今から25年ほど前,まだ院生の時代。
毎日毎日ひたすら机に向かい,ただ研究のことだけを考えて過ごしていた日々。
今のような立場に置かれると,そりゃ幸せだったなぁと思えるが…
当時は,自分の将来について不安しかなかった。
自分以外の周りの人間が皆すごい優秀に思えたし,自分にまったく自信がなかったし,本当にこの世界で生きていけるのか,ただただ不安だった。
不安を打ち消すために,それを振り払うためにも,孤独に耐え,誰とも一言も話さずに,図書館で一日を過ごすことも珍しいことではなかった。
そんな時代,9つ年の離れた先輩と,将来の夢を語り合った。
いつか母校に奉職し,母校のために尽くすこと。
これである。
初心を忘れそうになった時,必ずその時のことを想いだすようにしている。
今,母校に戻れただけではなく,経営の責任も担わせていただいている。
ふと,これは現実なのかと頬をつねりたくなるような時も,たまにある。
昨日の学部長会議で,その先輩と一緒に母校の重責を担うことが決まった。
その先輩とは2年前まで,商学部の重責を一緒に担わせていただいたが,これからは全学のために一緒に尽くすことになる。
今,夢の中にいる。
その幸せをかみしめ,日々全力で闘う。
それでいい。
それだけで充分だ。
さて,明日は久しぶりに奥多摩に出張る。
小菅村で学生たちとリコロの素づくりをして,村長とミーティング。
そのあと,丹波山村に移動し,初めて同村の村長とお会いする。
そして,そのあと,檜原村に移動して,同村のリーダーとお会いする。
すべては来年の事業のための布石。
さぁ忙しいぞぉ。
明日は学生たちと7時に待ち合わせだから,はよ,寝よう。
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