2013年10月29日火曜日

合格発表

先ほど私のホームページと商学部事務室前掲示板に,合格者のリストを掲出した。
合格者のみなさん,おめでとう!
これから2年以上にわたり,研究をともにしていきましょう。

ところで・・・
今回の選抜ほど苦悩したことは,いまだかつてない。
あまりにも全体のレベルが高すぎて,かつて私のベーシック演習に在籍していた子や,熱心に渡辺ゼミへの熱意を語ってくれた子を,何人も不合格にしなければならなかった。
断腸の思いであった。

可能な限り多くの子を採用したいと思い,何とか18名まで合格枠を増やした。
4年生ならびにOBOGは分かると思うが,卒業論文の指導を18名同時にすることは,大変なことである。
私にとっても限界への挑戦になる。
それ以上の合格も・・・考えないではなかった。
しかし,私の現在のオーバーワークを知っている多くの3・4年生から,私の身を案じる声やメールを頂戴した。
嬉しかった。
涙がでそうになった。
そして,冷静に考え直した。

ここで冷静さを失い,私の指導限界を超える人数を合格にしてしまえば,現在出来ている丹念な卒論指導ができなくなる危険性がある。
それはゼミにとって大きなネガティブ・ファクターである。
それは絶対に避けなければならない。
渡辺ゼミの本質にかかわる問題である。

やはり18名が限界,いや,それすらもリスクを伴う数字なのである。
不合格にしてしまった子には,本当に申し訳なく思う。
どうか許してほしい。
後日,必ず不合格になってしまった理由について,メールで連絡したい。
諸君が悪いのではない。
私がもっと指導力を高めることができれば・・・。

私もかつて何度も挫折をした。
そのたびに,強くなれた,と思う。
不合格にした人間が言うことを素直に聞けないかもしれない。
でも,こここで踏ん張ってほしい。

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