今日の担当講師は,博報堂DYメディアパートナーズの森永真弓先生。
博報堂DYのビジネス,1万円の料理を出す人気の料理店を創るぞ!
博報堂のビジネス,1万円をあげるからおいしいものを食べさせてよと言われ,分かりました!
お仕事の内容が異なる。
代理店の仕切りと製作委員会方式。
前者,権利を広告代理店が一括買い上げ,一括に管理し,一括に販売する方式であり,日本独特。
後者,分割出資した企業で製作委員会を創り,共同管理,合議制で販売する方式。
製作委員会方式について。
WBSC(世界野球・ソフトボール連盟)がMP&SILVAに放送権・スポンサー事業権を販売,後者は博報堂DYに国内独占放送権・スポンサー事業権を販売,博報堂DYは放送権をテレビ局やラジオ局に販売し,後者のメディアは逆に博報堂DYに放送権料(広告枠)を販売,また博報堂DYは博報堂などにプレミア12のパッケージを販売,博報堂はスポンサーにスポンサーシップを販売。
沖縄には39の有人離島がある。うち,5島は観光客1万人以下。
沖縄には特別振興の名目で3000億円が交付されていた。
うち,観光振興は行政押しつけ策,単年ごとのばらまきに終わってきた。
一番の課題は振興ではなく県民生活に根づく,持続的な振興手法なのではないか?
離島の人が直接,離島をアピールするようにできないだろうか?
メディア都合の一方的なPRはしない。
自力で続けられる町おこしに着目。
で,Facebookに着目。
島民に情報をアップしてもらい,それを博報堂DYが集約。
毎日がニュースになった。
「いいね」がつくようになり,知らせることが喜びになった。
おじい,おばあは,やりがいを見つけた。
なんでもない日常が結構うけた。
これが回るようになると,もう博報堂DYはいらない。
この島の仲間をネットを使ってたくさんたくさん使って広げましょう!
離島いいもの沖縄セレクションに展開。
広告代理店の基本行動
①観察(沢山の)する:
視点が大事,長い目線でみることが大事,人は純粋な問いには答えない(答えやすい問いを立てるということが大事,意見や仮説を投げかけれなければ何も出てこない)
②疑問を持つ
例えば,視聴率の意味を真に分かっているの人がどれだけいるか,資料率は実は面でとらえている。
③普遍化する(言語化するってことだけど,そのためには①と②が必要)
例えば,BMW。若者からの人気の低下(中高年向けのダサいイメージ)からの脱却を目指し,2001年,膨大なインターネット予算(クールな動画サイトを製作)を投入。これが大成功!!
が,この例で新しい施策(動画の製作)だけが注目されることに。
人の営みは型の繰り返し,テクノロジーは線形の進化,これらををあわせるとらせん状に変化しているといえるのかもしれない。
④課題を抽出する
⑤解決策(沢山の)を考える
次の打ち合わせには,参加者全員100案持ってきてね,と言われる。
100案ってことなると,かなり苦しい,その苦し紛れのくだらない案も混ざることになる。そのくだらないの同士が結びつくことで,新しいアイデアが産まれることがある。
⑥素敵なあしらい(企画力と言われるが,下の実現までいって企画力と考えることが多い)
伝わりやすい言い方を考える。
「データ・事実」を「ネタ」に変換することが大事。
WBSC Premier12,分かりにくい!
世界野球 Premier12と表現した。
大谷翔平の場合,二刀流というのが伝わりにくい時代があった。
大谷翔平,100年に一度の天才と表現した。
⑦実現
正義の振りかざしは反発を生みやすい。
「いいことをしているときは
悪いことをしていると
思うくらいちょうどいい」by 吉本隆明
自分がいいとおもっているものがわからない人はセンスがないではなく,
魅力をわかってもらえなかった自分の説明技術が低いというとらえ方をする。
そのための分析力・発想力・技術・経験・知識を持つようにする。
広告会社で使えたこと。
・数時間語れる趣味嗜好
・ミーハーさ
・類型化と抽象化と俯瞰目線
・複数の情報ソース
・進路から弾いた知識
・ありとあらゆる人生経験
・生まれ育ち
博報堂のコンセプト
粒ぞろいではなくて粒違い。
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