日本テレビのプロデューサーの土屋敏男氏が,本日の担当講師。
一貫してバラエティ,それもドキュメントバラエティの領域で活躍されてきた方で,ビートたけし,ダウンタウン,ウッチャンナンチャンなど大物タレントを起用した番組をプロデュースされてきた大御所。
進め電波少年での「極悪プロデューサー」として名をはせた方でもある。
我々の世代は,ライブで土屋氏の番組を見て,その凄まじさを知っている。
我々の知っている土屋氏のイメージとは裏腹に,ご講演の内容は,テレビ局とは何か,コンテンツとは何か,コンテンツの歴史,民放テレビのビジネスモデル,バラエティの歴史,これからのテレビはどうなるのか,インターネットやスマホの出現によってどのように変化していくのか,現在のティーン世代をテレビに振り向かせるのにはどうしたらいいのか等,あまりにも「まっとう」なものであり,カリカリとメモをとる学生の姿と相まって,私の目にはシュールに映り,なにやら楽しかったし,面白かった。
また,現在クリエイターとして「No Border」をしかけておられて,これには学生たちも爆笑していた。
https://noborder-earth.com/
https://www.youtube.com/watch?v=Hjr2po8VS_A
さらに,「1964 Tokyo VR」というのも土屋氏の仕事で,今日は55年前の渋谷を見せていただいた。
https://1964tokyo-vr.org/
おじいちゃんやおばあちゃんが,もう一度55年前の渋谷でデートできるなんて!
講演の最後に学生に贈っていただいた言葉,きっと多くに刺さったはず。
学生時代は…
与えられるもの>与えるもの
しかし…
社会人になれば…
与えられるもの<与えるもの
にならなければならない。
そうでなければ,社会は良くなっていかない。
さらに…
会社で何かを「させられている」と感じている場合,それは労働。
会社で何かを「している」と感じている場合,それは仕事。
両者は全く異なり,労働は数値化できるが,仕事は数値化できない。
働き方改革とかで,議論の対象となっているのは「労働」の方。
学生諸君,職は数値で選ぶものではないよ!
この話,実に深い。
仕事は数値化できない「やりがい」だとか「誇り」だとか「使命」によって成り立っているが,労働は金や時間によって測られるのみであるってことじゃないかなぁ。
同感ですなぁ。
来週以降も実に楽しみだ!
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