2014年3月25日火曜日

研究課題

3年のグループワークあるいは4年の卒論研究のテーマとして,既に木質バイオマスについては述べた。
今度は,水源流の環境保全税と,環境CSRのモチベーション促進効果と財務的効果について簡単に説明しよう。

小菅村は東京多摩川の源流の村として有名である。
源流がきちんと保全されているからこそ,その下流域の自治体・住民は,様々な恩恵を受けることができている。
このように考えるのならば,下流域の住民は,源流域の自治体がきちんと源流を保全するために必要な応分のコスト(水源流の環境保全税,たんに源流税とも言うらしい)を負担すべきではないかと考えることもできる。
実際に,吉野川の水源流を保全するために,様々な取り組み(税関連も含む)がなされているらしい。参考になるだろう。
では,研究として,この問題にどう取り組むか。
リサーチクエスチョンとして何を措定するのか。
・・・私も分からん。
それを考えるのは,自分たちだ。
源流税の必要性を理論的かつ実証的に明らかにするのか,それだけに留まらずに,源流税の導入の実現を目指す運動を展開するところまでやるのか。
君らが決めることだ。

続いて,環境CSRの効果についてだが,このブログでも触れたことがある某企業において,マングローブの植林を行い,実際に従業員にそれを体験させることで,そのモチベーションが促進されたという。
また,取引先や顧客も,その取り組みを評価してくれるため,売上高や原価にもポジティブな効果があったらしい。
どうして,環境保全に取り組むとモチベーションが促進されるのか,そのメカニズムの究明は面白いテーマとなろう。
先行研究もありそうだ。
さぁ,諸君,どうする?

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