2024年8月17日土曜日

寄り道を楽しむ

研究に近道はない。

先行研究のレヴュー一つとっても,「必要」な論文だけに出会えるわけではなく,可能なたくさんの論文を読み,その中で自分で「必要」な論文を見つけるしかない。

決定的に大事なことは,当初「必要」だと思っていた趣旨の論文(だけが),「必要」だったわけではないことに,気づくことが良くあるということ。

そう,終着点は誰にも分からない。

だから研究は楽しい。

ゼミ生の中には,正解を私に求める人もいる。

だがね,いつも言うように,私も正解なんて分からないんだよ。

自分の研究ですら分からないのに,ましてや諸君の研究をや。

要するに寄り道が大事だってこと。

正解を求めて近道を行こう,行こうと焦らないこと。

本当に「必要」なものを置き去りにしているかもしれない。

薄っぺらいものにしかたどり着けないかもしれない。

これは研究だけに限らないと思う。

世の中で成功している(自分がしたい世界で自分がしたいことを生業とできている)人ってのは,たいてい寄り道の大切さを説く。

ゼミ生やOBOGの中には,私が矢沢永吉を好きなことを知っている人も多いでしょ。

永ちゃんは言うんだよ。

「近道をずーとしていると,必ず近道が敵になる,いつか必ず敵になってくる」

近道ばかりを歩むな。

寄り道をするからこそ,未知の風景や光景にも出会えるかもしれないし,美しい花を見ることもできるかもしれない。

素晴らしい人とお知り合いになれるかもしれない。

いずれ分かるよ,10年経てば。

2024年8月16日金曜日

自分との闘い

結局,人生で何かを成し遂げようとするときに,自分以外の第三者がどうしたかというのは関係ないんだよね。

自分との闘い。

人間は弱い。

もちろん,私も弱い。

私はもともと,性善説も性悪説も信じない。

性弱説を信じている。

人間はいつも楽な方に逃げたがる。

自分で勝手に自分の限界を定めて,それ以上やっても無駄だと決めつけて,努力を止めてしまう。

以下,本田圭佑のビデオ。

https://www.youtube.com/watch?v=0kVz1nkv4Ro

https://www.youtube.com/watch?v=9G75fg0RecQ


私は今年でもう56歳。

それなりに学会では評価をされてきたし,学内でもそれなりに評価されてきたと思う。

でも,自分ぐらいの能力の人間なんて周りにたくさんいるし,それ以上の連中もたくさんいる。

才能のおかげではない。

常に,弱い自分と闘ってきたし,今も闘っている。

でも…本田圭佑ではないが,何度自分で自分を欺いて,何度自分に落胆してきたことか。

でも,その弱い自分を隠そうとはしなかった。

自分の弱さと向き合ってくることはしてきた。

苦しいけどね,自分の弱さを認めることは。

2024年8月15日木曜日

負けるもんか

このCM,いいね。

https://www.youtube.com/watch?v=EYRFhP-6FgM


頑張っていればいつか報われる

持ち続ければ夢は叶う

そんなのは幻想だ

大抵努力は報われない

大抵正義は勝てはしない

大抵夢は叶わない

そんなこと現実の世の中ではよくあることだ

けれど

それがどうした

スタートはそこからだ

新しいことをやれば必ずしくじる

腹が立つ

だから寝る時間 食う時間をおしんで何度でもやる

さあ昨日までの自分を超えろ

昨日までの本田を超えろ

終戦の日に読む

今日の午前中は,研究を一休みして,ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』を再読している。

終戦の日にふさわしい本だ。

以前に一度読み,衝撃を受けた。

ふと想いだし,今年の夏合宿の読書会では,この本を課題本として選定した。

初めてのこと。

ゼミ生たちがこの本をどのように読むか,それを知りたい。

我々はもっと過去の出来事を知るべきだ。

私が好きな小説家の帚木蓬生の『三たびの海峡』の最後のシーンの言葉。

「生者が死者の遺志に思いを馳せている限り,歴史は歪まない」

死者の遺志に思いを馳せよう。

2024年8月14日水曜日

レヴューが楽しくってしょうがない

スポーツスポンサーシップの内部効果に関する先行研究をレヴューしている。

ここんとこ毎日。

以前論文を書いたときには見過ごしていた論文を幾つか発見。

そういった発見の毎日なので,楽しくってしょうがない。

この楽しさをゼミ生にも知ってほしいんだがなぁ。

芋づる式に発見できた時の嬉しさったらないんだがなぁ。

時間が経つのも忘れてしまうんだがなぁ。

研究ノートがどんどん厚くなっていくのが気持ちいいんだがなぁ。

気づいたら一日が終わってしまっていて,もうこんな時間。

どうしたら伝えられるんだろう?

これを書いていたら急にお腹がすいてきた。

さて,帰るか。

連絡なしは…

昨日,スポーツビジネス・チャレンジ講座を履修していた韓国からの短期留学生から,近況報告があった。

その模様をツイッターにアップしたら,いいねが240以上もついている!

マリノスサポが見てくれているのかな?

ところで,今年の春に卒業した20期から近況報告はない。

誰からも。

入社直後は,色々と学ぶことも多いし,神経も使うだろうしし,大変な時期だとおもうから,ま,連絡なしは元気な証拠ってか。

落ち着いたら連絡してほしいね。

2024年8月12日月曜日

理論

現在取り組んでいるのは,スポーツスポンサーシップの内部効果に関する論文。

スポーツスポンサーシップを実施した企業の組織成員の心理に及ぼす影響を明らかにしようとするもの。

なぜ,スポーツ組織を資金面を中心に支援することで,その支援した企業で働く人たちの心理や行動に良い影響が及ぼされるのか?

この研究のポイントは,そのスポンサーシップの具体的な内容を詳細に組織成員に開示することの重要性に着目していること。

なぜ詳細な情報開示が重要なのか?

最近,社会心理学や消費者行動論で着目されている解釈レベル理論を,その説明理論に援用できるような気がしている。

なので,現在,当該理論に習熟しようと試みている。

解釈レベルが高次(心理的距離が遠い)の場合,より抽象的な心的心象を抱きやすく,それが低次(心理的距離が近い)場合,より具体的な心的心象を抱きやすいとのこと。

なかなか面白い理論なので,関連する論文や書物を読んでいて楽しい。

次々とインスピレーションが湧いてくる。

これこそ研究の楽しさ。

さぁ明日もひたすら研究!!