2025年7月9日水曜日

その場に立つことの意義

 今日は4つの会議があり,トータル7時間。

商学部の会議,実務家とのミーティング,新学部の会議,そしてサッカー部の会議。

どれも内容はバラバラ。

しかし,不思議とその会議に直面すると,そのモードに切り替わる。

今,仕事がかなり楽しい。

50も後半になって,こんなに様々なシーンで没入できることに,幸せを感じる。

楽しいってのは,楽(らく)だってことではなく,各々それなりに厳しい課題が山積しているが,そのストレスがかかる状況でシビアな勝負ができているのが楽しくってしょうがない。


今日,実務家と話しているときに,面白い話を聞いた。

メジャーリーグで金字塔をたてたイチロー選手だが,生涯打率は3割ちょっと。

10回打席にたって,3回程度しかヒットはでていないということ。

ところで,メジャーで活躍できずに,マイナーに降格してしまう選手,あるいはマイナーでメジャーにあがれずにくすぶっている選手がいるとして,おそらくその選手も機会があってメジャーで打席にたつことができれば,打率2割前後はヒットを打つだろう。

ま,それではメジャーに定着はできないのだが…

ヒットはある程度打てるはず。

イチロー選手とマイナーでくすぶる選手との違いは,せいぜい10回の打席でのヒット1本程度しかない。

しかし,それが立場を天国と地獄ぐらいに変えてしまう。

ところで,野球の世界はかくも厳しいが,翻って企業社会ではどうであろう?

アメリカの野球であるところのメジャーの打席に立つほどのグレードではないかもしれないけれども,そして,それほど厳しい競争に勝ち抜かなくてもたてるかもしれない,晴れ舞台,チャレンジする機会ってのは必ずある。

君らは,そのチャンスを,まだ自分には実力がないとか,まだ早いとか,まだ機が熟していないとか,言い訳ばかりを言って,逃してはいないか?

天才ではなくても,それこそ凡人でも,ひょっとしたらヒットを打てるかもしれないんだぞ。

その機会を逃すのか?

ヒーロー,スターと呼ばれる人とも,それほど大きな差はないものだ。

とにかく打席にたつこと。

その機会を逃してはいけない。

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