今日は春学期最後のゼミ。
まずは管理会計と創造性に関するグループ。
内発的動機づけ理論をベースにして,リモートワークにおける業績評価が創造性に及ぼす影響を明らかにしようとしている。
今回は,業績評価→関係性→内発的動機づけ→創造性のライン,特に前三者の関係に着目。
業績評価の仕組みを工夫すれば,リモート上での雑談が生まれ,それが関係性を促進すると考える。
例えば,業績目標にスラックを混入したり,目標設定上時間の要素を重視していなかったりした場合,雑談は生れやすくなり,それにより良好な人間関係が醸成されていくと考えることができるのかも。
常に業績評価の要素を意識して,内発的動機づけの促進要因との関係をロジカルに検討していって欲しい。
次はリモートワークにおけるサーバントリーダーシップ(SL)に関するグループ。
方向性があまり明確ではないので,今日は方向性に関する研究。
先行研究のレヴューの結果を見ると,先行要因に関する研究が少ないし,主としてリーダーのパーソナリティに着目されている。
組織の要素,仕事の要素,部下の要素,チームの要素などは検討されていない。
そこに焦点を当てる必要性はあるかも。
あるいはリモートワークを前提とするのなら,既に明らかにされている結果要因について追試するということもでOKかな。
また,日本でのSLの研究は少ないので,欧米の研究の結果を日本の文化に照らして,符号の向きや強度を修正して仮説立案していくのも考えられるかな。
最後はスポビのグループ。
色々と考えて,方向性を刷新しようとしているが…
これまでのレヴューを活かす形ではないともったいない!
Jリーグのクラブのこのコロナ禍の中での取り組みが,チームIDを高め,再観戦意図・観戦意図を促進しているモデルも,ライト層を対象に検証してみる価値はありそう。
また,コア層を対象にして,オンライン・パブリック・ヴューイングの効果に関するモデルもニューノーマルを見据えて,とても意義がありそう。
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