2016年7月7日木曜日

ゼミ13回目

今日はゼミの日。
他ゼミとの合同コンパの話があることを伝えたところ,4年生はたくさん参加意思を示したが,3年生はいまいち。
試験前だし,今の学生は忙しいってこともあるんだろうけどねぇ。
思い出すなぁ,学生時代のゼミ合宿でのこと。
合宿といっても,北野のセミナーハウスで行われていたため,合宿最終日の晩にいつものゼミ終わりのノリで,先輩に飲みに誘われた。
翌日,監査論の試験があったため,同期は全員帰ってしまったが,私は残った。
簡単なこと。
必要なら飲んでから勉強すればいいだけのこと。
そこまで無理してなぜ飲むの?という疑問も分からんではないけど,「付き合い」とか「フェイストゥフェイスのコミュニケーション」ってのは本当に大事。
ま,有意義にするもしないも,自分次第だけどね。

まずは4年のゼミ。
リュウノスケの人脈に関する研究。
人脈概念をもっとしっかり考察することが必要。
人脈には質的側面と量的側面に分けて捉えることが必要なのかとか。
量的側面は,例えばネットワークの点や線の数,範囲の広さなどの要素があるかもしれない。
また質的側面についても幾つかの構成要素があるかもしれない。
人脈の先行要因についても,いくら実証されていないとはいえ,先行研究が措定しているものだけではオリジナリティに欠ける。
その点についてもじっくり検討してほしい。

ピグの尊敬に関する研究。
「尊敬→役割モデルの機能性→キャリア発達」…ね。
発想の違いが面白かった。
何との違いって,伊丹先生のマネコンの理論の中での主張と。
同理論の中では,インセンティブ論が展開されるのだが,組織の下位者が何のために努力を傾注するのかってところで,カネやモノのため,人からの承認のため,理念のため,自己の実現のため,そしてヒトのために人は動くってされていた。
「ヒトのため」ってところだが,つまり組織内に尊敬できる素晴らしいヒトがいると,その人のために下位者は頑張って仕事をするって感じで説明されていた。
ところがピグのロジックでは,人がヒトを尊敬すると,その人のようになりたいと考え,その人のようになるために自己を研鑽するとされている。
「尊敬→他人のため尽力」と「尊敬→自分のために努力」…時代かねぇ。

3年のゼミ。
スポンサーシップ班。
分類してからどうするのかってことが大事。

ルーティン班。
PPRの結果要因としての心理的構成概念をしっかりと措定することが大事。

ジョブクラ班。
ジョブクラのタイプ別に複数の構成概念としてモデリングするのか,その複数のジョブクラ概念の結果要因としてのパフォーマンスをどう捉え,何がそれらの関係を調整するのか,などしっかり考察してほしい。

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