秋保ほか(2016)「メンタルモデルを共有しているチームは対話せずとも成果を挙げる」『実験社会心理学研究』55巻2号,pp.101-109.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjesp/55/2/55_1503/_article/-char/ja
チーム内で創造的なアイディアを出し合う対話(チーム・ダイアログ)が行われているほど,客観的なチーム・パフォーマンス(目標売上高の達成度)が促進されるとのこと。
そして,チームメンバーが理解や知識を共有している程度,およびチームメンバーが例えば「Aという顧客から電話がかかっている」と聞いたときに,同じようなことを頭に思い浮かべる程度(心的表象の共有の程度)が高い場合,チーム・ダイアログの高低に関係なくチーム・パフォーマンスは高かったとのこと。
しかし,チームメンバー間で理解・知識・心的表象の共有度が低い場合,チーム・ダイアログが高くないと,チーム・パフォーマンスは落ちちゃうよとのこと。
阿吽の呼吸で仕事ができている場合,別にチーム内のコミュニケーションが少なくたって,パフォーマンスは上がるよ!
だけど,暗黙の協調ができるレベルではない場合は,コミュニケーションが大事だよ,と。
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