あの自然の猛威から3年が経った。
あの日からしばらくは,何かをしなければとひたすら考え,そして何ができるのか分らず焦燥した。
考えに考え抜いた結果,今自分にできることに全力で取り組み,命を燃やし続けること,これしかないと思うに至った。
爾来,教育を,大学を信じ,社会に有意な人財の育成に力を注ぎ,同時に研究に尽力してきた。
意外と労力を要する社交儀礼などは多少犠牲にしてでも,自分の力を実質的に必要としてくれている人のために,膨大な時間を費やしてきた。
あれから今日でちょうど3年。
想いを新たに,これからも教育・研究に邁進しよう。
多忙を決して愚痴ることなく,社会に必要とされていることを喜び,ひたすら愚直に前進しよう。
日本人一人ひとりが,各々が果たすべき役割を発見し,その役割遂行のために精進しつづければ,きっと素晴らしい社会が到来する。
今次卒業するゼミ生諸君にも,4月以降,それぞれの新たな場所で全力を尽くされんことを期待したい。
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