春の学期期間中のゼミもあと2回となった。
3年生のグループワークも,そろそろモデルの構築に向けて必死になりつつある。
3つのグループのうち,インターンシップが組織成員のモチベーションや採用などに与える影響を研究しているチームが,頭一つ進んでいる。
次いでサブリーダーに関する研究かな。
ちょっと頑張らなければならないのは環境管理会計に関する研究。
しかし・・・現時点では,誤差にすぎない。
遅れているチームは焦る必要はないし,ちょっと進んでいるチームも悠長に構えていてはいけない。
モデルを完成させるためには,とにかくたくさんの関連文献を熟読しなければならない。
そして,グループのメンバーと,考えて考えて考え抜かなければならない
常に「なぜ」「それでいいのか」を繰り返しながら。
時に辛く,苦しく感じられるかもしれない。
産みの苦しみってやつだ。
でも,できればその苦しさのなかに,楽しさも感じて欲しい。
創造の喜びを感じて欲しい。
さて,モデル構築に取り組む際の心構えについてだが・・・
全体の構想においては大胆な発想は必要だけれど,部分の詳細の詰めの際には感性や勘は捨てた方がいい。
モデルの構成変数の間をつなぐロジックの構築においては,直接的なエヴィデンスが少なければ,間接的なそれを積み重ね,しっかりとした論理の裏づけに基づき,因果の矢印を描かなければならない。
とにかく焦りは禁物だ。
モデルの構築プロセスは,刑事が犯人を逮捕するために捜査をするプロセスに似ている。
焦れば,因果の論理に誤謬や飛躍が混入する。
誤認逮捕は決してしてはいけない。
焦っちゃいかんよ。
研究にあんまり効率性は求めちゃいけない。
じっくりとやっていこう!
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