2015年3月28日土曜日

小菅村研修

一泊二日で,小菅村研修に行ってきた。
今度,課題演習に入る学生15名を引き連れて。
課題演習では,小菅村の特産物の付加価値を高めるような商品企画を行い,その企画案を実現し,アウトレット・モールで販売することを目指している。
そのためには,まずは小菅村のことを良く知ってもらわなくてはならない。

今回は,非常に充実した研修合宿であった。
まずは初日。
奥多摩駅集合。
村の方のご好意でバスで奥多摩まで迎えに来ていただいた。
約40分間で村に到着。
まずは小菅村のシンボルと言っても良い掛け軸畑を見学。
傾斜角30度の急峻な山肌にへばりつくようにコンニャク畑が広がっている。
そこでの作業の苛烈さに,学生,一様に驚く。
ほとんど平地がない,山あいの村の宿命を体現するような畑である。
それから宿に入り,昼食。
よちよちヤマメという,ヤマメの小さい奴をから揚げにして,タルタルソースでいただく。
めっちゃ,おいしい!

それから村長さんを表敬訪問。
村長さんから直接,村の概要と村が抱える問題などをご説明いただく。
それから,ちょうど落成したばかりの新しい村役場を見学させていただく。
光を多く取り込み,エコを意識した素晴らしい役場!

それから村のレジャー施設を見学させていただいたあと,新しくできる道の駅とその周辺の村内をご案内いただく。
宿に帰り,風呂に入ってから夕食。
豪勢な夕食で,イワナの刺身,タラの芽の天ぷら,村の特性のコンニャク,鴨うどん等など!
とっても美味でした。
夕食後,村のNPOの多摩源流大学の方々においでいただき,学生がこれまで考えたビジネスプランをお聞きいただき,ご意見を頂戴する。
何とかモノになりそうなプランもあるかな。
ま,まだまだ分らんけど。
21:30ごろから,NPOの方々を交えコンパ。

翌朝は,8:45から,まずは村の中心部を徒歩でご案内いただく。
古城跡,釣り堀,養魚場などなど。
それから森林組合へ。
20年超の杉やヒノキの丸太が,300円程度でしか売れないという現状に,学生一同愕然とする。
2か月ほどできるダイコンと,20年育てられた木の値段が対して変わらないという,なんともやるせない事実。
が,ここにイノベーションの種があるのも事実。
ブレークスルーしてほしいね。
それから,源流大学の校舎に移動し,お弁当をいただく。
東京農大の学生たちがわらじを作っているのを横目に,ぽかぽか陽気のなか,おにぎりを頬張る。
昼食後,校舎内をご案内いただき,それから蜂蜜製造業者の方を訪問。
皆で,栗やアカシアの花からとれた蜂蜜などをテイスティングさせていただく。
さらに,蜜箱のなかを見せていただき,一同感激。
最後に,学生諸君は,小菅村の温泉につかり,それで研修終了。
いやー,充実していた。
しかし,それもこれも村の方々のご厚意によるもの。
そのありがたさを,学生は本当に理解してっかなぁ。

なお,この研修には,部分的に,一昨年のベーシック演習生,専門ゼミの12期生数名が参加している。
彼ら彼女らは,すでに1年以上,村に関わっているので,先輩格として参加してもらっている。
また,村の道の駅が明日オープンするので,特別に,屋台一台を任され,村のコンニャクを利用したスウィーツを販売することになっている。
完売できると良いけどなぁ。

さぁ,昨晩は4時間くらいしか寝ていないので,今日は早く休むかな。

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