昨日はオープンキャンパスで,スポーツビジネスの講座紹介と,管理会計に関する模擬講義を行った。
いずれもたくさんの高校生やご家族にご参集いただき,お聞きいただいた。
多摩キャンパスだけで1万人以上だったそう。
本日も2日目で,たくさんの方々にキャンパスにおいでいただいている。
猛暑のなか大変ありがたいことだが,くれぐれも熱中症にはお気を付けいただきたい。
さて,「思考の整理学」の著者として有名な外山滋比古氏の言葉。
なるほど,と思ったので,ここでも記したい。
「知識はどんどん忘れても構わない。
いくら忘れようとしても,その人の深部の興味や関心とつながっていることは忘れない。
忘れてもよいと思いながら忘れられなかった知見によって,一人ひとりの個性は形成され,そこから新しい思考やひらめきが生まれる。
こうして考えるのでなければ,真に創造的なことはできない。
その意味で思考の整理とは「いかにうまく忘れるか」だと言える。」
うむ,納得。
今まで考えてもいなかった側面から,個性というものを解きほぐしてくれる。
私はたぶんこの言葉を絶対に忘れない。
だから本を読むことはやめられないんだ。
ところで,忘れるためには,そもそも何らかの知識や知見を摂取しなければならないわけだ。
これから夏休み。
若人にはどんどん新しい知識を摂取してもらいたいものだ。
そのためには本を読まないと。
忘れるために,そして個性の獲得のために,ね。
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