Xでも紹介したけれども,昨日,三沢の寺山修司記念館に行ってきて,「あなたに」という詩に改めて感銘を受けた。
しかし,常設の展示場では,机の引き出しをあけて,懐中電灯で見てくださいって言われたときには,何ってなったわ。
書物のなかに海がある。
心はいつも航海をゆるされる。
書物のなかに草原がある。
心はいつも旅情をたしかめる 。
書物のなかに町がある。
心はいつも出会いを待っている。
人生はしばしば書物の外で,すばらしいひびきをたててくずれるだろう 。
だがもう一度やり直すために,書物のなかの家路を帰る。
書物は,家なき子の家。
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