2019年6月13日木曜日

Jリーグビジネス論9回目!

本日の講師は松本山雅FCの代表取締役社長の神田文之氏。
市民クラブで,ルーツは1965年で,松本駅前の喫茶店。
アルプスが綺麗に見えるところということで,山が優雅→山雅となった。
2017年に喫茶山雅が復活。
2001年にアルウィンが竣工。
キャパは2万人。
松本駅から車で30分ほど。
球技専用スタジアム。
ただ竣工当時は松本山雅はなかった。
2002年の日韓ワールドカップでパラグアイがキャンプをした。
当時,パラグアイのキーパーのチラベルトがこんなに素晴らしいスタジアムがあるのに,どうして地元にJリーグのチームがないの?と発言したことが,プロチーム発足のプロジェクトが,2003年に動き出した。
神田社長は2005年(北信越2部リーグ)に選手として松本山雅に三か月だけ所属。
2004年にNPO法人アルウィン・スポーツ・プロジェクト設立。
黎明期のサポーターの多くが今も松本山雅を支えてくれている。
2014年J1最終戦のグリーンシャワーは素晴らしい迫力。

ボランティアは登録300名(チーム・バモス)。
常時100名程が試合当日ボランティアをしてくれている。
年配層も多く手伝ってくれる。
自ら考えて動いてくれて,ホスピタリティに溢れた人たちばかり。

松本山雅FCが成長した理由。
①クラブは誰のために存在するかが明確に共有できた。
→町のため,地域のための楽しみを創出
②松本を取り巻くすべてのステークホルダーが私利私欲なくクラブ・地域のために行動し続けた。
→スポンサー,ボランティア,サポーターの方が幸運をもたらす
③長野県にライバルのサッカークラブが存在した。
→切磋琢磨により信州にサッカー文化が根づき始めた
J3のパルセイロと含めて二つのJのチームが長野に存在するのは,10年前からすると奇跡的といってよい。

ビジョン・ミッション
企業理念:未来の夢と感動へチャレンジ
ミッション:
松本山雅(事業を通じて夢・希望・感動の提供)→山雅ファミリー(活力・熱気の増加により地元が元気)→地域(活性化人づくり・街づくりなどに貢献)→還元(山雅ファミリーの増加)→山雅

初めてJ1に昇格した2014年,営業収益21.5億円で15番目だった。
しかし…
スタジアム収容率は1位。
入場料比率(入場料によって収益が支えられている程度)も5位。
平均入場者数も6位。
日本一混んでいるスタジアム!

山雅ドリームサミット
山雅ファミリーと共に成長戦略を考える会,サポーター,スポンサー,ボランティア,
行政,商工会,後援会,持株会などで構成され,山雅の未来を議論する公開の場。

松本山雅ドリームビジョン
人づくりに貢献する:育成組織ビジョン
まちづくりに貢献する:ホームタウンビジョン
未来づくりに貢献する:スタジアムビジョン

松本山雅牛乳や山雅ビール,松本山雅フライパンといった,日常に関連するライセンス商品も増えている。

1500人収容のキッセイ文化ホールでの新体制発表会。
選手たちは毎年感動!
https://www.youtube.com/watch?v=VVY5F3NKj9E

スポーツでもっと幸せな国へ!
Jクラブのある街「松本」
人が変わる。
街が変わる。
未来が変わる。





0 件のコメント:

コメントを投稿