秋学期の授業の実施形態をどうするのか…
これをそろそろ決定しなければならない。
今まで通りには…まず戻らない。
教室を「密」に利用することができないから。
商学部が利用する大教室も、今までなら500名程度収容できたが、文科省の指針に従って「密」を回避しようとすれば、百数十名程度しか収容できない。
商学部のように大規模な学部の場合、講義形式の授業を再開するのは、まだまだ無理。
だとすると、ゼミや語学の少人数の授業なら対面式で実施可能かというと、事はそう簡単ではない。
講義形式の授業はオンライン、少人数授業は対面という、ハイブリッド型にすると、例えば3限は講義、4限はゼミ、5限は講義といった学生も出てくる。
このようなケースの場合、授業間の休み時間は10分しかないわけなので、学生が4限の少人数授業を対面で受けるために大学に来るとすると、3限と4限のオンライン講義は自宅で受講することはできない。
大学内にオンライン講義を受講する環境を用意するしかない。
Wi-Fi環境は大丈夫か?
それが不安ならば貸与用のルータを用意すべきか?
ラップトップを大学に持参できる学生ばかりではないのでは?
その場合、貸与用のラップトップを大学が用意すべきか?
ラップトップの電源をある程度大量に用意できるのか?
オンライン授業の形式を、ZoomやWebexを利用した同時双方向型で実施せず、すべて動画配信型にして、比較的受講時間に幅を持たせることができるようにすれば、あるいは対面式とオンライン式のハイブリッドを実現できるかもしれないが…
結構な先生が、この春学期でオンライン式講義としては高度な実施形態である「同時双方向型」を実施している。
それを禁止することが、今更できるのか…
教員にも学生も「後退」と捉えられてしまわないか…
そもそも少人数の授業で対面式を復活させるとなった場合でも、その実施を教員に、その形式での受講を学生に、それぞれ強制することはできないだろう。
では、ある学生が対面を忌避した場合、その学生はオンラインで授業を受講することを認めなければならない。
一人の先生が一つの授業において、ある学生にはオンラインで、またある学生には対面で対応するといった、上記とはまた別のハイブリッド型授業を実施しなければならないということ。
それとも教員が対面式の実施を希望し、履修者全員にその実施についてコンセンサスが得られた場合にのみ、その実施を認めるか…
しかし、少人数とはいえ、全員となると…
どれだけの少人数授業で対面式を実施できるのか…
以外と対面式が少ないとなると、例えば現在アパートを引き払い、実家に帰ってオンラインで授業を受けている学生に対して、その少ない対面式の授業だけのために、東京に帰ってこいと言うのも…
明日は商学部のオンライン授業対策委員会の14回目が開催される。
もう14回目…
しかも一回開催されると、2時間超も普通…
明日の会議は特に重要。
委員の皆さんと知恵を振り絞って、どうすれば学生にとってより良い修学環境を用意できるのかについて考えなければならない。
明日もビシッといこービシッと!
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