2017年6月11日日曜日

続々と到着しているが…

昨日に引き続き,原価計算論の得点開示を希望する学生からのメールが,本日も続々と到着している。
その数,30通ってところか。
起床してから,しばし本日も大学に行くことを考えたが…
午前中に息子のサッカーの引退試合があったので,行くのはやめた。
最後に得点シーンを見ることができたので良かった。

午後は畑仕事をしてから,木曜日においでいただいたリクルートワークスの方にご紹介いただいた『データの見えざる手』(草思社)を半分ほど読んだ。
統計学では正規分布を前提することが多いが,ビッグデータに登場するのは右肩下がりのU分布がほとんであるとしたうえで,このことは人間行動にも当てはまるという。
そして…ここが衝撃的なのだが,人の時間の使い方は,無意識のうちにこのU分布に従っており,個人の自由にならないとされていた。
U分布とは,1日の人間の行動において動きが穏やかな時間が多く,激しい動きを示すことは少ないのが特徴。
そして,その少なくなり方が指数関数に従っているとされる。
つまり…比較的運動量の少ない時間帯は1日の半分程度であり,その倍以上の運動量の時間帯はその時間の半分に減り,その1.5倍以上の運動量の時間帯の場合は,さらにその時間の半分に減る…といった具合である。
このことは,人の活動がU分布に従い,身体の動きという有限の資源の制約を受けるということであり,さらに言うと,我々の活動が自然法則の見えざる手の支配下で行われているということである。
熱力学の第0法則「温度の概念の存在」,第1法則「エネルギー保存の原則」,そして第2法則「エントロピーの増大法則」…
この考え方をもし前提とするのならば,人が1日の時間を有効活用するためには,そのU分布のことをよく理解したうえで,バランスよく運動量の多寡の時間帯を配分することであるといえよう。
実に面白い。
今日中に読了してしまおうっと。

0 件のコメント:

コメントを投稿