2015年8月28日金曜日

今が4合目ぐらい

3年生のグループワークというの名の山登りは,今が3~4合目ぐらい。
辛いだろう。
手を伸ばすと腕の先が見えなくなるくらいの,そんな靄がかかってはいないかい?
それとも,とても越えられないくらいの崖が眼前に立ちはだかっているかい?
困難に直面して途方に暮れてしまう…。
なによりも先が見えないのが辛い…。
登っても登っても,山頂に近づいているのか…?
登っているつもりで,実は下ってしまっているのではないか…?
絶望的な気持ちになる。
もう引き返したい。
戻りたい。
誰かに助けて欲しい。
叫びだしたくなる。


気持ちは痛いほど分かる。
分かるけれども…
ここが踏ん張りどころだ。
君たちの足で踏ん張るんだ。
君たち自身で踏みとどまんるんだよ。
丹田にぐっと力を入れ,深呼吸して,前を睨みつけろ!

いいかい,君らの先輩たちは,その山々を乗り越えてきた。
登った者しか見ることができない「何か」を見てきた。
君らの先輩に共通するものは何だと思う?
眼だよ。
皆,同じ良い眼をしている。
性格も行動パターンも違うけれども,共通するのは,その「何か」を見てきた眼だ。
揺るがない眼だ。
見る者が見たら,その眼のなかにある「何か」に必ず気づく。
そして,その「何か」の果てに想いを致す。
それだけで,人が人を理解するのに充分だ。


君らにも絶対にできるはずだ。
見ることができるはずだ。
ここで踏ん張れ,苦しんだその先に必ず道がある。
諦めずにあがき続けてやれ。
苦悩の果てに,なぜこの道に気づかなかったんだという感じで,ふっと自然に道が見えてくるはず。
登ろう,その山を!
そして…その先を見てやれ!



私は疲れた時,たまにsuzumokuの唄を聞く。
「素晴らしい世界」を聞くと,心が落ち着く。
君らに。


帰り道 頭をめぐるのは
明日の不安ばかり
駆け巡る風の潔さが羨ましくなるよ

僕らが見つめている世界はいつまでも
光も闇も抱え続けているから
迷うことくらい 何度もあるさ
涙が浮かんだら そのまま流せばいいよ

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