2025年9月16日火曜日

研究とは…

今日,3年生との臨時ゼミでびっくりされて,びっくりした。

アメーバ経営の研究を「したい」なんてことは,一度も思ったこともないし,発想したこともなかった。

なるほど,私がそれをしていると,それがしたいから,していると解釈されるのか…,と。

研究において「したい」の優先順位は著しく低い。

私がそれを研究するのは,人生を賭けて,長い時間をかけて,それをするのは,それが社会にとって意義があると考えるから,それ以上でもそれ以下でもない。

綺麗ごとに思われても構わない。

もし,意義ある研究に選択肢があり,それらの中からもし選好することがあるとしたならば,「したい」はあるかも。

が,そんなに選択肢は,そもそも私にはなかった。

私は,自分の師匠に,一度追究しようと思った道はとことん追究せよと教導され,その過程で「したい」は挟む余地もなかった。

「したい」があったとすると,30歳を超えてから。

アメリカに行ってから。

でも,自己決定理論も自己効力感も理論も,それを知れば知るほど,学べば学ぶほど,研究すればするほど,「したい」なんてものは,雲散霧消。

自己の欲求なんて,研究の前には…


ふと,こんな文章を書きたくなる。

一日が,あっという間に過ぎる。

学生と接し,ほっこりすることもある。

新しいことを創るために,心がかき乱されることもある。

俺は誰なのか,時に,自分が誰なのか分からなくなりそうになる。

自分を見失いたくない。

だから,書くし,そのために振り返るし,想う。

桑田佳祐に毀誉褒貶はあるだろう。

が,彼の「真夜中のダンディー」は,彼が吟遊詩人であることの証ともいえる。

https://www.youtube.com/watch?v=mFULNjf3KdI&list=RDr9Lj-bW8GTA&index=26

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