2020年11月19日木曜日

Jリーグビジネス論Ⅱ 8回目

 本日のJリーグビジネス論Ⅱは,Vファーレン長崎。

ご登壇者は…Vファーレン長崎の親会社のジャパネットホールディングスの社長の高田旭人氏。

まず最初にジャパネットについてご紹介いただいた。

ジャパネットがVファーレン長崎を子会社化するときの条件は,全株をジャパネットに譲渡すること。

株主の方を向いて,株主を気にすることは,スポーツビジネスにとっては邪魔だと考えている。

Jリーグのクラブで,100%子会社は,Vファーレン長崎以外には,楽天の100%子会社のヴィッセル神戸だけ。

Vファーレン長崎の理念は「正々道々:ナガサキから,世界へ」

長崎県の21市町村がホームタウン。

なぜジャパネットが収益性の低いスポーツビジネスに参入するのか?

CSV(= Creating Shared Value /共通価値の創造)のため。

企業の利益と公共の利益はトレードオフではなく、長期的な成功を左右する様々な分野で、共創的に実践すべきであり,「経済価値(Economic Value)」と「社会価値(Social Value)」を同時に追求して実現していくこと。

スタジアムについて。
ホテルがサッカースタジアムの真横にあるというのは世界には例がない。
ホテルのすべての部屋からスタジアムの試合を見ることができる。
5%の集客で収益の30%を上げるというのが,世界のスタジアムの常識。
日本ではなかなかない考え方だけれども,これを長崎ではやる!

ドリームキラーの存在を意識することが大事。
直訳では「夢を殺す人」。
助言をしているつもりで、夢や目標を否定してくる人のこと。
意識的ドリームキラーは「意地悪」で夢を壊そうとする人。
無意識ドリームキラーは本当に心配してくれる「実はいい人」。
こういった人とどうやって共生していくか。

マスコットのビビ君は結構人気。
マスコット選挙でも優勝したりする。
テーマは「あざとい」。

長崎は上場企業がない。
長崎ではジャパネットは出過ぎている釘。
出過ぎた釘は打たれるが,出過ぎている釘は打たれない!




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