用のMVが作成され,革命と言われた(MV/Run and Run_Lyrical school)

没入感と日常・リアルがすごい(MV/never young beach,金曜日の新垣さん,ネトフリのプレヴュー機能)

まとめ:没入感

1.スマートフォンだから縦型フォーマット

2.ビデオ通話のような一人称視点での映像

3.画面占有率に比例する熱量と共感性


承認欲求

インターネットメディアの歴史

5ちゃんねる→mixi,facebook→TikTok,インスタ,ツイッター→YouTube

承認欲求あるいは自己実現欲求を刺激する方向で発展してきた。


ソーシャルライブサービスの基本設計・考え方

コミュニケーション:見たい,話したい,感謝されたい,会いたい,独占したい

コンテンツ:プライベートを覗きたい,雑談したい,ありがとうと言われたい,オフラインで接触したい,1to1で接触したい

プラットフォーム:最初の二つは「場の設定」,最後の三つは「ステージの提供」

LINE LIVE事例:ただ名前を呼ぶだけの動画が最も視聴数が多く,投げ銭も多かった

若年層女子のSNSサービスの利用状況

投稿する動画の種類:日常生活の動画,ダンス動画,手書イラスト動画,リップシンク(音楽に合わせ口パク)の順

Mix channel(カップル動画→友情動画→ダンス)からTikTok(個人の面白動画→友達同士で面白動画→有名人へ拡大/コピー)へ

動画配信者のライフスタイルはいかに「リア充」なものに仕上げるか

自分一人でも「リア充」になれる時代

まとめ:承認欲求・模倣性

1.自分を認められたい,名前を呼ばれたい

2.手が届く範囲の身近な憧れを求める

3.簡単にコピーできるものを取り入れる


Z世代:日常・リアルが大事

エンタメとコミュニケーション:ポケモンGO,MCラップバトル(再現性がない,その場ならではのリアルな体験価値),シン・ゴジラ(声を出して映画を観る),デス・ストランディング(見知らぬ誰かとの希薄な連帯感,そして仲間意識を味わえる画期的なシステム)

「1:n」から「n:n」のサイマル・ウォッチング

前者,配信者が主,視聴者が従,視聴者が配信者へネタを提供し番組が成立

後者,配信者と視聴者の主従が入り乱れている状態,誰もが主役,配信者が視聴者へネタを提供し独立したコミュニケーションが成立

まとめ:日常・リアル

1.スマホ=ビデオ通話=日常とリアルを求める

2.演出の必要なし,ありのままを求めている

3.縦と横のコミュニケーション設計


ケーススタディ:長渕剛オンラインライブ

不安を抱える人たちにエールを送るために実施,視聴者数は延べ10万人,スタジオに視聴者300人の画面が映る,終了後反応がなく声が聞こえないのが不安だった

個人の名前を呼んでもらう演出,画面占有率のために目だけが映るぐらいまでアップ,終了後楽屋まで追いかけて映像を撮る

長渕さんにプレゼンした企画書:コンセプト,史上初の試み(何かを背負っている,再起を図りたいと思っている500人を仮想会場の場に招待,日本全国の困っている人,再起を図る人との生コミュニケーション,その方個人からのリクエスト演奏など),メモリアルな日に実施,10代の芸能人のゲストプラン

「時流」×「やりたいこと」×「初めての●●」

オンライブ×大物アーティスト×個人に向けて歌う

2023年11月27日月曜日

恩師

先週の土曜日に学部時代のゼミの恩師の傘寿の会に出席してきた。

私の人生を変えてくださった大恩ある先生。

足腰が弱くなられて,杖が必須になられていたし,車いすで最後はご帰宅されていた。

奥様にも学生時代に色々と温情を頂戴した。

先生ご夫妻と旅行に行ったこともあり,悩みを暖かく包み込んでくださった。

何の取り柄もなかった私のごく少ない長所を見出していただき,大学院生としてお受入れいただいた。

その後も厳しくも温かいご指導を頂戴して,何とか一人前になれた。

先生がご経験されなかった学部長もなんとか務めることができたし,先生が第9代所長として9年間お務めになられた経理研究所の所長としても,これから第13代として務めることになる。

ご報恩のためにも大学人として,これからも一所懸命力を尽くしていく。

このことに強く想いをいたした週末であった。

これからも絶壁のような困難や心をくじくような出来事が,おそらく立ちはだかることだろう。

しかし,先生に受けた教えを胸に,きっと乗り越えて見せよう。







2023年11月26日日曜日

新歓コンパ一考

先週の木曜日(23日)に、ひさしぶりに通常通りお店で新歓コンパを実施することができた。

とてもとても楽しい会であると同時に、特に新ゼミ生には多くの学びがあったことと思う。

会の翌日以降、会に参加した新ゼミ生から新歓コンパに関する感想がほぼ全員から寄せられているが、なぜ渡辺ゼミでは、高い目標をかかげて仲間と手を携えて敢えて困難に挑むのかについて、多くの学びがあったようだ。

また、そのようなゼミで自分はやっていけるのか不安に思っていただ新ゼミ生が多かったようだが、先輩たちの経験を聞き、少し安心してもらえたようだ。

年明けから早速、卒論発表会、春合宿、春ゼミと、行事が続くがぜひ楽しみにしていてほしいと思う。

また、一年間の活動を終えようとしている3年生は、初々しい2年生と接して、改めて渡辺ゼミにはいることにした初心を想いだしたようだ。

まだ学内のプレゼン大会が待っているし、青学、横国との合同ゼミも残っている。

学内のプレゼン大会は2年生も参観しに来てくれるだろう。

21期生の前でビシッとしたプレゼンを期待したい!!

2023年11月22日水曜日

明日は久しぶりの…

明日は祭日ですが、普通に大学は授業がある。

こういう世間に背を向けた在り様が当たり前になっている。

ところで、木曜日はゼミの日。

明日もゼミをします。

4年生は、卒論研究の進捗度合いが例年より良好であり、明日はクエスチョンネアの発表もありそうで、11月中にデータ収集が始められるかも。

3年生は、学内プレゼン大会に久しぶりに出場するので、すでにプレゼン大会に出場しほぼほぼ仕上がっているグループ以外の2つのグループは、そのファイル提出期限をにらみ、やるべきことがたくさんある。

そのような状況ではあるが、明日は久しぶりに、コロナ前のように新歓コンパを実施予定。

フレッシュな2年生を、心から歓迎するとともに、これから2年間あまりの山登りに向けての「will」をしっかりと持ってもらう機会にしたいね。

2023年11月21日火曜日

プロデュース論9回目!!

本日の講師は,日テレのカリスマプロデューサーで,今年独立してGontentsという代表社員をされている土屋敏男氏。

あの伝説の電波少年のプロデューサーで登場する際のダースベイダーの音楽で超有名。

T部長です!


テレビを見る人はどのくらい減っているか?

1997年がピークで,プライムタイムに70%ぐらいの人がテレビを見ていた。

2022年になると,同じ条件で50%ぐらいしかテレビを見ていない。

特に若い男女の下落率が大きい。

若い人の三分の一くらいしかテレビを見ていない。

今年,テレビ局がパニックになるくらい,ここ数年の下落はひどい状況。

それに伴って営業収入も減少。

テレビ局の方々の予測を上回るペースで減少。


歴史を振り返ると…

1953年にテレビ放送が始まるが,当時,謳歌していた映画界はテレビ業界の発展の邪魔をしつつ(映画業界は5社協定といって映画俳優をテレビに出さないようにした),1958年には映画観客数史上最高の11億2700万人を記録。

しかし,その後10年ごとに三分一に減少し,1968年には3億1300万人,1978年には1億6000万人へ。

その後,現在まで1億人程度で推移。

テレビは社会の「窓」として機能。

人間は「周りで何が起きているのか?」という情報が必要(人間は一人では生きられない弱い生き物)。

社会の情報の提供媒体として噂話,瓦版,ラジオ・映画,そしてテレビへと変遷してきた(家に帰ると「テレビを点ける」ということが習慣化)。

そこにネット・スマホが登場。

それにより,社会の「窓(映像)」と自分の距離が変化した。

スマホは手の中にある(映画は映画館に行かないと見れない)。

映画観客数が20年かけて観客数が七分の一になったように,テレビを見る人はまだまだ減ると予測(小学生,中学生の子供たちにとって「YouTubeはなんでもある」し,そして自分の時間で見れる。赤ちゃんの子守りがYouTubeになっているという現実)。

TV is Kingの時代は完全に終わった。

TVの落ち込み方は映画を上回る可能性がある。


では,テレビ局はどうすれば?

各テレビ局は新しいビジネスモデルを模索している。

そもそもテレビ局とは…

①電波を使って番組を送り出すプラットフォーム

②番組というコンテンツを作る製作工場

コンテンツをクリエイトするとは?

歴史上最初のコンテンツは,グーテンベルクの活版印刷術によるグーテンベルク聖書(1455年,紙または羊皮紙で180部印刷)。

コンテンツを作るとは,コンテンツでビジネスをする,ということ。

ビジネスを前提としたクリエイティブをコンテンツと呼ぶ。

コンテンツを作るにはそのコストが発生するので,それを回収するビジネスモデルが必要となる。

また,その流通(大量生産,大量流布)にもコストがかかる。

果たしてコンテンツを作るのに必要なコストとは?

一般的な製作費(技術費,出演費,美術費など)のほかに,クリエイトしたもののコストは?そしてその価格はどう決められている?

それはプラットフォーム側が決める(需要と供給の関係で決まる,最近の実例はYouTube!YouTuberの1再生当たりいくらというフィーが激減!残ってほしい人には単価を高く,いなくなっても良いと思う人には単価を低くして,人によって格差をつけた!)。

ところで,日本のテレビ局は何を間違ったのか?

DX

2005年アメリカのNBCのトップはこう言った。「そこ(ネット上)にビジネスがあるからやるのは当たり前だ」

アメリカと日本の違い。

アメリカ:ビジネス至上主義・権利は勝ち取るもの:変化に対応しやすい

日本:忖度主義・集団主義・権利はお上からもらうもの:変化に対応しにくい

2007から2008年にかけての全米脚本家組合ストライキ


テレビ包囲網のもう一つはNETFLIX的なもの

NETFLIXの年間製作費は2.4兆円。

他方で日本テレビの年間製作費は約850億円…

Amazon Primeが1.8兆円。

ヒットコンテンツ1本で世界をひっくり返せる時代(例:イカゲーム)。

次のイカゲーム2の製作費は100億円以上と言われている。

個人のクリエイティビティが大切な時代。

クリエイティビティとは,企画力,演出力,プロデュース力。

では,企画力はどうつけるか?

欲望を持て!

不満を持て!

疑問を持て!

好奇心を持て!

遠回りせよ!


地上波テレビで労咳になることを避けて土屋さんがやっていること。

ケーブルテレビのやっている「地元密着型番組」ではなく「地元吸着番組」を創る。

地元吸着番組を創っていると,キー局でもローカル局でもない,ケーブル局だからできることがあることに気づく。

今秋からの新企画①

豊田市出身芸人M-1への道(一回戦から放映,二回戦,三回戦,準々決勝,準決勝,決勝)

今秋からの新企画②

いいひと,いいこと,嬉しかったことニュース

キー局で出た一般人は1億分の1

豊田市のケーブル局で出たひっぱん人 40万人分の1

波及力が何十倍!

見せるのではなく,伝える,そして動かす!

街の人を巻き込んで街を変える!

地上波テレビからケーブルテレビへ!

どこであろうと,どの大きさであろうと,「今ないものを作り」そして「それを喜んでくれる人がいること」が土屋さんの人生の価値。


これから社会に出る学生に伝えたいこと!

学生:与えられるもの>与えるもの

社会人:与えられるもの<与えるもの

この差が社会を進める力になる!

仕事を「させられる」と考えるか,「する」と考えるか。

仕事を「する」スタンスで仕事をしよう!

また,仕事と労働は違う!

ブラック企業とか働き方改革とかは,労働の話であり,仕事の話ではない!

労働は数値で測られるもの

仕事はやりがいで測られるもの

仕事は数値で選ぶのではなく,自分に向いているもので選ぶべき。


自分で向いているものを見つける方法は…

任天堂の岩田聡元社長の言葉

労力の割に周りが認めてくれることが,きっとあなたに向いていること。

それが自分の強みを見つける分かりやすい方法だ。


卒業後,映像制作者になるなら…

Youtuberはレッドオーシャンであることを覚悟せよ!

NETFLIXなどグローバルなSVODで世界向け映像コンテンツを作る!

今できることは英語力と製作能力をつけ,テレビ局か製作プロダクションに入る!

2023年11月20日月曜日

イチローの言葉

https://gendai.media/articles/-/119371?imp=0 

上述の記事の中で、イチローが再三再四子供たちの前で話してきた言葉が、しっかりと解説されている。

概ねその内容は支持できる。

私も常日頃学生たちに言ってきた。

つい先週のゼミでも全ゼミ生に達に言ったばかり。

優しさは厳しさの中にこそ、ある。

表面的に仲良くしたいから、飲み会で馬鹿話をしたいから、たとえ気づいていても見て見ぬふりをして、指摘すべきことを指摘しない。

それを優しさだと考えている向きのなんと多いことか。

それを否定している訳ではない。

飲みサーだったら何の問題もないのでは。

しかし…ともに高い目標を掲げ、互いに切磋琢磨しながら、それぞれ自己成長しつつ、課題を一つひとつクリアして進んでいかなければならない組織にとってすれば、どうだろう?


2023年11月18日土曜日

理想の結果ではないが…

中大サッカー部は魂のこもったプレイを見せ,途中で一点返され,その後同点にされそうな危ないシーンもあったが,何とか2対1で勝利!!

今,できることはすべて出し切った!!

拓殖大は東京国際に0対1で敗戦…

しかし…国士舘は東海に3対0で勝利したため,国士舘が9位,中大は10位という結果に。

これで中大は入替戦に回ることになる。

理想の結果ではないが,最悪の自動降格という結果は免れた…とりあえず良かった…

3つの試合を同時に視聴するという経験を初めてしたわ…



何とか勝利を…祈るばかり

今日は関東大学サッカー一部のリーグ戦の最終戦。

この最終戦に中大サッカー部はすべてをかける。

現在,勝点16で12チーム中11位。

最下位12位の法政大学は勝点13で得失点差もあり,最終戦で勝とうがよっぽどの大量得点をしなければ,ほぼほぼ二部に自動降格。

11位も自動降格。

なので,中央大学は何としても最低でも10位に順位を上げなければならない。

10位ならば自動降格を免れ,二部の上位チームとの入替戦を闘うことになるので,まだ一部残留の可能性が十分にある。

ただし,10位の拓殖大学および9位の国士舘大学の勝点が17なので,中央大学は最終戦勝利し,拓大と国士舘が敗退あるいは引き分ければ,9位にジャンプアップし,その時点で一部残留が確定する可能性もある。

これを祈念している。

仮に中央大学引き分けたとしても,拓大が敗退してくれれば,勝点で並び得失点差で,中大が10位にアップする可能性もある。

いずれにしろ中大は勝利したとしても,他大の結果次第では,最悪自動降格もありうるのである。

ということで,14時からの全試合同時のキックオフのため,大学に来て以下の写真のように,3台のPCを駆使して,中大対流通経済,拓大対東京国際,国士舘対東海大を,同時に視聴する!

今日は,午前中に町内会のミーティングがあり,どうしても平塚で行われている中大の試合を現地で応援することができなかった。

研究室から精一杯応援したい。

中大,頼む,勝ってくれ!!



2023年11月17日金曜日

スポーツビジネスにチャレンジ!!

金曜日の4限の授業は、水戸ホーリーホックと提携して、同クラブから提示していただいたミッションに学生は取り組んでいる。

スポーツビジネス・プロジェクトという講座。

今年提示されたミッションは、水戸ホーリーホックの資源を活用してSDGsの実現に資する企画を考案してほしい、というもの。

すでに数か月取り組んできたが、だいぶ煮詰まってきた!

大きな可能性を感じるのは、災害用の備蓄品が結構無駄になっている点に着目して、それらを廃棄せずにクラフトビールとしてアップサイクルする案。

すでにビール会社の方にも接触してかなり興味を持っていただいているよう。

鋭意リサーチを継続するとともに、企画の詳細設計に尽力してほしいなぁ。


さらに、金曜日の5限には、単に企画を考案するだけではなく、それを実現するためのプロセスを創りこむところまでやる、スポーツビジネス・チャレンジという講座。

春と夏にかけて、読売ジャイアンツのファームの試合でのイベントプロデュースと、Bリーグの立川ダイスの試合でのイベントプロデュースを行ったが、秋と冬にかけて、今度は厚木はやぶさFCの試合の集客と地域課題の解決に資するイベント・プロデュースを目指している。

今日、ご家庭で眠っている「レゴ」を集めて、巨大な何かをスタジアムでプロや素人(特に子供たち)に創り上げてもらい、利活用後は、経済的に苦しいご家庭にお配りするという案が披露され、講座の注目を集めた。

私も実に面白いと思う。

アイデアがさらなるアイデアを呼び、面白い議論の展開が見られた。

是非、実現してほしい!!

2023年11月16日木曜日

嬉しい出来事

現役のゼミ生が在学中に成長してくれることは、それは嬉しい。

2年間で、想定できなかったほどの水準まで伸びてくれるゼミ生もいる。

それも嬉しい。

涙が出るほど嬉しい。

だが…実は卒業してから、社会に出て活躍している様、成長した姿を垣間見ることができた時、これほど嬉しいことはない。

前者を凌駕する…と思う。

今日、17期の拓輝がゼミ生を前にプレゼンしてくれた。

パワポのファイルもかなり創りこまれており、時間をかなりかけたであろうことが想定されたし、学生時代からデザインセンスはあったがさらに磨かれており、さらには論理的な説明に終始し、かつてのように「ロジックどうなってんの?」なんて突っ込む余地はまったくなかった。

拓輝、成長したなぁ。

きらぼし銀行様のご厚意で、その特待生として、ぴあ・ビジネススクールのプログラムに拓輝を推薦し、7か月間の講義を終え無事卒業し、見事成長した様を見せてくれた。

きらぼし銀行様には感謝しかない。

本当にありがたいことだ。

今度、17期で飲みに行けることを楽しみにしています!

2023年11月15日水曜日

教育に…

教育に絶対はない。

だから教育者は悩み続ける…

その果てに正解があるのかも確信を持てず、苦悩し続ける。

子供たちは誰一人同じではない。

しかし…と思う。

隠し事はせずに、できる限り皆と情報を共有しあい、一緒に考え悩み、ともに解決策を見つける努力をする、という方法論に悩みはない。

隠し事をして、一部の人間の価値観で、自己満足的なソリューションでお茶を濁すような、そんなものには、私は与しえないし、教育ではないとすら思う。

それは教育者という仮面をかぶった人間がする、自己の保身の行為以外の何物でもない。

波風を立てずに、受け流すことはできるし、それのなんと楽なことか!

しかし…私は最後まで学生とともに悩み、そして解のない問に向かい合いたい。

2023年11月13日月曜日

週末が忙しすぎるな…

週末が忙しすぎて、月曜日に疲れが残る。

ほどほどにせんとな…

土曜日は、午前中に散髪とテニスをして、ランチをしたら速攻で明治大学の八幡山キャンパスに移動してサッカー部の試合の観戦。

それから近くの父親の墓参りをしてから、立川に移動してお偉いさんたちと飲み会で、帰宅は終電…

日曜日は、等々力陸上競技場でフロンターレの試合を観戦した後、大急ぎで横浜に移動して、寒空の中、中大アメフト部の試合を観戦して、一緒に観戦した職員さんと韓国からの留学生と晩御飯を食べて、またもや帰宅は日付が変わる寸前。

今日は朝一でバスケ部が学友会に提出する書類に目を通してサイン。

午後は、立飛ホールディングスの社長さんにお会いして、バスケ部のホームゲームへのご協力に感謝の意をお伝えした。

で、晩はバスケ部の幹部とトークンの顛末について報告。


今日、立飛の村山社長とお話して、来年以降も、立川立飛アリーナをどうぞご利用くださいと、ありがたいお言葉を頂戴したのは、とても嬉しかった。

村山社長ほど、地域の活性化におけるスポーツの力を理解されている方は見たことがない。

少々課題はあるが、今後正式にパートナーとして道を歩んでいけるよう、継続的にインタラクションしていきたい。

2023年11月10日金曜日

ゼミ選抜考

今年のゼミの選抜には、当初43名の応募があり、その後、志望ゼミの変更期間を経て、最終的に39名となった。

昨年の一次募集の応募者が21名だから、一挙に増えたように見えるが、応募者の内訳を見てみると、意外とそうでもないことが分かる。

まず昨年私は本当に久しぶりに、1年生のゼミであるベーシック演習を担当したが、その時の受講生が5名応募してくれた。

また、スポーツビジネスチャレンジ演習を現在受講してくれている学生が、なんと10名も応募してくれた。

以上の2つを合わせて、15名。

既に私のことをよーく知っている学生達で、それらを除くと24名。

あまり私に接触したことがない学生の人数は、例年とそれほど大きく変わりないようだ。

ところで、その15名がどういう学生であるかは、それまで観察した行動や発言でよく分かっていた。

当然それらも審査に影響する。

言葉では何とでも言い繕えるが、過去の行動などは変えられないからね。

私は言葉ではなく、行動で示す人間を信用する。

2023年11月9日木曜日

21期生初顔合わせ

本日の17時から、来年から渡辺ゼミに仲間入りする21期生の初顔合わせを行った。

最初は皆固い顔で…笑

緊張しまくっている感じだったけど…

自己紹介をして、研究したいグループに分かれて、今後のことを話しているうち、未来に対する希望でキラキラ顔が輝いてきて…

強烈な責任感が湧いてきた。

この子たちを絶対に成長させたい。

そのために自分にできることは何でもやってあげよう。

これである。

でもね、本音を言うとね。

最近、自分の論文がなかなか出せない…

研究者として、まだまだ現役を自負している研究者として、この事実には忸怩たる想いを持っている。

ゼミのせいにも、大学の諸々の仕事のせいにもしない。

日頃、二兎も三兎も追えと学生に言っている身としては、その事実を恥じる。

もともと私は頭の回転が速い方でも、要領が良い方でもない、いやむしろ不器用。

それをグズな努力と膨大な時間で克服してきた…つもり…だが…まだまだ俺も未熟者。


偉そうなこと言ってんじゃねぇよ、お前ごときが。


その声を原動力として、明日からまた、俺は動く、走る、決して諦めない。

2023年11月8日水曜日

成長についての一考

私が最も好きなサッカープレイヤーは三浦カズ選手。

56歳になるキングカズ。

もともと読売ジャイアンツが好きで、気づいたらYGマークの帽子をかぶっていた世代だから、その読売がつくったサッカーチームを自然に応援したくなった。

というのもあるが、なにしろ1983年のJリーグ発足の年に、キングカズは輝いていた。

私と歳がほぼ同じというのもある。

が、しかし…私がカズ選手を心から応援したくなったのは、全盛期のプレー以外のところにある。

日本が初めてワールドカップに出場した1998年のフランスWC。

予選、練習試合を含めて、チーム内で最も得点を決めていながら、本選メンバーにはカズは選ばれなかった。

おそらく世界のWC出場チームで、最多得点の選手を外した事例はカズ以外ないのでは?

それでも帰国会見で、カズは自らの髪を金髪に染めて反骨精神を示しながら、それでもこう言った。

自分の力不足、努力不足、それ以上でもそれ以下でもない。

落選の理由を、自分を選ばなかった、当時の岡田代表監督のせいにしたらどうであろう?

岡田監督の意思決定は、決して自分では変えられない。

ゆえに虚しさと、無気力感と、無能力感しか残らない。

未来がない。

…他責の人間に成長はない。


しかし、カズは自分の努力に、その痛烈な事実の原因を、帰属させた。

カズはその後も代表選出を、そしてWC出場を目標に努力し続けたし、ゆえに今でもプロサッカー選手であり続けている。

これを心理学の専門用語で、内的な可変的原因への帰属という。

カズの現在を笑う奴もいるだろう。

しかし、私はカズに最大限の賛辞と、強烈な尊敬の念を贈りたい。

私がもう一人尊敬している人物である坂本龍馬が言ったとされる言葉。

たとえ、ドブの中に倒れようとも、前つんのめりで死にたい。

これ、である。

カズもそうであろう。

そして、私も死ぬのなら、教育の現場で、前つんのめりで死にたい。

あれ…こういうタイプって

現在、スポーツビジネスチャレンジ演習に韓国からの短期留学生がシットインしている。

日本語もしっかりしているし、積極的だし、それでいて謙虚でもあるし、ふた昔ぐらい前の韓国からの留学生を想いだす。

能動的・主体的に行動し、その結果がどうであれ他責にせず自責で捉える。

謙譲の精神も持っていて、思いやりがある。

…かつて渡辺ゼミに所属していて、現在ロッテ建設に勤めるパク君もそうだったなぁ。

というか、渡辺ゼミをまっとうした人間は、たいがいそういう人間だなぁ。

今日、その留学生とランチを一緒にして、人間性が良く分かった。

とにかくサッカー大好きで、将来Jリーグのクラブで働きたいというので、今週の日曜日にJリーグの試合に連れて行ってあげることした。

現在もインスタでJリーグの試合を韓国の方々に発信しているようだが、Jリーグのファンづくりに関する企画書を創れば、Jのクラブの方に紹介してあげることに。

積極的に行動し、想いを行動に表す人間には、できるだけのことをしてあげたくなるんだよなぁ。

渡辺ゼミ以外の学生でも。

口ばかりの人間は相手にせん。

2023年11月7日火曜日

プロデュース論7回目!

本日の講師は,テレ東のディレクターを長く務められ「家,ついて行ってイイですか?」等ヒット作を多く手掛けてきた高橋弘樹氏。Webでも「世界の果てに,ひろゆき置いてきた」や「日経テレ東大学」などヒット作をプロデュース。今は独立されて㈱tonariのCEOやReHacQのプロデューサー。

■企画の立て方

1.きっかけ

①自分の欲求・興味・関心

②心が動いた瞬間を切り取る(日常・読書・映像ワンシーン)

③未知の世界→興味ない人へ

④徹底的にバカ

⑤自分の不満

Point1:大体これらの掛け算

Point2:うまくいった企画の主語は…自分であったことが多いかも


2.プロのエンタメ化

プロとしてエンタメに昇華させることが大事。

A自分のやりたいこと(コンテンツ創りはマーケットインではなく,プロダクトアウトの方がうまくいく!そうでないと大変な作業なので辛くなる…),B自分・会社の強み,Cそしてニーズ(メディアごとのオーディエンスを想定してそのニーズを拾う),これらが重なっているものがエンタメ!

自分のやりたいことだけだと芸術であり,エンタメではない。

ニーズを満たしているだけだと,つまらない。

自分・会社の強みだけを活かすと,寒い企画になってしまう。

A+C,B+Cは必要な企画。

A+B+Cが最高の企画!!

3.ヒットの要件

①根本価値の否定

世間が100%アグリーしていることを否定

②狙う脳内物質の特定

セロトニン(ハッピー!や癒しが得られている時に分泌)orアドレナリン(興奮時に分泌し快感が得られる)orオキシトシン(母性本能がくすぐられると分泌)?

③痛烈なアンチテーゼ

例えば,ジャーナリズムに対するアンチテーゼ
時代を遡っても過去の小説もそうだった。

※コンテンツの6割ぐらいは音楽で決まる!
※メディアをやる醍醐味は,数万人に注目され,承認欲求が満たされること,これは一回経験するとやめられない!
※締め切りまでにいい企画のアイデアはでない。企画を出し終わって,ふぅとなった時に,良い企画を思いつくことがある!
※一番衝撃を受けた番組はNHKのヤノマミ?!

2023年11月6日月曜日

今日のバタフライエフェクト

今日のバタフライエフェクトのテーマは、「地球破壊:人類百年の罪と罰」。

今からは想像できないくらい、凄まじいまでの環境破壊を先進国はしてきた。

日本も私が生まれたころは、光化学スモッグが凄まじかった。

そこからすると、現代においては、はるかにましな状況といえるかもしれない。

しかし、地球は確実に破壊されつつある。

明日の八王子の最高気温は28度だという。

身近なところから、肌感で分かるくらいから、何かおかしい。

人類は多くの英知を結集して、この破壊を止めなければならないのだろう。

しかし、世界では戦争が絶えない。

我々が真摯に向き合うべきは、過去の人類の犯した罪と罰だ。

グループワークの果てにみえるもの⑤

 シリーズ第5弾!


先生、SPJまでの間、たくさんご指導してくださり、本当にありがとうございました。先生のご指導がなければ、特別賞は頂けなかったと思います。大変お忙しいにも関わらず、私たちの研究の為にたくさんの時間を割いてくださったこと、本当に感謝しています。正直、決勝に進出出来なかったことに関しては、悔しい気持ちもありますが、私は組織心理班の6人で研究できたことに大きな価値を感じています。

私は自分以外の5人のメンバーを尊敬しています。何事も先頭に立ってくれる人、とにかく積極的に意見を出してくれる人、冷静な判断で的確な発言をしてくれる人、他のメンバーの意見を正確に汲み取ってくれる人、他とは違った角度から新たな意見を言ってくれる人がいて、皆それぞれ違った良さがあり、自分にはないものを持っていて、一緒にいるととても刺激になります。

しかし、それと同時に、意見を言うのが得意でない私は、班の活動に何も貢献できていないように感じることも多く、研究に対して自分がどのようなポジションで取り組んでいけばいいのか、と悩んでしまうことや、自分がいなくても良いのではないか、とネガティブになってしまうこともありました。

それでも、ここまでやってこれたのは、共に研究を頑張ってきた班の皆に迷惑をかけたくない、一緒に良い結果を残したい、という気持ちと、熱心に指導してくださった先生からの期待に応えたい、という気持ちがあったからというのと、なんだかんだ班の皆で活動することが楽しかったからだと思います。

(フォレゲに泊まるんじゃないかってくらい居座ったり、徹夜して寝不足でゼミを迎えたり、1日に何回もコンビニに買いに行ったり、、)

私は、SPJまでのゼミ活動のなかで、素敵な仲間や先輩、熱心に面倒を見てくださる先生がいる渡辺ゼミに所属していることが、いかに恵まれているのか、気付かされる場面が多々ありました。こんな恵まれた環境の中で、研究に取り組めたのは自分にとって大きな財産です。

SPJは終わってしまいましたが、学内大会やインターゼミなど、今後のイベントも引き続き頑張っていきたいと思います。改めて、お忙しい中、手厚いご指導を本当にありがとうございました。先生から頂いた数々のフィードバックは今後の活動にも絶対活かしていきたいと思います。今後とも、ご指導宜しくお願い致します。


2023年11月5日日曜日

グループワークの果てにみえるもの④

シリーズ第4弾!


無事SPJを終えることができました。何度も何度もフィードバックバックや、臨時ゼミをやっていただき、本当にありがとうございました。先生の熱い指導がなければ、特別賞をもらうことは不可能だったと思います。

SPJを通して、思った以上に分野が違いました。みんなは政策を詰めている中で、私たちは政策にそこまで詰められていなく、その効果の実証をメインとしているので、学生や審査員も、その重要性を理解してくれていないのではないか、政策しか評価の対象にしていなのではないか、と感じました。自分たちのこれまでの研究があまり理解されず、評価されていないと思うと、とても悔しく、悲しい気持ちになっていました。しかし、特別賞をいただいた時に、私たちの研究をわかってくれる人がいると思い、とても嬉しく思いました。

正直ここまでくるまでに何度も嫌なことはありました。私は塾がとても好きで、そこが1番私を形成している場所です。塾の時間は外せないから、そこ以外を全部ゼミに充てるほど、ゼミにも力を入れたつもりです。しかし、みんなはその塾の時間すらもゼミに充てているため、どうしても差が出てしまう。自分はあまり貢献できていないんじゃないかと思う時もありました。

でも、それでも負担が集中しないように、自分でできることは率先して行い、みんながやりたがらないこともできるだけ引き受けるように心がけました。また、メンバーが何か思うところがありそうな時は、すぐに電話をして、本音を喋ってもらい、その上で自分はどうするべきかを考え、他のメンバーにも共有してきました。

引っ張ってくれるA君、率先して引き受けてくれるBさん、ゼミのために時間を費やしてくれるD君、毎回メモして大事なことを控えてくれるEさんなど、この大好きなメンバーのために、自分にできることは全部やってきました。

また、20期のみんなが手伝ってくれたり、サプライズ応援動画は、本当にこの渡辺ゼミに入ってよかったと、本当に嬉しい経験をすることができました。

最後に、渡辺先生。私達にこのような成長する機会を儲けてくれてありがとうございます。

20期最高です。あと、先生の家でBBQしたいです...

グループワークの果てにみえるもの①

スポーツ政策会議で,コンサル会社からの特別賞を受賞するにことになった3年生のグループ。

そのグループのメンバーたちが,その受賞後に送ってくれたメールの紹介を続けたいと思います。

まずはゼミ長のA君からのメールを。

それが他の3年生のメンバー(20期生),そしてゼミに合格している2年生(21期生),さらには渡辺ゼミに漠然とした関心を持っている1年生にも参考になると思うから。 


まず初めに、お忙しいのにもかかわらず、多くの時間を作って下さり、また、様々なアドバイスもしていただき本当にありがとうございました。この感謝の気持ちは文でだけでは表すことができないため、これからの行動で示していこうと思います。

このメールを書くにあたり、悲しみ、喜び、悔しさ、嬉しさ、楽しさ、いろいろな感情を抱きました。それでも一つ確かなことは、「最優秀賞を受賞することはできなかった。」ということです。本当に悔しくて、今までサポートしていただいた先生、20期のみんな、先輩方に対して申し訳ないという気持ちでいっぱいです。そういった感情を抱く中、主にこの大会を経て、悔しさと喜びを大きく抱きました。

まず、「喜び」についてです。

その喜びとは、賞を受賞した際に、6人が初めて、本気で嬉しがる姿を見ることができ、組織心理班全員が一つになれたと実感でき、大きな喜びを抱きました。自分は賞を受賞したことよりも組織心理班全員の顔を見て喜びました。この感情の背景にはこれまでの経験があり、長い小説みたいな感じになってしまったので、良ければ読んでいただきたいです。

私は、渡辺ゼミに入って最初に、「spjで優勝する」ということを掲げ、必死に取り組んできた。その目標を叶えるためには、組織心理班6人が一つになることが必須条件だった。4年生のゼミ長から、「班全体で仲良くならないと良い研究は作ることはできない。だから、お前が全員を巻き込んでいけ!」理由としては、研究をしていくにあたって、全員が意見を出し合い、考えをうまく組み合わせていく必要があった。また、全員がこの研究に対して本気で取り組み、協力していく必要があったからであると推察できた。しかし、最初はなかなか全員が集まって会議をする機会はなく、誰かに任せて、バイトの時間であったり、就活のことなどに重点をおいている状態であった。4月、5月の時は俺1人が研究に対して、論文を調査したり、学校に積極的に行って、みんなに参加を促しているだけであった。なぜなら、誰よりも研究に対して、目標に対して強い気持ちを抱いていたからだ。しかし、ある時Bさんが俺の家に来た時、俺の顔を見て、「私も優勝したい」と共感してくれた。Bさんはオフになるとふざけて、笑わせてきて、そんなお調子者ものだ。しかし、研究になると素直で意見を積極的に発言してくれる。それだけではない。他の人のことを思うことができ、みんなのことを引っ張っていってくれる。そんなBさんが強い熱意をもった。それ以降2人で、みんなの参加を促したり、ミーティングを設定するようになった。でも、この2人の力だけでは小さすぎた。

ある時6月の上旬にC君、D君、Bさん、Eさん、俺を合わせた飲み会を開いた、そこでEさんが初めて研究に対する考えや思っていることをうち明かしてくれた。そして、初めてEさんが涙を流した。その光景にD君は「こんなに本気でみんなが取り組んでいるなんて思わなかった。ごめん、これからは俺も全力で取り組む!」そう口にした。D君はいつも冷静でみんなが気づかないことに気づき、判断してくれる。しかし、滅多にDkunn は熱くはならない。自分の興味のあるスポーツのことではなく、組織心理学のことに対してならよっぽどだ。でも、Eさんの姿を見て、明らかに変わった。D君の目を見たらすぐに分かる。それ以降、D君は自らバイト時間を削ったり、授業の時間を削って、研究に取り組むようになった。

Eさん、C君などは決してゼミに対して全力で取り組んでいないわけではない。ゼミの時間や、その放課後、みんなが集まるときには必ず出席して、意見やアイデアを出してくれる。だがしかし、本気で熱意を持っているわけではなかった。だからこそ、俺はこの三人が研究に対して、このチームに対してものすごい熱量を抱いて時、すごいチームになるのではないかと思った。だからこそ、この三人を巻き込もうと努力した。

C君は元から塾講師というものが中心にあり、その次にゼミという順番でゼミに取り組んでいた。塾講師の取り組みは毎週6日ほどあり、当然ゼミに対して時間を割くことはできなかった。そこで俺はC君に「塾講師が忙しいのは分かるけど、少しぐらいゼミに時間回してくれてもいいじゃん…」そのような発言をしてしまい、喧嘩をしてしまった。ともやは、自分の意思を強く持ち、人の気持ちを考えるのがうまい、また、教えることがうまいので、皆が考えている事を理解させ、会議をスムーズに行うことができる。そんな強みを持つC君と喧嘩したその日の夜C君から電話がかかってきた。「俺は塾講師に対しても全力で行いたい、だけどその上で、組織心理班のために全力で取り組んでいくようにするよ!だって大会に勝ちたいから。」そういった言葉を俺に伝えてくれた。その次の日から塾講師の隙間時間を練りながらも研究に対して取り組んでくれた。

Eさんは初めは1番ゼミに対して、微妙な熱意であまり行動で示してくれなかった。涙を見せてから、班のミーティングには必ず出席してくれるようになったが、意見を伝えてくれるようになったり、質問をしてくれるようになったとはいえない。Eさんは、他の人と比べ、積極的に行動せず、自分の意思を弱く持ってしまい、自分に自信を持ちづらい人だ。だがしかし、カホは人の意見を丁寧に聞き、問題に対してしっかりと考えようとしてくれる。そんなカホが自発的に行動してくれたら、すごい化学反応が起きると感じていた。ある日、spjの発表資料を作っている際に初めてかほは行動で示した。先生に問題意識で重要になる流れについて自らが質問をしてくれたのだ。この行動は第三者から見たら、簡単な行動かもしれないが、Eさんにしてはとても勇気のあることだし、難しいことであった。だがしかし、Eさんは勇気を振り絞って、行動を起こした。それ以降Eさんは思っていることを言うようになったり、自分たちの研究に対して、全力で取り組むようになった。

このように一人一人が持つ強み、弱みが違う組織心理班が研究が進むにつれて研究に対して積極的に行動を起こすようになり、皆の本気の力が結集したグループになりました。だからこそ、賞を取った瞬間、みんなが笑い心の底から喜ぶ姿を見せたのだと思います。

しかし、同時に大きな悔しさも抱きました。

他の5人が研究に対して熱意を高くして、良い意見だったり、良いアイデアを生み出していく中で俺だけは、先生のフィードバックやみんなの意見、研究を理解するだけで、なかなか良いアイデアを見つけることができませんでした。非常に悔しく、今まで人一倍研究に対して向き合ってきたはずなのに、研究をよくするための改善策やより良くする方法をC君、D君、Bさんが中心となって生み出されていく、そんな本気のあいつらの考えに本気の俺の考えが追いつけなくなる感覚がして、悔しくてたまりませんでした。それに、掲げていた目標を叶えることができず、本当に悔しかったです。

こんなに悔しい思いをしているのは、まだ自分として甘いところがあり、他の人に頼ってしまったり、他の人の意見を尊重しがちなところがあります。だからこそ、自分自身がもっと変わっていく必要があり、研究に対してもっと貪欲に努力し続けることが大切になるのだと感じました。

この経験は貴重なものであり、自分自身を変えた経験であると思います。ここで抱いた感情を忘れることなく、これからのゼミに活かしていこうと思います。また、このような組織心理班の様な関係性をゼミ全体で抱くことができるように中心となってゼミのみんなを巻き込んでいきたいと思います。

最後になりますが、今まで、様々なことに多くの時間を割いていただき本当にありがとうございました。これからもご指導の程宜しくお願いします。

2023年11月3日金曜日

グループワークの果てにみえるもの③

3人目の連絡してくれた内容です!!

残りの3人のは,また後日!!


日曜日に、決勝大会が終わり数日経ってからのメールで申し訳ありません。完全に力が抜けておりました。ちょっとした喪失感と、達成感と、本当に終わったのかあんまり現実味がまだないです。

先生には、何度も、何度もフィードバックを頂いて、その都度悲しかったり、少し嬉しかったり、何度も期待に応えられなくて悔しかったり、お忙しい合間を縫ってご対応いただいているのに本当に申し訳なくて、大会直前の頃は、なんでこんなに自分アホなんだろ、とすごく落ち込みました。前日、発表練習も全く出来ていない中、先生とのサブゼミ、どうしよう、、という状態でしたが、最後は背中を押していただけて、少し希望が湧いてきてとても嬉しかったです。

1日目は、とても緊張していて、あまり記憶になくて、和泉キャンパスがフォレゲみたいに綺麗だったのを覚えています。和泉の民よと名乗りたいくらいでした。また、審査員の鋭さに一同ビビってしまいましたが、先生のLINEでのアドバイスに皆と衝撃を受け、過去1番の強いなるほどな〜が出ました。本当に感謝しています。

大会2日目では、決勝に進めず、諦めかけてたところ、pWcコンサルティング賞をいただけて、発表の瞬間は本当にびっくりして、思わず大きい声が出てしまいました。めっちゃくちゃうれしかったです。

いままで、沢山のご予定がありお忙しい中、最初から最後まで、全力で向き合ってくださり、本当にありがとうございました。大学生のために、夜遅くまで付き合ってくれる教授は、日本で渡辺先生くらいしかいないと思います。統計実習や、要旨論文提出の時など、本当にありがとうございました。

先生は、人として、人生の先輩として、私の目標です。よく仰られている、オンとオフの切り替え、私は自分に甘く、計画性がないので本当に苦手なのですが、公務員試験が待っているので、これから全力で頑張りたいと思います。泣

改めまして、大会後すぐにメールが出来ず、申し訳ありませんでした。来週からは、学内大会に向けて、また組織心理班一同頑張りたいです。今後とも、ご指導よろしくお願いいたします


グループワークの果てにみえるもの②

大会の翌日に,グループのメンバーで最初に連絡をくれたのはC君。

以降は連絡をくれた順に掲載予定。

これも原文ママ。



この度は、先日終えましたSPJに向け、長期にわたり研究を指導してくださった渡辺先生に、お礼と、これまでの研究活動に対する感想を述べたく連絡させていただきました。

組織心理班は、班として3月から本格的に活動し始め、あと少しで約8ヶ月が過ぎようとしています。SPJでの発表を終えるまでに、乗り越えるべき多くの困難があったと感じております。インター大会の中止や、メンバー同士の意見(研究のことや、それ以外でも)の対立など、数え始めるときりがない気もしますが、自分としてはやはり研究活動自体がなかなか難しかったなと感じております。

おそらく自分はあまり要領が良いほうではなく、研究を効率よく進めたり、渡辺先生のフィードバックをすぐに理解して、研究に適切に反映させていったりすることができませんでした。実際、そういった自分の不甲斐なさから、研究活動が嫌になりかけた時も結構ありました。でもそれは割と他のメンバーも同じことで、要領の悪い者同士がたくさんの時間をかけて少しずつ研究を進めていき、絆を深めていくことに自分は大きな充実感を感じていました。

そしてそんな組織心理班に、お忙しい中時間を捻出し、4限のゼミはもちろん、それ以外でも本当にたくさんの時間を研究指導に充ててくださった渡辺先生には心より感謝しております。特にSPJ当日までの1か月間は、研究がなかなか進まないことが多かったのですが、絶対に見捨てずに最後まで応えてくださったことは自分の中で印象に深く残っています。先輩方や20期のみんなも最後までサポートしてくれて、この研究活動を通して改めて素晴らしい組織にいるということを実感しました。

組織心理班としては、最優秀賞を目指していたので、それが達成出来なかったことは当然悔しいのですが、大学生活で本気で取り組んできたことがなかった自分にとって、これまで研究にかけてきた時間や仲間は本当に大事なものとなりました。もちろん、まだまだ組織心理班としてやることはたくさんあるので、そちらも全力で取り組みたいと考えております。

改めて、組織心理班の研究に対し長期間ご指導下さり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

2023年11月2日木曜日

最初は探索

昨日、築地市場や上野の森を1.5万歩程度歩き回り、その前日の晩にハードにテニスをしていたこともあり、今朝、体はひどく重かった。

本来、今日は学園祭の準備期間で授業はお休みであり、ゆるゆると仕事をしようと思っていたのだが…

10時から1時間、三年生のスポンサーシップを研究しているグループ、

そして11時から1時間ちょっと、同じく三年生のトークンに関するケーススタディをしているグループと、臨時ゼミを実施。

疲労がたまっているなぁ…

なーんもせんと、ゆっくり読書なんかをしてすごしたいもんだ…


ところで、昨日ポストしたのだが、昨日付けで中央大学経理研究所の所長なんぞに就任してしまった。

私の師匠である木島淑孝先生も、9年間ほど所長を務めておられた。

歴代の所長のリストを見ると、日本の会計を創ってきた御大ばかり。

私でいいのかなぁ本当に。

ただ…とも思う。

私には私にしかできないことがきっとある。

なので、まずはしっかりと情報を集めるところから始めよう。

それから、自分にできること、自分にしかできないことを発想して、しっかりと実装するためのプロセスを創りこんでいこう。