2019年4月25日木曜日

Jリーグビジネス論 3回目!

本日は浦和レッズの広報部門責任者の星野氏にご出講いただいた。
星野氏は昨年に引き続きのご登壇。
変わらずシャープなお話しぶりに,学生ともども聞き入る。
クラブの概要のご説明の後,事前学習課題ともなっているホームタウン特性とスタジアム特性についてお話しいただく。
その後,事業活動とその思考整理として,サポーター特性とスポンサー特性についてご説明いただいた。

平均入場者数は35,502人,サポーター歴10年以上の方が76.5%であり,新規参入層が1.3%であり,これに相当危機感をお持ちとのこと。
新規に試合を見に来ていただけるか,これが最大の課題!

レッズはいわゆるスポンサーをスポンサーとは呼ばず,パートナーと呼ぶ。
なぜなら課題を共有し,その解決に向けて一緒に取り組んでいく仲間だから。
しかし,レッズのパートナーはコカ・コーラとかナイキとか巨大企業ばかりで,すでにブランド力がレッズよりはるかに高いので,認知向上効果を売りにしても意味がない。
ではなぜそういった大企業は浦和にスポンサードするのか?
コカ・コーラを認知している人が少ないのなら,その機能訴求をすれば,購入につなげることが必要となるが,コーラを知らない人はほとんどいない。
つまりブランド力が高いから。
そこにレッズが貢献する余地はない。
例えばコカ・コーラなら,コーラをそもそも他人ごとに捉えていた人にコーラを再定義することで購入につなげるだとか,コーラに無関心だった人のコーラに対する需要を喚起することで購入につなげるだとか,そういったふうに再定義や需要喚起の際に,レッズはコカ・コーラに貢献することができる。

浦和レッズの集客に関しても,他人ごと層にどのようにレッズを再定義し伝えていくのか,どのようにして無関心層の需要を喚起して試合に来てもらうのか,ここらあたりが非常に重要になってくる。

















0 件のコメント:

コメントを投稿