2014年3月19日水曜日

木質バイオマス

ここのところ多忙だったため,今朝起床後,ちょっと体がだるかった。
それでも植え付けしたジャガイモに水やりをしてから大学へ。
午前中は,小菅村でのヒアリングのまとめをし,夕方はまりかの研究成果の発送作業に「使われる」。
まりかじゃなきゃ,怒鳴り声の一つも飛ぶところだぜ(苦笑)。
ま,一カ月も前に約束していたことだから,時間はいいんだけどね,準備がね,もうちょいね,しっかりね,してほしいなってね。
で,その作業終了後はこれから沖縄だって!
いいねぇ。

さて,話しは変わるが・・・
小菅村への出張によって浮き彫りになった現実的な課題のうち,3,4年生に振ってもよさそうな課題がいくつか見つかった。
声かけをしたところ,木質バイオマスの件では,興味を持った学生がいたので,ちょっとそれについて説明しよう。。
小菅村に限らず,全国的に間伐材の有効利用は課題となっている。
村長によれば,有効に使われず,ほとんどが朽ち果てるのにまかせているのが現状だそうだ。
まったくもってもったいない。
間伐材は,細いものだけだと思っていたら,結構な太さのものもあるらしい。
村長さんは,村長になる前には,間伐材を使って丸太小屋を創ろうとしたらしい(村長になり忙しくなったため,挫折したらしい)。
それぐらい太いものもあるということ。
ところで,NPO法人の多摩源流大学の方におうかがいしたところ,木質バイオマスのために間伐材を利用することが検討されているらしい。
木質バイオマスの詳細についてはググってほしいが,要するに自然環境に優しい発電を実現するものである。
無駄になっている間伐材を使って,クリーンエネルギーを創りだすことができないか,これである。
しかし,ちょっと関連する論文を読んでみても,課題は多いらしい。
どの程度の木材を使うと,どのくらいのコストで,どのくらいの発電が可能なのか。
間伐材程度で,設備投資額を回収し,持続可能な形で一定の発電量を確保できるのか。
課題は山積している。
どういうスキームが,現実的なソリューションとなるのか,これを考えて欲しいわけである。
机上の空論ではなく,小菅村にとって現実的なスキームを描いてほしいのである。
そのためには,小菅村に足を運び,現状を把握し,そのうえでの提案でなければならない。
グループワークのテーマでもいい。
卒論のテーマでもいい。
一つの期のグループあるいは個人で完遂せずとも,残された課題を次の期が引き継いでいく,そんな壮大なテーマになるかもしれない。
それも面白いじゃないか。
私も乗り掛かった船なので,ゼミ生諸君がやる気があるのなら,徹底的にバックアップしよう。
小菅村にコミットするのなら,無料の宿泊場所を利用できるかもよ。
NPO法人の方から,利用可能だと示唆されたからね。
諸君のやる気次第,やる気次第。

さて,明日は今度は,群馬の伊勢崎へ出張。
院生の卵を連れてね。
雨みたいだから,行くまではちょっと億劫だけど,ヒアリングで何が分るのかについては,いつものことながらワクワクするね。

そして,調査終了後は急いで大学に戻り,晩に2期の原さんの送別会。
企業研究所の研究チームのメンバーと。
明日もちょいハードだな。
よし!

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