以下の2つの論文も面白いなぁ。
反直感的ってなんて面白いんだろう。
①Leadership is associated with lower levels of stress
https://www.pnas.org/content/109/44/17903.abstract
リーダーは,グループ内でより強力な地位に就くにつれて,より多くの要求に直面するようになる。
その結果,リーダーは非リーダーよりもストレスレベルが高くなるという一般的な認識がある。
しかし,ストレスを和らげる効果があると言われている「コントロール感」がリーダーに備わっていれば,リーダーになることでストレスレベルが下がるはず,と。
この研究では,軍人や政府関係者などの実在のリーダーを対象とした独自のサンプルを用いて,リーダーは非リーダーと比較して,ストレスホルモンであるコルチゾールの濃度が低く,不安の訴えも少なかったことを明らかにした(研究1)。
研究2では,権力のある立場のリーダーは,そうでない立場のリーダーに比べて,コルチゾールの値が低く,不安も少ないことが分かった。
この関係は,リーダーの支配感の強さによって適切に説明可能。
これらの結果から,リーダーシップとストレスの間には明確な関係があるが,両者の間にはむしろ負の関係がある。
②縄田健悟・池田浩・青島未佳・山口裕幸. COVID-19 感染禍でのテレワークの急速な普及が組織のチームワークにもたらす影響に関する実証的検討:感染拡大の前後比較. 産業・組織心理学研究
テレワークが急速に普及し,チーム・バーチャリティが大きく向上したときにも,チームワークが悪化するわけではないこと,むしろ適切にテクノロジーを利用できるチームはチーム・プロセスやチーム・パフォーマンスが高い可能性を示唆。
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